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北京での生活~北京での食事~

今日は、午後の授業が少し早めに終わったので、西単へ。
西単は、若者の街と言われているようで、大きなショッピングセンターがいくつもあります。
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地下鉄の駅から歩いて5分ぐらいのショッピングセンターを覗きました。
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中のお店は、日本と変わりません。TEHORYとか、FORIFORIとか、おなじみのブランドショップが並びます。
こちらの方が、女性の服が少しフェミニンです。
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のどが渇いたので、ジューススタンドへ。
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メニューは、マンゴや、イチゴ、バナナなど。これも日本と同じね~。と思っていると
「山楂子の恋」というドリンク名が。。。。。
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「里面有什么水果?」(中は何の果物が入っているの?)
「山楂子,桃子,菠萝、酸奶」(サンザシ、モモ、パイナップル、ヨーグルト)
山楂子に桃?いかにも中国らしいではないですか?
北京人にとっての山楂子は、日本人の梅のようなもの。
食欲を増進し、消化を助けます。
食事の後に食べるようにとお母さんが、子供に、山査子のお菓子を持たせたりすることも。
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早速注文しました。
酸味がかなり強くて、爽やかです。北京らしい味に満足。
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ショッピングセンターの1階はアップルのショップ。
IPOHNEを試す人たちで、お店はいっぱいです。
高いけど、便利だから絶対いいって中国人の友人はいいます。
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帰宅したら、今日は、お母さんがワンタンを作ってくれていました。
今日は時間が無いから、ワンタンの皮は市場で買ったそうです
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包みかたも、日本のと違う。お財布みたいでかわいいですね。
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こうやって煮るのよ。ってお母さん。
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たっぷりのワンタンが鍋の中で、泳いでいます。
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お酒も買っておいてくれてました。
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コーリャンで作った白酒(バイジュウ)に各種漢方を漬け込んだ薬酒。
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琥珀色で、薬の味がします。
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今日の夕食
ワンタン、セロリと豆腐皮の炒め、私が作った皮蛋豆腐。
娘がいいます。
「中国のご飯は、日本のご飯よりおいしいね。」
そうかもね。
こちらに来てから、おやつは新鮮な果物。豆乳もお母さんが、豆乳ミキサーで作ってくれる。食事はほぼ毎日野菜を市場に買いに行って手作りする。
お菓子やハムなどの加工品、ほとんど食べてません。
健康になりそう。
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北京での生活~子供たちと民族園へ~

今回の留学には、娘と友人の娘さんKちゃんが一緒です。
滞在中の3週間、二人とも夏休みの宿題があります。
私が、病院に行ってる間に、計算ドリルやひらがなの練習などは、お母さんがさせておいてくれるのですが、自由研究は、そうはいきません。
せっかく中国に来たのだから、中国らしい自由研究がいいよね。
中国には、56の少数民族がいて、彼らの生活様式を紹介しているところが北京にあります。「中華民族園」です。ここに訪れて中国の少数民族について、自由研究をすることにしました。

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朝からバッグに水筒とおやつ、ノート、色鉛筆を持ってでかけました。
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市営のバスを乗り継いで民族園まで、1時間。
二人ともよくがんばって、たどり着きました。
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身長が120センチ以下だと入場料は無料。娘は120センチに届かないのですが、Kちゃんは130近くあります。
「二人とも、まだ6歳だから、いいでしょ~。」と窓口で頼んでみたら、
「酸了!(まあ、いいわ!)」とのこと。
案外、融通が効くな~と思いながら中へ
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まずは、塔塔尓(トウトウニ)族の博物館を、写生します。
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二人とも、色鉛筆を貸しあいっこしながら、一生懸命描いてました。
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こちらは、撒拉(サラツ)族の建物。
建物の中は、生活様式が展示してあり、北京在住のその民族の人が、中を案内してくれます。
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撒拉族は、お座敷型の生活のようです。
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この民族園はとにかく広くて。。。。
園内に湖があります。
龍湖。かかっている橋の景観が美しい。
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小さな小川があったり、歩いていて飽きません。
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これは、苗(みょう)族の衣装。
10元で、苗族の女の子の衣装を着せてくれます。首飾りは、本来は、銀でできているんだそうです。
二人とも、苗族のお姫様になって、上機嫌!
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チベットのお寺を再現してあります。
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中に入るとたくさんの仏様
「な~む~」とお参り。
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二人で相談して
「釈迦牟尼仏を描きたい!」とのこと
どうぞ~。
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仏様の前に体を投げ出して、写生する二人。
描きあがった絵には、「しゃかむにぶつ」の文字
可笑しい!
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出口の近くには、新疆ウイグル自治区の葡萄棚。
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新疆のブドウは、中国では、有名ブランドです。種がなくて、皮がうすくて、甘い。
まだ小さい房。かわいいぶどうが葉っぱから覗いています。
「ぶどうの絵描く!」
これで、今日の自由研究は終了。
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帰りは地下鉄で、帰ります。
すっかりくたびれている二人。
「今日、どうだった~?」と訊くと
「楽しかった~~。」との答え。
素敵な自由研究が仕上がりそうです。

