オオカミと七匹の子ヤギ

2009.3.22

娘が「絵本、読んで~」と本を持って来ました。見ると「オオカミと七匹の子ヤギ」。私も小さいころ読んでもらったなーと思って手にとりました。この本は最近娘が気に入って、何回も読んでいます。
 お話はお母さんヤギが、七匹の子ヤギを家に残して、お出かけをします。「オオカミが来ても、決して家のドアを開けちゃだめよ」。お母さんヤギがでかけると、オオカミが来て、「お母さんだよ、開けておくれ」とドアをノックします。子ヤギたちは、最初は警戒していますが、最後には、ドアを開けてしまい、入ってきたオオカミに食べれてしまいます。しばらくして帰ってきたお母さんヤギは、時計の中に隠れて難を逃れたいちばん小さいヤギから、一部始終を聞きます。お母さんヤギは木の陰で大きなお腹をして眠っているオオカミを発見します。そして、大きなはさみでオオカミのお腹をジョキジョキと切って、子どもたちを助け出し、代わりに石をたくさん詰めて、糸でチクチクと縫い合わせます。オオカミは、ふらふらしながらどこかへ行ってしまいます。めでたしめでたし。
 絵本を読み進んでいって、オオカミが子ヤギたちをぱっくんぱっくんと飲み込むシーンになると、娘が立ち上がり、自分のおもちゃの台所へ行って、お鍋にいろいろなものを入れてかき混ぜはじめました。
im090322
「ジュー、ジュー。ちょっと待っててね。すぐできるからね。オオカミさん♥」
 「???・・・何してるの??」と訊くと、「オオカミさんお腹がすいているから、ご飯作ってあげるの。そしたら、子ヤギさんを食べなくてもいいでしょ。混ぜ混ぜ!」 出来上がった料理を、絵本の前に持って来て、オオカミに食べさせます。
 「さ、みんなで、踊ろうね。母ちゃんは、オオカミになってね。りんちゃんは子ヤギさんになるから。ダダダダーっ」っと二人で踊って、お話はすっかり違う結末になりました。
 子どもっておもしろいな~。と感心してしまいます。自分の好きなようにお話をつくったり変えたりしちゃうんですね。私なんか、ついついこのお話は「何をいいたいのかな?」なんて意味を考えてしまうのに、意味とか、目的に縛られないのは、なんだかとっても自由な感じがしました。子どもと遊んでいると、ちょっとした解放感みたいなのを時々味わいます。
 コチコチになった頭をほぐしてくれる私の脳トレかな??