小山明子さんの舞台に思う

 女優、小山明子さんから、劇の招待をいただきました。
「18年ぶりの舞台なのよ。」
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「女のほむら」という、明治時代の最後の斬首刑に処せられた、苛烈な人生を生きた女性「高橋お伝」をテーマにした劇です。
クールな役柄が多いのに、今回は、いかにも激しく、女の情念を感じさせるような女性像。
意外な感じがしました。でも、小山さんの、久しぶりの舞台です。
伺わせていただくことにしました。
場所は池袋の東京芸術劇場のシアターです。
高橋お伝は、らい病に苦しむ夫の薬代を稼ぐために、体を売ることを決意します。そしてその夫を、最後には自分で殺してしまう。
夫の首を絞めながら、「この人は、私が愛したのたった一人の亭主なんだ。」と叫ぶシーンがあります。
誰もが、長い病床についている大島渚監督と彼女の関係にだぶらせたことと思います。
でも、彼女の演技は、激しいものでは、ありませんでした。
ひんやりとして、でも、火をうずめたような強さを感じさました。
小山明子さんという女性の強さと理知、情熱を見た気がしました。
そして大島渚監督との関係が、一人の女性を、ここまで磨くものかと、驚き、そして、そんな関係にあこがれさえするほどでした。
人は、自分の生きる意味を全うするために、生まれてきます。
全うするためには、その対象物との関係の中で、自分という存在に正面から向き合わされることになる。
彼女は、大島渚さんとの関係の中で、常に自分に向き合い続け、人間としての成長を遂げてこられたのだと心からの敬意を感じました。
小山さんの18年間の介護の末に、大島監督が亡くなられたのは、彼女の舞台初日の前日。
小さな祭壇を楽屋に置き、彼女はどんな思いで、舞台に立ったのか。
千秋楽が終わったの翌々日の今日。
大島渚監督の告別式が、築地本願寺でとりおこなわれました。
偉大な才能のご冥福を。
そして、その偉大な才能とともに、自分の生きる意味を探求しつづけてきた小山明子さんという女性に喝采を。。。。
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