六義園の紅葉

2004.11.30

 

今年は、例年より暖かい秋。とはいっても、季節は知らず知らずに移っていきます。東京の駒込「六義園」の紅葉も秋の深まりを知らせてくれます。
 11月19日からはじまったライトアップ。夜の紅葉も素敵です。でも私のお勧めは、たそがれ時の4時半から5時の30分。薄暗くなってきた庭に、ライトがともると太陽の下の紅葉と違って、情緒のある色に変身します。
 この「六義園」もともとは柳沢吉保のお屋敷だったものが明治時代に三菱の創設者岩崎弥太郎氏の所有となったものです。そういえば上野にある「旧岩崎邸」も岩崎弥太郎氏の建てた洋館だし、バラで有名な「旧古河邸」も古河財閥の息子古河虎之氏と岩崎氏の娘の新居として使われていたし、かつては富がひとところに集中していたんですね。
 ライトアップは本当は28日で終わり。でも紅葉の見頃にあわせて、12月4日5日の週末は夜9時まで特別にやっているとか・・・。
 私が行ったときは、夕方から夜にかけて、会社帰りのサラリーマンの他、10代のカップルなどが来ていました。都内で気軽に美しい紅葉が見れる絶好のデートスポットなのかも。