2016.1.11 薬膳レシピ 薬膳料理 阪口珠未ブログ「未来を信じてる」 去年あたりから、じわじわと流行中の『怪味(かいみ)ソース』。「怪味」とは、複雑という意味で、甘味、酸味、苦味、辛味が交じり合いつつハーモニーを醸し出し、一度食べると、忘れられない味です。各社から、怪味のスナックや加工品が登場。「怪味からあげスナック」や「インスタント焼きそばの怪味ソース」など。もともとは、四川料理の伝統的な名品で、「怪味鶏」といいます。練りごまをベースに、カラダを温める、葱、生姜、にんにく、ナッツ、唐辛子、山椒を使っています。冬の料理に、内から温める力を発揮します。特にゴマは薬膳の考え方では、冬にチャージするエネルギーをチャージし、疲労回復やアンチエイジング作用に優れています。ソースは、作っておくと冷蔵庫で1週間ほど保存できます。今日は、焼いた鶏に、怪味ソーをかけた1品。ビールや焼酎のあてにも、ご飯のおかずにも、ばっちり。フライパンひとつで、本格中華料理が完成です。1口食べるとやめられない味です。お教室でお伝えしている、ちょっと手のかかった、『怪味鶏』ソースのレシピを、5分でできる簡単レシピにアレンジしました。「鶏肉と季節野菜のグリル~怪味ソース」怪味ソースねりごま(白)大さじ2醤油大さじ2酢大さじ1/2砂糖大さじ1豆板醬 小さじ1~2にんにく 半かけ (すりおろし)生姜 10g(すりおろし)ネギ 20g(みじんぎり)花椒小さじ1①ねりごま、醤油、酢、砂糖、豆板醬、にんにく、生姜、ネギを混ぜ合わせる②このみで花椒を加える★子供さんが食べる場合は、豆板醬、花椒は加えずに作ります。子供さんの分を取り分けてから、大人用に好みで豆板醬、花椒を混ぜましょう。他にも、麺に混ぜて、「怪味やきそば」「タンタン麺風怪味ラーメン」ぶたしゃぶにかけて、「怪味ぶたしゃぶ」など、いろいろな料理に活躍します。鶏モモ肉2枚野菜(蒸したブロッコリー、かぼちゃ、蓮根など)ピーナッツのみじんぎり 適宜①鶏肉を皮目から焼く。②一緒に蒸し野菜も焼いて、焦げ目をつける。③両面こんがり焼けたら、鶏肉を取り出して、一口大に切る。④怪味ソースをかけ、ピーナッツを振る。四川の栄養たっぷりのソースで、元気をチャージしましょうね~。毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。登録はこちらから薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン