放射線に対して防御効果のある漢方2

2011.11.28

漢方薬の成分の研究のなかで、ある薬草に含まれる多糖類、アルカロイド、クマリン、フラボノイド、サポニンのような成分に抗放射線障害作用があることが、わかってきています。

特に以下のようなものは、明らかな効果があることが実証されています。

女貞子、生地黄、太子参、当帰、虎杖(コジョウ)、三棱、麦門冬、紅花、烏薬、黄精、仙鶴草、熟地黄、魚暒草、紅景天、茯苓、陳皮、山楂子、
枸杞、玉竹、甘草、薏苡仁、黄蓍、知母、霊芝、党参、肉従蓉、川芎(センキュウ)、白朮(ビャクジュツ)、酸棗仁(サンソウニン)、紫蘇、猪苓、柴胡、人参、南沙参、猴菇(ホウコ)(ヤマブシタケ)、石松(セキショウ)、補骨脂(ホコッシ)、
茵陳(インチン)、阿膠、三七、淫羊藿、芍薬、昆布、芦薈(ロカイ)、蟾蜍(センジョ)、仏手柑、姫松茸、雲芝、楊梅(ヨウバイ)、白藜芦(ハクリロ)、茜草、黄芩、黄連、胡麻、茴香、桂皮、山薬、楤木(ソウボク)、芸香(ウンコウ)、防已、
防風、水仙根、蔵青果(ゾウセイカ)、冬虫夏草、覆盆子、牛膝、天山雪蓮、丹参、薄荷、萹蓄(ヘンチク)、螺旋藻(ラセンモ)(スピルリナのこと)、

また、体質の強化などに使われる古典処方、四君子湯、四物湯、八珍湯、十全大補湯、養血生血飲などにも放射線病の予防と治療に一定の効果があるそうです。

参考文献:電離輻射損傷保護与中薬抗輻射研究  孟威宏・史国兵   人民軍医出版社