北京での生活~入院病棟回診~

講義、外来での実習の他に、週1回の「査房(チャーファン)」と呼ばれる入院病棟での回診があります。

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私がいるのは、老人科第2病区。
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まずは、医務室に集まって、回診する患者の状態について、医師同士が情報を共有しあいます。
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そのあと、実際に患者の病室へ。
治療は、中医の理論にのっとった、漢方の治療の他、各種西洋薬が組み合わされています。
退院する患者には、医師から、食事の指導などが行われていました。
終わると、患者の状態によって、担当医師による漢方薬の処方や主任医師によるアドバイスが。
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私の他に、北京の他の医科大学から2人実習生が来ていました。
私も含めて3人の自己紹介をそれぞれにして、私も薬膳の専門家とうことで、自己紹介。
実習生のレベルチェックをという感じで
「では、帰脾湯で使われている生薬名を暗唱して。」と言われたときには、どきっ。
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回診が終わりました。今日は、早めに失礼することにしました。
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病院からの帰りには、私が北京で一番すきな場所へ。
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北海公園の前の道をゆっくり歩いて、向います。
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故宮が一望にできる景山公園。留学してたころ、よく一人でここに登りました。
へこんだ時もここに来ると、気持ちが楽になる、私にとってのパワースポットです。
ここのとこ北京は、曇天続きでしたが、今日は、きれいなお月様が出てます
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明日もがんばります。
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北京での生活~西苑医院への通勤~

今日の朝ごはんは、おかあさんが、お粥を作ってくれました。

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はとむぎ、ナツメ、クコ、緑豆、米が入っているそうで、滋味深い味。
朝の出勤が早いので、朝ごはんを作ってもらえるのは、ありがたいです。
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今日は、いい天気。
地下鉄の駅まで歩いて10分少々。
通勤には、スイカのようなカードを使います。
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西苑までは、地下鉄を2回乗り換えて1時間15分ぐらいかかります。
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10号線に乗り換え。この行列だと、2本ぐらい待たないと乗れません。
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人、人、人、
アイポッドを持って行ってよかったです。割り込まれても、押されても、踏まれても、こづかれても、気にしないぐらい音楽に没頭してないと、つらい。
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西苑は、北京の西北の端の海淀区にあります。北京大学や人民大学など、大学が集まっている場所。
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このへんまで来ると空いてきます。
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やっと着きました~。駅からは病院までは、歩いて5分ぐらい。
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駅前のベイカリーカフェで、コーヒーで一服。
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普通のコーヒーというのはありません。
思いっきり濃いエスプレッソを作って、それを熱湯で薄めるという方法で、「美式珈琲」(つまりアメリカンってこと)を作っています。
美式珈琲を注文したあと、「少放点熱水~。(熱湯、少な目に注いでね~)」とお願いして、普通の濃さのコーヒーにしてもらいます。
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薬膳粥食べて、濃厚コーヒーってどうかと思うけど、これも中西医結合??
カフェインの力を借りて、元気を出して、出動します。
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北京での生活~病院の外来へ~

陳先生に紹介していただいた李躍華先生に就いての講義と、実習が始まりました。
昨日は、「代茶飲」といわれる、お茶の代わりに飲む、薬膳茶についてのマンツーマンの講義。
代茶飲は、清代の宮中でも頻繁に使われていました。
薬草の名前を中国語名で聞き取るのに、少し、苦労しましたが、不思議なもんで、意識を集中して聞いてると、薬草名がポッと頭の空間に浮かんできます。
普段いかに必死になってないかを痛感。
 
今日は、李先生の外来があるので、私も外来に一緒にでることに。

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マンションの玄関をでると、朝からあいにくの雨。
今年の北京は北京らしからぬ、湿った天気が続いています。
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私が行くのは、3階の老人病の外来
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李先生は、老人病の主任で、「骨粗しょう症」が専門。
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漢方薬の湯薬で、骨粗しょう症の激しい痛みを緩和できる技術があり、専門外来が設けられています。
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7月に彼女の特集番組がテレビで放映されたとかで、朝から大行列。
「何時からならんでるの?」と訊くと
「4時から」
「。。。。。。。。」
さすが、中国人、朝がお早い。
「どこから来たの?」
「四川」
「西安」
良医を求めて、遠くまで通うのは、日本も中国も一緒です。
でも病院のはじまりは、日本よりも早くて、朝8時には、先生が出そろって、診察を始めます。
診察結果は、すべて電子カルテに書き込まれます。
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「骨粗鬆症」という西洋医学の病名と「脾腎両虚」という中医学の弁証が同じ欄に並ぶのがおもしろいですね。
方剤も常用するものは、すでにインプットされていて、クリック一つで、選べます。
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そのままプリントアウト。
西苑医院では、中西医結合が、治療に取り入れられているので、ほとんどの患者が、痛み止めの注射などを打ちながら、漢方薬を服用します。
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こちらの方も、骨密度の測定結果とレントゲンを見ながら、漢方薬と西洋薬の両方が処方されました。
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これは、診察手帳。ここにどんな治療をしたかが書き込まれ、処方のプリントアウトされものが、張り付けられます。
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李先生は、骨粗しょう症を防ぐ薬膳や代茶飲にも詳しいので、病人へのアドバイスを聞いているとおもしろいです。
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こちらは、実習生の崔さんと小平くん。電子カルテの書き込みや診療手帳の管理などをしています。
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あらら、油断してると、外で待っている人が入ってきちゃうんです。
「今、何番?」とか、他の人の症状を聞いて「自分も同じだ!」と割って入ったり。
「先生、ちょっと話があるんだけど。」とか。
実習生の小平(シャオピン)君に追い払われてますね。
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李躍華先生。肌がすごくきれいなので、何か養生やっているんですか?と訊いたら、
「養生はすべての人に必要よ」という答え。
さすが。
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1日の外来が終わって、帰宅。西苑横の街路樹が、雨で洗われてきれい。
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家に帰って、お母さんと食事の準備。
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鮒のスープは、こんな風にミルク色になります。思ったより癖のない味。
また、明日も、がんばります。
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北京での生活~普段の生活~

私の西苑医院での研修もはじまりました。
娘の中国語の袁先生は、毎日マンションに、来てくれています。

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14時から15時まで1時間
今日は、カードを使って、簡単な会話の勉強をしていました。
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子供は耳がいいので、発音がネイティブに近い。
発音は、私よりいいそうです。
私の方は、学校の帰りに西単にある、本屋へ。
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地下鉄の西単駅でおります。地下鉄はどこまで行っても2元
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北京で一番大きい本屋さんだそうですが、ホントに巨大。。。。。
中国医学関連の階へ行ってみたら、圧倒されました。
中国医学についての、書籍だけで、相当な長さの棚が表裏4列。
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ここは、食療(食事療法)のコーナー
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こちらは、薬膳のコーナー
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こちらは、中医学基礎のコーナー
こんな感じで、方剤学とか、中薬学とかこまかく分類されているのです。
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私は、中国語の辞典を買いました。
レトロの包装がかわいいでしょ。
夕食の支度を買いに、ちかくの市場へ。
市場の中には、いろいろなものが売っていて、おもしろいです。
こちらは、粉もの屋さん。
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饅頭(まんとう)や肉まんが売っています。
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さすがに、肉まんのバリエーションもいろいろで、「セロリと豚肉」とか「ウイキョウと羊」とか「茄子とピーマン」とか、なかなか楽しいです。
こちらは、お漬物屋さん。
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丸ごとにんにくが見えますね。餃子にあわせてたべたりします。
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こちらは、涼拌(リャンバン)と言われる冷菜をうる店。
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八百屋さんです。こちらの八百屋はすべて量り売り。新鮮でおいしそうな野菜が多い。
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きのこを買いました。
6時には、おかあさん、友人の娘さん、うちの娘、私、4人で食事がはじまります。
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今日の夕食は、きのこの炒め物、エンドウとニンニクの清炒。苦瓜の涼拌。 おかあさんの得意のスープ。破竹ときくらげ。
食事のあとは、子供たちの宿題を見て、お風呂へ。
10時にはベッドに入っています。
学生らしい生活です。

北京での生活~陳可冀先生に会えた!~

今日は、研修に必要なお金を人民元に代えて、また、西苑医院へ。
西苑医院から、西太后が離宮として過ごした頤和園までは、目と鼻の先。
彼女との縁を感じます
みどりが深くて、静かな場所にあります。
さて、今日は、あきらめて、心血管科にとりあえず申し込むことにしよう。
学校に行ってみると、チャイナドレスを着たコンパニオンらしき女性が門にたくさんたっています。
門番に
「今日はなにがあるの?」と訊くと、
「検査と会合があるんだよ。」とのこと
中国の病院は、設備や診療内容によって、等級があり、西苑医院は、最もレベルの高い3級というランクになっています。
そして、レベルが維持されているかどうかの検査があります。
運悪く、今日はその日にあたってしまったみたいです。
門の前で、検査チームの到着に集まってきた人の中に、教務室の担当官がいます。
いやな予感がして、
「今天、能不能报名(今日、申込みできる?)」
「今天、太忙不了。明天再来(今日は、忙しくて無理。明日もう1回来て)」
また、明日??冗談じゃないわ!
彼をおいかけて、階段を上っていきました。
ふと階段のしたの方を振り向くと、西苑の医者らしき人たちに囲まれて、老人が階段を上ってくるのが見えます。
あの顔、見覚えが。。。。
陳可冀先生だわ!
あんまりびっくりして、階段でつまづいて、思いっきり脛をうちました。
脛をさすりながら、彼が階段を上がりきるのを待って、思い切って声をかけました。
「您是不是陳可冀老師?(陳可冀先生ですよね)」
「対、你是哪里?(そうだよ。君は?)」
「我5月肦給您写信的日本薬膳専家、阪口珠未’(4月にあなたにお手紙をさしあげた、薬膳の専門家 阪口珠未といいます。)」
「対了。我看了。您的信。(そうだ。私は、君の手紙を見たよ)」
「・・・・・但是、看不出来是你。你寄給我的照片、很漂亮。(・・・・でも、今、君だとは、わからなかった。君が送ってくれた顔写真は、とてもきれいだったから。)」
ちょっと待て待て、、、先生。実際の私はきれいじゃないって言ってるの?
確かに今日は、ジーンズに、キャップに、パツパツのティシャツだし。
この先生、ちょっとおもしろい。と思ったら緊張がほぐれました。
「先生、今日は、どうして、いらっしゃったのですか?」
「検査があって、会合にでなくちゃいけないからね。」
「会合まで、ちょっとお話ししていいですか?」
そのまま、先生のオフィスへ。
ちょうど、教務課に渡すために、中国語で書いた履歴書をもってきていたので、それを渡して、言いました。
「先生の『清宮医案研究』は、すばらしいです。この本に書かれていることを、もっと詳しく知りたくて、先生に会いに来ました。」
「どの本を読んだの?」
私は、彼の本の名前をいくつか言いました。
それぞれの本の内容と、処方の使い方について、しばらく話をしていると、
突然、となりの部屋に消えました。
べりべりべりと、紙を破る音が聞こえたと思ったら、
分厚い黄色い本を持って現れました。
「この本は、もっている?」『中国宮廷医学』という彼の著作です。
「いえ、もってないです。」
「これは、他の本にないことが、書いてあるから、参考にするといい。」
本の中表紙に、サインと私の名前を入れてくれました。
そして、その後は、彼の恩師にあたる岳美中先生の話に。
岳美中先生はインドネシアのスカルノ大統領の腎結石を漢方治療で治すなど、著名な中医学家です。
岳美中先生の老人医学分野での功績を語ったあと、急に遠い目になりました。
また部屋の奥に行って、袋を破っています。
「岳美中先生の本だよ。ここの〇〇ページに、老人に対する薬膳の使い方が詳しくかいてある、持って帰ってよく勉強しなさい。それから、これを飲みなさい。」
オレンジの分厚い本を3冊とペットボトルのお茶を同時に差し出します。
すごくおもしろい先生だな~。
病院には、特別な時しか、出てこないこと、私が学びたい内容については、老人病棟の主任医師の李躍華先生がいいといいます。「李先生に言っておくから、就いて学ぶように」と、李先生の携帯番号をくれました。

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「清の時代の処方のことで、先生に質問したいことがあるんです。メールで訊いてもいいですか?」
「いいよ。メールでもいいが、携帯番号はこれだから。」
名刺に裏に携帯番号を書いてくれました。
しばらくすると、助手が先生を呼びに来ました。
「会合がはじまります。」
「先生、今日は、病院の検査があって、ホントに私は運が良かったです。おかげで先生に会えたから。」
お辞儀をして、部屋をでました。
李先生の携帯番号が書かれたノートを何回も見ます。
明日こそ申しこもう。
神様、ありがとう!
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北京での生活~陳可冀先生と会いたい~

3月に、北京に行ったときに、西苑の教学部に今回の7月からの留学の申し込みをしておきました。

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手続きは、来た日にすればよいとのことでしたが、陳可冀先生に会える機会があるかどうかは、わからないまま。
なんせ彼は、80歳を超す高齢。院士と呼ばれる特殊な立場にいて、「特需問診」と呼ばれる、彼の専門外来の日しかいないというのですから。
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強力なコネやマネーがあれば、話は別ですが、私の場合はそんなものはなし。
ただ、彼に会って、実際に西苑医院で学びたいという思いだけ。
4月に、陳先生あてに、手紙を書き、自分の経歴と著作を入れて、送りました。
結局、出発まで、お返事はありませんでした。
どうしようか。。。。
だめなら、3週間の北京旅行を楽しんでもいいよね。そう気持ちを決めてチケットを予約しました。
さて、北京に到着して、2日目、西苑の教務課へ
「陳可冀先生は、ほとんど来ないから、無理だよ。他の心臓血管科の先生の外来なら、手配できる。」
思った通りの返事。
食い下がってみたけれど、担当官は、退屈そうにコンピューターのキーボードをたたき始めました。
「脈なしだな。。。。」
なんとか陳可冀先生に会えないものか。
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彼のオフィスへ行ってみました。やはり不在。しばらく時間をおいて、また、行ってみて。。。。とうとう会えずじまいでした。
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メモに携帯番号をかいて、部屋のドアに張り付けて帰宅。
・・・・きっと助手にすてられるだろうな・・・・
翌日も少し早めにオフィスへ。
今回は、総務課へ行ってかけあってみました。主任らしき女性が、気の毒そうに
「つながらないと思うけど。。。」といいながら、彼のオフィスの電話番号を教えてくれました。
「入院病棟の方へ行ってみたら、運がよければ会えるかも。」
とのこと。
心血管病棟の執務室で、声をかけました。
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「陳可冀老師在不在?(陳先生は、いらっしゃいますか)」
7.8人の医師が談笑しています。私の声が聴こえなかったみたいに、談笑が続きます。
もう一度、尋ねました。
「你有約会嗎?(約束しているの?)」
「有!(あるわ)」
「你去他的弁公室看看。(かれのオフィスに行ってみたら?」
と、また、談笑が始まりました。
・・・・あらあら、振り出しにもどっちゃった・・・・
まったく相手にされないというのは、中国ではよくあること。
別に悪意があるわけでなくて、私に親切にしてあげなくてはいけない理由がないのです。
理由さえあれば、実によくやってくれるのですけど。なんせ今回は何のコネもなく来ているのだから、親身になってもらうのは、むずかしいわけです。
行けば、なんとかなるかも、って思ってたのは、甘かったなぁ。
中国での生活に慣れているとは言っても、この後の数週間のことを考えると、切なくなります。
いいや、泣いちゃえ。オフィスに通じる階段に座って、思いっきり泣いてみました。
看護士たちが、おかしなやつという顔で、通り過ぎていきます。
ひとしきり泣いたらすっきりしました。
明日、もう1回行ってみて、だめだったら、心血管科の外来に申し込もう。どこかのタイミングで会えるかもしれないもの。
今日は、帰ろう。
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夕食は、おかあさんが、紅焼肉ホンシャオロウ(皮つき豚肉の醤油煮)を作るって言ってたな。
私は、野菜を炒めよう。
市場で青菜とライチを買って、家へ向かいました。
仕方ないよね。
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北京での生活~徐老師と再会~

北京に来てから、おばあちゃんやお友達と遊んでいた娘ですが、しばらくすると、中国語がしゃべれないことに、不満を感じてきたようです。
私が不在の間は、3人でおでかけしたり、プールで泳いだりしています。ときどき中国人に話かけられるみたいで、
「中国語、はなしたい」と言い出しました。
私の留学時代の、恩師の徐老師が「人民大学」の対外漢語班(外国人に中国語を教える機関)にいらっしゃったのを思いだし、連絡をとってみました。
(徐老師については、インタビュー記事をご覧くださいね。)
電話で、「徐老師の教え子で、どなたか、中国語を教えに2週間毎日来てくださる方がいませんか?」と訊いたところ、
「ひとり、すごくいい子がいるわ。」とのこと。

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今日は、その方との顔合わせをかねて、先生のおうちで、お食事に招待していただきました。
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私たちの家まで迎えに来くれましたが、彼女の愛車は相当、クーラーの効き方がいいかげん。老師のマンションにつくころには、汗びっしょり。。。
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老師のマンションは郊外の静かなところにあります。
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お部屋にはいると、サンルームが気持ち良いです。観葉植物かと思いきや、とうがらし!
「水をやり忘れても、枯れないの~。これしか家では育たなくて~。」
とても、大らかな方なんです。
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徐老師から娘にプレゼントが。
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「弟子規(ディズグイ)」と呼ばれる、身の処し方をトランプにしたもの。小学校の教材として使われるということでした。
例えば、「事勿忙、忙多錯、勿畏難、勿軽略」
(何かをするのに、忙しく行ってはいけない、間違いが多くなる。また困難を恐れて、委縮したり、軽々しくことにあたってもいけない)
これ、ホントに小学生が理解してたら、すごいけど。。。。
娘は、トランプとして数かぞえて、遊んでました。
「イー・アール・サン・スー・・・・」
ま、そんなもんでしょ。
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娘に中国語を教えてくれる袁老師。修士を卒業して、今、外国人に中国語を教える仕事をしていらっしゃるそうです。穏やかなやさしい方で、安心しました。
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しばらくすると餃子づくりが始まりました。
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粉をこねて、一定の大きさにちぎっていきます。
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老師に中国語で、「面粉(ミエンフェン)」「餃子(ジアオズ)」と口伝えで、教えてもらいながら、皮をのばしていきます。
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なかなか上手。いつのまにか、ちゃんと丸く薄くできるようになりました。
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こんなにたくさんできましたよ~。
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老師とは、お会いするのは久しぶり。積る話に盛り上がっていたら、先生のだんなさんから、声がかかりました。
「菜都涼了~!(料理が冷めちゃうよ~)」
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中国は、共稼ぎが普通なので、だんなさんも料理ができます。特にお客さんを招いたときは、だんなさんが、料理を作ることが多いのです。
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こちらも、すべて、ご主人の手料理。
特においしかったのは、豆腐の皮を細く切って、春雨やキュウリと和えたもの。
豆腐皮は、二人の故郷、長春の名産で、実家から持って帰ってきたそうです。普通のものより、格段に薄くて、デリケートな味でした。
楽しい時間はあっという間。11時に迎えに来てもらったのに、気づいたら、もう7時です。
袁老師は、明後日から、毎日1時間、中国語を教えに来てくれることに決まって、娘の生活にも、リズムが出てきそうです。
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かつてのご縁がつながっていたことに感謝です。
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阪口珠未と行く美と健康・グルメの旅~北京編8

北京名物
山査子あめ
山査子は、消化を促進する食材で、良く薬膳で使われます。
姫リンゴに似た形ですが、ずっと酸っぱいのです。
でも、飴と一緒になるとこれが、とてもおいしい。
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他にも、ナツメにあめがけしたものや、蒸した山芋にあめがけしたものなど。
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さんざし、なつめ、山芋、どれをとっても「養生食」
中国はこのようなお菓子がたくさんあります。
そこにあるのは、「どうせたべるのなら、体によいお菓子」という健康に対して、すごく貪欲なところ。
贈答用のお菓子も、年配者などには、薬膳を取り入れたものを送ります。
そこには、
「あなたの体を気遣っていますよ」
というメッセージをなにげなくこめているようです。
もちろん、最近は、輸入菓子を送ることが多くなったようですが。。。
でも、こんな懐かしいお菓子がまだあるのを見つけて、少しほっとしたしました。
私がいたころとの違いは、顧客サービス。
山査子飴はおいしいけれど、種が1個に6.7個入っていて、それを出すのが面倒。
ところが、今回のは、すべてカットして乗りのぞいてから、飴掛けしてありました~。
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