カテゴリー別アーカイブ: 放射能ブログ

目黒区での放射能から子供を守るための活動

今年の5月ごろから、同じ保育園に通っているお母さんたちの有志で、「ひまわりっこ」というグループを作って活動してきました。
「ひまわりっ子のブログ」
http://himawaricco.blog.fc2.com/

いままで、やってきた活動としては、「園庭の自主計測」「園の給食の食材の産地表示」、「牛乳の産地の変更」などがあります。

また、「目黒区の子どもたちの放射能被曝限度を年間1ミリシーベルト以下にする条例の制定を求める署名」を行ない、目黒区長へ提出しました。
今も、署名が集まってきてるので、2次集約として再度提出を計画しています。

 恥ずかしながら、3月12日まで、放射能について、原子力発電について、深く考えたことはありませんでした。
しかし、原発の事故以来、私を含めて、小さな子供さんを関東で育てている方は、今後の内部被ばくに関して、不安を感じていらしゃることと思います。

 今までのひまわりっこの活動の中で、同じ意識をもつ人たちと協力して、園や区へ働きかけていくことで、聞く耳を持ってもらえることを体験しました。今後、福島の子供たちのためにも、自分の子供のためにも、いろいろな方たちとの情報交換をし、連携をとっていくことが必要だと痛感しています。


私は、目黒区在住ですが、目黒では、「目黒子ども守る会」というグループが発足しており、自主計測や勉強会など、放射能についてのさまざまな活動を行っているようです。


来る「11/23(水・祝)に「目黒子ども守る会」の茶話会が開催されます。
私もスケジュールが合えば参加したいと思います。

目黒区民センター社教館 第4研修室(和室)
14時から2時間くらいの予定
ホームページから予約の上で参加。子連れ参加OKだそうです。

http://with-c.sakura.ne.jp/meguro_kodomo/
目黒区在住の方は、良かったら、ご一緒しましょう。


補気(ほき)の食材、健脾(けんぴ)の食材

私が関わったガン患者さんで、治療に放射線療法を使った方は、漢方を併用してもらいました。併用することで、放射線治療の副作用が明らかに減ったかたが、いらっしゃいます。
そのような漢方の1つが「十全大補湯(じゅぜんだいほとう)」や「補中益気湯」です。
は、補気健脾の効果が高い漢方です。また、「十全大補湯(じゅぜんだいほとう)」は補気健脾のほかに、血を補う効果もあり、冷えが強い人に使われます。
 放射線治療後の、だるさ、倦怠感、吐き気などが減って、生活が楽になりました。

漢方だけでなく、薬膳でも。「補気(ほき)(気のエネルギーを補う)」「健脾(けんぴ)(脾を健やかにする)」の食材があります。

特に「脾」を元気にしてエネルギーを作ることは、とても重要。エネルギーが不足していると、肺へ送ることもできません。
さて、「脾」に効果をもたらす食材というのは、胃腸の働きを高め、消化吸収を助け、気のエネルギーを作り出します。これらの食材を「補気(ほき)(気のエネルギーを補う)」「健脾(けんぴ)(脾を健やかにする)」と言われます。

例えば、
穀類 米・もち米・粟・大麦
きのこ類 しいたけ・しめじ・まいたけ・きくらげなど
野菜や根菜 じゃが芋・山芋・さつまいも・かぼちゃ・キャベツ
豆類  豌豆・ささげ・刀豆・大豆・豆腐
木の実類 栗・ナツメ・蓮の実・なつめ
消化の良い肉類や青魚 鶏肉・うずら・さば・にしん・かつお・鮭・ぶり
薬味やハーブ 紫蘇・チンピ・生姜・香菜・タイム・黄蓍(おうぎ)

などです。
このような食材を、食事の中に取り入れることで、気のエネルギーを多く作りだし、体の防衛力を高めることができます。
個別の食材について、中国での扱いを調べてみました。

きのこ類は、しいたけを初め、胃気を補って、抵抗力を高める力がある上に、特に、きくらげ、白きくらげには、デトックス効果があります。

中国の研究でも、干ししいたけ、きくらげは、放射線の害を減らす薬膳食材と言われています。
「中医中薬秘方」にも、以下のように、紹介されています。
香菇(しいたけ):香菇含白蛋白、谷蛋白、醇溶蛋白、胆碱和香菇多糖,这些物质有利于升高外周血液中T淋巴细胞的百分率,使抗体的生成增加,加强巨噬细胞的吞噬能力,并能通过提高免疫来防止Co—y射线对身体造血功能的损害。
(免疫力をアップさせることで、ガンマ線が造血機能に障害を与えるのを防ぐ。)

こちらは、きくらげ
 黑木耳中的胶质可把残留在人体消化系统内的灰尘、杂质及放射性物质吸附,集中起来排出体外,从而起到清胃、涤肠、防辐射的作用。
きくらげの中に含まれる「にかわ質」が人体の消化器官内に残留する異質物や放射線物質を吸着して集め、体外に排出することで、胃腸のデトックス効果をもたらし、放射線を防ぐ。
にかわ質が、放射線を腸管内で吸着して体外に排出するというのは、多くの研究で、出てきています。
最近では、ペクチンがそのうような効果があるとネット上でも情報が出ています。
中国の論文を見ると、きくらげ、白きくらげ、阿膠(あきょう:ロバの皮を煮詰めて作った漢方薬。ゼラチン質が豊富)
に放射線を吸着して体外に排出する働きがあると、報告されています。

私は、ペクチンに限らず、にわか質、ゼラチン質を含む食材は、そのような効果があるのではないかと、考えています。

「衛気(えき)」を高める

放射線療法の副作用が出ないように、体を漢方薬や薬膳で整えるとき、いくつかのポイントがあります。

そのポイントの一つが「衛気(えき)」を高めるということです。
というのは、私たちの皮膚の周辺を覆って、守っている気のバリアのこと。つまり防衛する気の膜ということです。
衛気の層が厚く、蜜度が濃いときは、体の外から入ってくる邪気を、この層が防ぐため、体の中へ邪気が侵入できません。
ところが、衛気の層が薄く、密度が粗くなると、簡単に邪気が体の中へ侵入してしまいます。
風邪などの病気もこのように駅が、体表を守れず、邪気の侵入を赦したために起こります。風邪の最初の症状がゾクゾク感など、体表の症状から始まるのはこのためです。
そして、中国医学では、「放射線」も1種の外邪(がいじゃ)とみなします。

「衛気」を強くすることによって、外邪である放射線が体内に入り込まない=つまり影響を与えないようにするようにするという方法をとります。

では、この衛気はどこで作られているのでしょうか?
まず、「衛気」の元となる「気エネルギー」は胃腸(薬膳では「脾(ひ)」と呼ばれます)の消化を通して、作られます。そして、その気エネルギーの一部が肺に送られて、肺が「衛気」のバリアを張り巡らしています。



「衛気」を強くするには、
① 胃腸の働きを整えて、質の良い「気のエネルギーを豊富につくる」
② 肺で、丈夫な「衛気」バリアを張る

ということになります。

そのために、積極的に摂る食材は、「脾を元気にしてエネルギーを作る食材」、「肺の働きを整える食材」です。
 薬膳では、先日のブログでアップしたとおり、「脾」や「肺」に効果をもたらす食材というのがあり、それらを上手に組み合わせて食べることで、「衛気」を強くし、防衛力を高めることができるのです。

友人の放射線治療

私が始めて、がんの患者の放射線治療に、薬膳が有効なことを、体験したのは、乳がんの治療をしている友人の食事に関わったときのことでした。

まだ30代前半で乳がんに侵された彼女は放射線治療を定期的にしていました。彼女の家にお見舞いにいきました。副作用で抜けた髪の毛を補って、短めのウィッグをつけ、白っぽい顔色で、「放射線治療の副作用を軽くする食事ってないかな。」と訊きました。

