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unFun YAKUZEN Fes 2017和のスーパーフード下仁田産「桑の葉&桑ベリー」でビューティフルエイジングのレポート

FunFun YAKUZEN Fes 2017和のスーパーフード下仁田産「桑の葉&桑ベリー」でビューティフルエイジングのレポート

こんにちは、薬膳セラピストの高橋です。
大変遅くなりましたが、2017年3月3日(金)~3月5日(日)に銀座の群馬県のアンテナショップぐんまちゃん家で行われたイベントのレポートをお届け致します。
今年もまた、想像以上にたくさんのお客様にお越しいただき、大盛況の中でイベントを無事に終えることができました。
お越しいただきました皆様、ご協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました。




今回のイベントの内容はこちらです。

☆阪口珠未の「薬膳ビューティフルエイジングセミナー」
☆和のスーパーフードカフェ
☆薬膳セラピストによるミニセミナー&体質診断。
☆薬膳アプリFUN FUN2017表 ☆マルシェ
☆下仁田町の桑農家 神戸さんのミニセミナー
☆せんねん灸さんの体験コーナー。

☆阪口珠未の「薬膳ビューティフルエイジングセミナー」

シティーリビングでもイベントの告知していただき、緊急追加セミナーの募集も致しました。おかげ様で予約の段階で3日間のセミナーに満席がでる程ほど大人気!

「美しく、エネルギッシュに年齢を重ねたい。」
「もっと人生を楽しみたい。」そんな願いをかなえるには、薬膳で「腎精(じんせい)」と呼ばれるエネルギーをチャージ!
をテーマに桑の葉や桑ベリーなど和のスーパーフードで、腎精を補って、年齢を重ねるのが楽しくなるビューティフルエイジングの解説があり、すぐに使えて効果の感じられるポイントなど、気軽に楽しく始める薬膳生活のポイントや秘訣などお話頂きました。

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男性の方もちらほら。皆さん、とっても熱心に聞かれていました。

協賛して頂いた銀座にお店がある、せんねん灸さんからも簡単なツボの探し方やお灸の使い方をレクチャーして頂きました♪
お写真はちょうど、合谷(ごうこく)の位置を参考に、ツボの探し方のポイントを教えていただいているところ。
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共同主催の下仁田観光協会と阪口先生&神戸さんからのご挨拶。
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☆「和のスーパーフードカフェ」

ここでしか食べられないスペシャルメニュー♪
特に桑の葉カレーは大人気で連日、売り切れ!

もちろんここで使用するすべての有機の桑は、今回一緒にコラボした群馬県下仁田の桑農家 神戸隆一さんが栽培されたものです。

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~メニュー すべて500円~

【桑カレー】
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【薬膳肉まん+潤いスープ】

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【桑と黒豆の米粉パウンドケーキ+薬膳茶】
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【杏仁豆腐~桑ベリーソース+桑クッキー+薬膳茶】

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会場の様子。やはりお昼頃は満席。
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ピークが過ぎてひと段落したところ
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偶然こちらにいらした若いお客様達。
今日初めて薬膳を知たのこと。とても関心を持って頂けたようで薬膳セラピストにいろいろ質問をしては感心していました。嬉しいですね。
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そして、ぐんまちゃん家の1F入口では「薬膳をしらない人たちにもっと、もっと知ってもらいたい!」とイベントのアピールを開始。
すると、嬉しいことかなりのお客様が2階の会場にいらしてくれました!
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☆薬膳セラピストによるミニセミナー(無料)

4人の薬膳セラピスト達がそれぞれの内容について話しました。
カフェメニューや試食をたべながらの和やかな雰囲気中、30分間。会場の皆さん全員、真剣に聞いてくださりました。
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 ☆薬膳セラピストによる体質診断(無料)

こちらも大大人気で、常に予約待ち。
各自、体質診断シートに従って自分の体質を確認したあと、薬膳セラピスと一緒に話し合い、それぞれに合った薬膳生活を考えるというもの。

各ブースに分かれて、一人づつ話し合います。
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☆薬膳アプリ

今回初公開!薬膳アプリ。ダウンロードすればいつでも手軽に体質診断ができるという画期的なアプリを開発しました。

集まったプレスの方々にアプリを披露。
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実際に会場のお客様にもセラピストが説明をしながらI-Padで体験していただきました!
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かわいいイラスト付きでわかりやすいですね。
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☆マルシェ

漢方キッチンの商品のご紹介や桑の葉クッキー、桑の葉茶や下仁田の物産の販売しました。
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マルシェのコーナーでは薬膳セラピスト達が沢山の試食を用意して、皆さんに実際に食べて頂きました。
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☆下仁田町の桑農家 神戸さんのミニセミナー

今回でコラボ3回目の群馬県下仁田町の桑農家の神戸隆一さん。今回も熱く語っていただきました!!
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☆せんねん灸さんの体験コーナー

こちらも大人気だったコーナー。体質診断で出た結果と照らし合わせながら相談して、その人にあう場所にお灸をしてくれます。
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途中でなんと、大人気の群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」応援に来てくれました!!かわいい~~。
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最終日の片付けの前の記念写真。




半年前から準備していたこのイベント。不慣れな点も多く皆様にご迷惑をおかけしてたところも多かったと思いますが、ご来場いただいたたくさんの方々にお褒めのお言葉を頂くことができました。感謝いたします。
今後さらに皆様によりよいものをお届けすることができるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。

2012年7月23日、今日から、中国へ留学します。

今日から、中国へ留学します。
日本では、漢方や薬膳は古典だけど、中国は日進月歩。常に新しい変化があります。
2006年に、清代の歴代皇帝のカルテをまとめた『清宮医案研究』が刊行されました。
宮中処方は厳重に管理され、外部に伝わることはありませんでしたが、この本の著者である「陳可冀」先生が、整理し、出版されました。

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ここには、皇帝、皇后、太子、側室の体調管理にいつ、なにを使ったかという詳細な侍医の記録があり、そして、その中には、多くの薬膳の処方が掲載されています。
この本の著者は陳可冀先生は、北京の西苑医院で、循環器系の血管病の専門家として、まだ働いていらっしゃいる御年82歳。
日本では、「冠元顆粒」という名薬の生みの親として有名です。
2416ページに及ぶ膨大なカルテ集を取り寄せた日、私は思いました。
「この世界をもっと知りたい!」
1年間、少しづつ準備をして、この夏、なんとか北京での短い留学ができることになりました。
今回の留学には、娘を連れて行きます。
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娘を同じヤマハ音楽教室に通わせているママ友のMさんの実家が、北京にあり、彼女に相談したら、
「留学するなら、私のママのマンションの寝室をひとつ使っていいよ。」とのこと。
娘と一緒にホームステイをさせていただきます。
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Mさん夫妻は仕事で、北京に帰省できないため、娘さんである「Kちゃん」を私が連れて3人で北京へと旅たちます。
言葉がある程度話せるとはいっても、中国人の家庭での長期滞在は初めて。
かなり不安です。
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北京へ到着すると、Mさんのお兄さん夫妻が迎えにきてくださっていました。
そのままマンションへ
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オリンピック会場のすぐ近くにあるマンションは、警備がしっかりしてて、娘たちが遊ぶには安全な雰囲気です。
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おうちの呼び鈴をならすとお母さんが出てこられました。
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「我等着」とお母さん。
食卓には、昼食が用意されています。
蒸した鶏肉の黒酢ソース、パプリカと豚ひれの炒め、春雨ときゅうりの冷菜、豆とセロリ、豆腐干の炒め、青菜と腐竹の炒め、中国の家庭料理です、
どれも、優しい薄味でおいしかった!
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特においしかったのが 木耳のスープ。娘はスープフェチなので、むさぼるように飲み干しました。
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そして、杭州出身のお母さんが用意するのは杭菊(こうぎく)と陳皮(ちんぴ)のお茶
夏の暑さを防いで、のぼせを抑える薬膳茶です。
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私はお兄さん夫妻にお願いして、中国の携帯電話を入手しました。といって、本体は使っていないのをお借りして、SIMカードを購入。
これで、海外ローミングよりも格安で電話やメールができます。
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夕方涼しくなってから、お散歩に。
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マンションの敷地内の遊び場で、ひと時を過ごします
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なぜかお母さんも。。。。
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帰ってからはお食事をして、シャワーを浴びて、、、、
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私たちの寝室はこちら。さっぱりとして、居心地がよさそう。でも、ねむれないや。
明日は、西苑医院へ。私の希望が通るのかどうか、不安でしょうがない。
だって、ここは中国。一筋縄で、うまくいくはすがないんだもの。
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現場

 
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 3月14日福島「2号機の海水注入ポンプ、職員パトロール中に燃料切れで停止 」
ニュースに接した時、現場の過酷さを垣間見た気がしました。
福島第1原発2号機に海水を注入していたポンプは、職員がパトロールに出掛け、目を離したすきに、燃料が切れて停止したと明らかにしたと報じています。
 福島原発では、このような人災が発生するほどに、現場は人員が少なく、追い詰められているということなのだと胸が痛くなりました。
 放射能漏れを起こしている、原子力発電所で、被爆を覚悟で仕事を志願する人がどのくらいいるのでしょうか。
しかも、やって当然、評価をされない。ミスが許されない。命も掛けているにも関わらず。
 私ならできないと思う。
 夫がその立場なら、行かないでくれと言ってしまうだろう。
今回の震災の中で、自分の命の危険を冒しながら、他の方の命を救うと仕事にあたっている方をたくさん拝見しました。
 自衛隊、消防士、警察官、救助隊、ボランティアの方たち。
本当に頭が下がります。心からの感謝と敬意を感じております。
 そして、それと同じくらい、福島原発の現場で作業に当っている作業員の方たちに、敬意を捧げたいと思います。
 多くの方たちの命を救う尊い仕事。
 
 がんばってください。
そして、祈っています。「現場に神が宿る」ことを!
写真提供 http://photosozai-database.com/

メディア向け試食会当日2

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開店まもなく、来てくださったKさん。
ピンクと紫の可愛いお花のプレゼントもいただいて、とても幸せな気持ちに・・・。
ありがとうございます!
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今日の食事は、まず、体質チェック表にて、簡単にカラダのタイプをチェックしていただきます。
このチェックシートは、私の著作本「漢方キッチン~ムリなく、しぜんに、いいカラダ」に載っているものです。
タイプは5つに分けられおり、タイプによって、20種類のメニュー中で、おすすめのものが違います。
今回は、メイン料理はタイプによって、違うものをご提供しました。
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タイプ別メイン料理の1つ
「サンゲタン」
あっさりした味付けですが、カラダがポカポカになります。img11_01_11-35
ちょっと見えにくいですね~。ごめんなさい。
メイン料理の1つ
「魚介とキクラゲの炒め」
体液を増やす食材を重ねて使っています。コクのあるタレが美味。
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サッポロビールとサッポロビールスポーツジムのみなさま。
恵比寿ガーデンプレイスでのイベントなどでは、いつもお世話になっています。
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緑豆のカレー。
生姜ごはんと合わせていただきます。むくみ解消に。
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厨房では、上野村のTさんと、私の友人矢野シェフのコンビで、次々に料理が繰り出されていきます。
(矢野シェフ、おしりしか写ってなくて、ごめん・・・)
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本格麻婆豆腐。
これは、おかわりが続出しました。
香味野菜たっぷりの餡で、黒豆の豆腐を炒めています。
山椒の香りがたまりません。
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こちらは、大きい映像。黒豆豆腐って食感がプリッとしてるのです。
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白身魚のハーブ蒸し
タイのハーブを包んで、蒸しあげました。
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試食会も中盤に。
ずっと立ちっぱなし。疲れが出てきたみたいです。がんばれー

子どもと仕事

木曜日に、夜19:30からの講習があります。その日は区のファミリーサポートというサービスを利用しています。保育園に娘を迎えに行ってもらい、そのまま自宅で預かってもらいます。
水曜日の夜。娘が「りんちゃん。〇〇さんのとこ行くのやだ。」と言います。「どうして、いつも一緒に楽しく遊んでくれるってりんちゃん言ってたのに?」「寂しくなって、かあちゃんに会いたくなっちゃうの。はやく、ずーっとはやく、迎えに来て!」
 どうやら9時ごろ、眠くなるとさびしくなってしまうようです。保育をお願いしているのは夜10時まで。
3歳の子どもに、この時間までの保育はきついよね。
 娘に私と二人で写っている写真を渡して「さみしくなったら、かあちゃんと一緒の写真見てね。かあちゃん、お仕事終わったら、急いで迎えにいくから。」
うなづいて、その日は眠りました。
 木曜の夜、講習を終えて、迎えにいくと、娘が会員の方のおうちから顔を出しました。泣いた様子はありません。ほっとして、会員さんとお話をすると「途中、さびしくなって、何回もママの写真を見てました。でも大事に見すぎて、写真がちょっとくちゃくちゃになっちゃいました。」と写真を渡されました。
 二人で写っている写真が、よれよれになっています。
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 娘を自転車の後ろに乗せて、今日あったことをお話しながら、家に向かいます。娘はどんな遊びをしたかを話たり、私に質問をしたり。
 「おかげさま」だなと思いました。
私が仕事ができるのも、家族の理解のおかげ。娘ががんばってくれるおかげ、ファミリーサポートのおかげ。そして、おかげの上で、仕事を続けて行こうと思えるのは、自分の仕事を愛しているから。そして私の仕事を楽しみにしてくれる生徒さんがいるから。
本当にありがとうございます。
 自分も周りも幸せになれる仕事をしていきたいです。

サーカスは楽し哀し

 東京ドームJCBホールでやっている、「ニクーリンサーカス」に行ってきました。娘の名前は「りん」といいます。ぽっちゃり体型なので、家では「にくりん」と呼ばれている彼女。 その娘と同じ名前のサーカスということで、思わずチケットを購入してしまいました。
 当日は子ども連れでいっぱい。私が小さいころ行ったサーカスのようなテントではなくて、立派なホールです。客席もちゃんとスローブになっていて、みんながちゃんと見れます。
 空中ブランコも、ボールを使った曲芸も、ハイテクが使われていて、サーカスも進化しているんだわ~とちょっとした衝撃を受けました。
 でも、出てくる演目を見てみると、熊のダンスや、綱渡り、ピエロなど、古典的なシナリオは変わっていないのです。そして、やはり綱渡りでは、はらはらしたり、ピエロの客席を巻き込んだ遊びに加わったり、空中ブランコでは、目をつぶってしまったり・・・。
 ハイテクを使って、新しい要素が加わってもサーカスって、どこか切ないです。それは、体を張って、怪我の危険などを背負いながらの芸だからでしょうか。そして、もう2度とこの人たちとは会うことが無いかもしれないという見る側の思いがそうさせるのかもしれません。
 サーカス、私も、来ているお客さんたちも、楽しんでいるのは、子どもに見せようと連れてきている親たちの方でした。
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エレベーターで

娘を保育ママさんのおうちまで迎えにいく5時半。いつものとおりベビーカーを転がしながら、地下鉄にのって、駅をおり、エレベーターにのりました。最近できたばかりの15人ぐらい乗れる大箱のエレベータは満員です。改札階について、エレベーターの扉があくと、家路を急ぐ人たちが、早足で降りてきます。
 一番奥にいた私は、扉が閉じないように「開」ボタンをおさなくちゃと思い、入り口付近のボタンに手を伸ばしました。すると小さな頭に触れました。
 小学校1年生か2年生ぐらいのちっちゃな女の子でした。
 一番先頭にいるその女の子は、他の人たちが降りていく間、「開」ボタンを押し続けていました。
私と目が合うと、「どうぞ」というような素振りをします。「ありがとう。」と言うと、ペコリとお辞儀をしました。
 あわただしい夕方のラッシュの駅で、「家に早く帰って、ご飯作って、娘をお風呂入れて・・・、やりのこした仕事をかたづけて・・・。」と、せわしなく頭を巡らせていた私は、ちょっと恥ずかしくなりました。
 なんだか、いつも急いでたり、時間に追われてたり。人に譲ったり、待ったりすることをしてないかもなぁ。
 少女が改札を抜けるのを目で追いながら、しばし、足を止めて深呼吸。ニコッと笑ってみました。
 保育ママさんのおうちまでもう少しです。
 今日は、ゆったり母ちゃんモードで迎えに行こう。

つながる


 群馬県に仕事ででかけた。早朝の埼京線の車内は比較的空いていて、駅のホームで乗車するために並んでいた人たちは次々に座席に座っていく。私もシートに腰を落ち着けて、ふっと斜め前に視線を移すと入り口付近に少年が立っている。彼が立っている前の座席には誰も座っていない。「座らないのかしら?」と思ったとき、少年が握っている白いステッキが目に入った。見えてないんだ。
 どうしようかと迷う。彼に席が空いていることを伝えようかしら?もしかしたら立っているほうが好きかな・・・・?いや、そんなはずないよな・・・。
 声をかけた。「ここ空いてますよ。おかけになりますか?」
 「すみません。」少年は私に手を伸ばしてきた。手を取って席に案内する。見ず知らずの人の手に触れたことに、ドキッとする。 
 彼は座ってしばらくするとすーすーと寝息を立てながら眠ってしまった。
 少し切なくなった。目の見えない彼は、たとえばすごく疲れているときでも、指定席を予約するか、介助の人がいない限り、電車で座るという選択肢は無いんだ。
 東大助教授で、全盲ろうの福島智さんの夫人光成沢美さんの著書「指先で紡ぐ愛」を読んだことがある。その中で印象的だった文章がある。光成さんは目も見えず、耳も聞こえない福島さんと話をするとき、彼の手をとって指文字でコミュニケーションをする。ある日、彼女は福島さんと行き違いからけんかしてしまう。彼女は怒りから、彼の手を振り払ってしまった。そのとき彼は、言ったと言う。手を離すという行為は全盲聾のぼくにとっては、「もう、あなたとは、話をしたくない、と部屋から出ていくのと同じだと。
 手を触れることは、私はあなたと同じこの世界にいます。あなたと私はつながっているよ。と伝えられる方法なのだと思う。
私たちは目が見え、耳が聞こえて、たくさんの人に接したり、話をすることで、孤独じゃないように感じている。でも、目が見えなければ、耳が聞こえなければ、それが、錯覚なことに気づくだろう。
この前、家族以外で誰かの手に触れたのっていつだろう?少年に触れた手がとても、心地が良かった。
 私は彼の手を取って席に案内し、自分が親切なことをしたような気になったけれど、受け取ったのは私のほうだ。
 受け取ったのは、「私は誰かとつながっている。」という実感だ。

 

思うちから

    今年も桜が咲きました。不思議に思うのは、桜だけはどうして、東京が一番先に咲くのかしら?ということです。もっと暖かい関西などで先に咲いても良さそうなものなのに、桜前線はいつも東京から、広がって行きます。
 桜は一度冷え込まないと咲かないらしく、その寒暖の差が東京で最初に咲く理由だと言われています。

 私の実家の近くには姫路城があり、桜のシーズンになるとソメイヨシノがいっせいに開いて見事です。
その中でも、お堀の周りに植わっていて、城門に近く、一目に触れる機会の多い桜の木は、まるで、見られることを楽しむかのように、豪華に花をつけ、枝ぶりも大きく広がって、それは華麗な様子です。
 きっと、桜は、自分を見て「美しいね~。」とか、「素敵ね。」と感嘆する私たちの言葉をちゃんと受け取って、喜んで花をつけているんじゃないかと思うのです。
 植物に、言葉をかけながら育てると、よく成長するというのは、科学的な実験でも実証されていることですし、桜もきっと、「ほめると育つ」子供のようなものかもしれません。

 東京で、日本のどの町より早く桜が開花するのだって同じことかもしれません。東京に住む2000万の人たちが、「春よ早くこーい。桜早く咲かないかな~」と思う。その力が、桜をさせるとしたら・・・・。これはすごいですよ。
 奇跡のようなことって、実はこんな思うちからが表現されたひとつの形だとは考えられないでしょうか。
 東京に住む人たちの 「思うちから」を、ぜひ、いろんないいことに使ってみたいものです。
 

手染めのバッグ

   先日、キルトを扱っている友人のお店に行ったときに、一目で気に入った布がありました。明け方の森を思わせるような美しい布でした。尋ねてみると、彼女が自分で買い付けてきたサウスダゴダの手染めの布だとのこと。  自分の近くにこの布をおいておきたくて、バッグを作ってもらうことにしました。
 子連れだと荷物が多くなるし、仕事がら、材料の見本など持ち歩くこともあって、大振りなものが欲しかったところです。
そして、仕上がったのが、写真のバッグ。 想像以上に素敵な仕上がりになって、大満足です。世界に1個しかないバッグ。自分が本当に気に入った、質のいいものを身につけていると、とても楽しいし、気持ちが癒されてリラックスできる気がしますよね。
 このバッグを作ってくれた友人は、キルトショップのオーナーであると同時に、キルターととして活躍する才能のあるアーティスト松波聖子さん。
     現在西小山にあるショップ「COTTON CONNECTION]が、3月下旬に、広くなって自由が丘に移転するそうです。販売だけでなく、キルト教室もやっているので、自分の小物のほか、子どものグッズを作ってみたいという方にもおすすめです。覗いてみてくださいね。

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