薬膳デザート~白きくらげ~

2012年の夏

北京の友人の家に6歳の娘を連れて、3週間ホームステイをしました。

清代の宮廷の薬膳レシピを研究するためです。

よく使われていた薬膳食材のひとつが、白きくらげ。
肌の乾燥を防いで、潤いとつやを与え、美肌美白効果があると言われます。
皇后や側室たちの宮廷美容薬膳として、よくメニューに登場したようです。

中医学では、肺と肌はつながっているので、秋ののどの乾燥にも効果があり、この時期に起こりやすい呼吸器のトラブルを防ぐことができます。かつては栽培できなかったので、貴重な食材で貴族や富裕層しか食べることができませんでした。

ある日レッスンを終えて帰宅するとお母さんが
「阪口(バンコウ)、冷蔵庫に白きくらげが冷えているから食べなさい。」
冷蔵庫を開けると白きくらげとクコを柔らかく煮たデザートが置いてあります。

img140603.jpg


つるん、とろんとしたのどごしに、体が潤う感じです。「のどと肌にいいのよ。」とお母さんの声。
「すごいわ~。普段のデザートが薬膳なんて、お母さん、こだわりの人ね。」って感心していると、玄関でチャイムがなりました。
さっき、マンションのお隣さんの子供さんを預かってあげたら、お礼におすそわけを持ってきたのです。

届いた小ぶりなお鍋の蓋をあけると、なんと同じ「白きくらげのデザート」。
こちらのお宅はクコではなくて、ナツメ入りです。
かつての、宮廷高級点心も、今では、最もポピュラーな「うちカフェ系のデザート」になっているんですね。

皇后の愛したメニューを、ぜひ、試して美しく、元気になりましょう。

白きくらげの梨のシロップ煮

白きくらげ   15g
梨        1個(柿でもOK)
枸杞      大さじ1(あれば)
砂糖      70g
水        600cc
レモン汁     少々

①白きくらげは洗って水でもどし、硬い部分を切り落として、一口大に切る。
②鍋で、やわらかくなるまで煮る。
③水と砂糖を加えて5分程煮て、味を含ませる。冷ます。
④梨は皮をむいて8ツわりにし、薄ぎりにする。クコを洗って水でもどす。
⑤③④にレモン汁を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。


毎月薬膳レシピが届くメルマガ『楽膳クラブ通信』は登録無料!
簡単で美味しい薬膳を、食卓に取入れてみたい方はご登録ください。

楽膳クラブ
登録はこちらから


にほんブログ村 料理ブログ 薬膳料理へ
にほんブログ村

にほんブログ村 アウトドアブログ キャンピングカーへ
にほんブログ村

薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン
薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン