少林寺と妊娠

2004.8.16

 ホームページの更新が1ヶ月以上もあいてしまい、失礼しました。
 7月のはじめ、突然、吐き気と眩暈におそわれました。「今年は暑いから、夏ばてかしらん?」と、おとなしく床についていたのですが、1週間たっても、体調は回復せず、もしや?!と思い、病院に行ったところ「妊娠6週目です」と女医さんがにっこり
 そんな・・・どうしよう!今月は関西出張のお仕事もあるし、料理講習も予定してるし!
 何とか、予定通りに仕事を進めようとする【私】に【私の体】の方も、主張を通そうとするのです。薬膳の試作をしようとすると気持ち悪くする。吐く。一日中眠くてだるい。気分転換にと外に出るとあちこちで倒れて、他人に迷惑をかけるなどなど。2週間で体重が4キロ減り、点滴を受けることになって、しぶしぶ、【私】は抵抗をやめて、7月の出張の予定を全部キャンセルすることにしました。京都と兵庫の講習に申し込みしてくださったみなさん、ご迷惑をかけてすみませんでした。

 今は、【私の体】のやりたいようにさせています。仕事ができなくてブルーになったり、ちょっと体調がいいとつわりに効く料理なんて考えたり、突然泣いたり、激しい精神状態のアップダウンを繰り返す、野放図な毎日です。

いまさら・・・かもしれませんけど、妊娠ってしんどいんですね・・・・。修行だわ・・・。
 昔、「少林寺36房」という中国の映画がありました。1房ごとに腕を鍛える、視野を広げる、などのテーマがあり、35房が終わったら少林拳の達人なっているという話。妊娠もそんな感じかしら?「つわり房」とか「腹が出る房」とか「食べなくても太る房」「陣痛房」という数々の修行の房があって、「出産房」終わったら、【もう、怖いもんない】というのが似てるような・・・。
世の中のお母さんは、こういう修行を2回も3回もやったりするんですよね。なるほど、無敵×2、無敵×3でツワモノになっていくわけです。
 よし、10ヶ月後、なんだか楽しみになってきました。私もツワモノの仲間入りだぁ!