北京での生活~VIP CLINIC~

2012.8.14

西苑では、普段の外来の他に、特需問診というのがあります。いわゆるVIP CLINICのこと。
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実力のある医師は、普通の外来以外に、この特需問診という外来を担当します。
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受診の申し込みをするのに、100元程度(日本円で1400円ぐらい)かかるうえ、ここで使われる漢方はすべて、自費です。
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私がついている李医師の特需問診も100元の費用がかかります。
受診にくる人は、当然、お金の余裕がある人が多いです。
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今日、来た人の一人は、浙江省からの患者さん。
骨粗鬆症の他に、体のほてりがひどいとのこと。
特に手のほてりが目立ちます。
手の平が、明らかに赤く、熱を持っています。
中国医学では、このような状態を「五心煩熱(ごしんはんねつ)」と言い、体の中の必要な体液が極端に減った状態を表します。
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骨を増強する薬草の他に、 熱を取り、体液を増やす薬草をプラスして、方剤を組んでいきます。
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これは、膏薬といって、漢方を練薬状にしたもの。携帯に便利で、味も美味しい。個人の体に合わせて作ってももらえます。特需問診でのみ使われます。
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特需問診は、部屋も広くて、きれい。記念撮影など。。。。
患者さんは、いつもの問診の1/4以下。(当然ですが。。。。)
なので、早めに問診がおわりました。
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李先生のオフィスへ戻って、体質別の薬膳の火鍋(鍋料理)の講義。
「阪口、お腹がすいたでしょう。」
「はい、ちょっと。」
「りんごを食べながら、話しよう。」
とりんごとモモを齧りながらレッスン。
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こういうものがオフィスにおいてあるのが、中国らしい。
今日も充実した内容でした。
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