誕生日のケーキ

2011.10.13

 以前、パティシエの友人が独立する前に、聞いた話。
夜遅くまで、サラリーマンとして仕事しながら、フランス菓子の練習をつづけていたそうです。
帰ってくると夜11時。それからお菓子の練習を始めるのですが、決して一晩で仕上げようとしなかったそうです。
「毎日続けることが大事で、作ることがつらくなってしまっては何もならなですからね。」
今日は、スポンジ、次の日はフィリング、翌日はトッピングという風に3日がかりで、ひとつづケーキを仕上げたとか。
そんな彼は3年前にパティスリーを開店しました。
 娘の誕生日に
「母ちゃん、一緒にケーキ焼こう?だめ?」といわれたときに、
忙しいし、ちょっと大変だなぁと正直思いました。
でも、先ほどの話を思い出し、1日で仕上げなければ、楽しめるかもしれない。と思ったのでした。
「そしたら、今日はスポンジ台だけ作ろうね。」と誘って台所へ。
15センチの型のレシピです。
お菓子研究科家の福岡直子さんのレシピをアレンジして作りました。
卵2個
小麦粉60g
キビ砂糖60g
オリーブオイル 20cc
豆乳40cc
全卵に砂糖を入れてあわ立てます。せっかくなので、手作業で。二人で泡だて器を交代しながら10分ほどでクリーム状になりました。
粉を加え、オリーブオイルと豆乳の混ぜたものを入れて混ぜ合わせ、ケーキ型へ流し込みます。
170度で、20分焼きました。
いい香りがしてきて、ふんわりと生地が膨らみました。ちょっと焦げ気味だけど、それも手作りっぽい。
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「おいしそう~。このまま食べよっか!」
思わず、言ってしまいましたが、我慢、我慢、
続きは翌日に持ち越しです。