「でも、簡単なやつじゃないとだめよ。治療の後は、あまりにも疲れて、家まで帰るのがやっと。とても普通にご飯なんか作れないから。私、料理きらいだし。」

料理嫌いな彼女が、気楽に作れて、おいしく食べられて、放射線治療の副作用に効果のあるもの・・・。
むずかしい注文。
中国の昔の古典をひっぱりだしたり、中国に留学していたころの薬膳の本を調べたり。

ふと昔のレッスンで薬膳の教師が言っていた一言を思い出しました。
「干し椎茸のスープを腫瘍で闘病している人の食養生に使うといい」
翌日、レシピを書いて、彼女にFAXで送りました。

「これなら、できそう、ありがとう。」という返事。
それから10日ほどして、また彼女の家に遊びに行くと、そのまえにあったときより、ずっと元気そうです。

「すみちゃん、あのスープ、体に合うみたい。治療のあとって普段は、家に帰ったら起き上がることもできないくらいなんだけど、あのスープを飲んでると、掃除とか、ご飯作ったりとか、身の回りのことができるようになったの」

治療以来、便秘が悪化して、でなくなったのが、便通もよくなったといいいます。それ以来、このスープを飲むのは彼女の日課になりました。
次回は、このレシピを紹介します。

一母親として、薬膳料理家として。

東日本大震災が起こった11日の翌日12日の最終の新幹線で、私は関西にある実家へ向かっていました。福島原発の建屋が爆発したのをブラウン管で見たとき、子供をできるだけ早く、できるだけ遠くへ逃さないといけない。と思ったからでした。

関西の実家で過ごすうちに、事態はどんどん深刻になっていきました。2号機からの大量の放射能漏れが発表され、20キロ圏内の人たちの避難と30キロ圏内の屋内退避。

このときの避難が30キロ圏内で本当に大丈夫なのかと誰もが思ったことでしょう。特に心配だったのは、福島に住む子供たちです。

子供は放射線に対する感受性が大人よりはるかに高く、0歳児では55歳の、309倍も発ガン率が高まるといわれます。 チェルノブイリでも、放射能汚染の影響による甲状腺がんに苦しんだのは主に子供たちでした。

私がこのブログを作ろうと思ったのは、怒りと親としての責任からです。1年間の被曝限度として法律に定められた1ミリシーベルト/年を超える放射線にさらされた地域に対して「直ちに健康に影響が出るレベルではない」とくり返し、「胃のレントゲンの1/2と同じ」とか「微量の放射線は体にいい」と、意味不明の説明で煙にまこうとする人たち。 補償の対象を広げたくないばかりに、本来なら優先的に退避させなくてはいけない妊婦、乳児、未就学児に何の救済措置をとることもできなかった能無しのお役人に、本当に怒りが抑えられなくなったのでした。

事件以来、東京で土や水や、食べ物や日々、不安を感じながら5歳の娘を育てています。

だれも子供を守ってくれないのなら、自分で子供を守るしかないなと思いました。不安感は拭い去ることはできないけれど、親としてできるだけのことはしてあげなくてはいけないと。

私は中国医学を学び、薬膳の食生活のアドバイスを仕事としています。放射線治療を行っているガン患者の方たちが、食事に気をつけることで、放射線の副作用が軽減するケースも多く見てまいりました。

福島だけでなく、今や日本の各地に汚染が広がっています。放射能から逃げることができないなら、その害をできるだけ取り除く食事を子供たちに食べさせてあげたい、お母さんたちの不安を少しでも軽くする手伝いがしたいと思っています。

一母親として、薬膳料理家として、日々、放射能から子供を守る食生活について書くことがお役に立てたら幸いです。

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