カテゴリー別アーカイブ: 薬膳料理

子供も好きな人参レシピ

 先日、娘のきのこ嫌いが突如として、「治った」という話をブログに書きましたが、今日の話は、2週間ほど前のこと。(まだ、治る前)
 家からほど近いところにある「Bocca di Leone ボッカ ディ レオーネ」というお店に行きました。
 夫が海外のミュージシャンを連れていくと、必ず喜んでもらえるという話だったので、前から行ってみたかったお店。
ただ、幼い子供を連れて訪れるのは気が引けて、訪れる機会がありませんでした。
 娘も6歳の誕生日を迎えて、「きっと大丈夫!(私が行きたかっただけなんだけど)」ということになりました。
閑静な住宅街の中にあって、間接照明が柔らかくて、お店に入ったとたん、リラックスできる雰囲気。
お料理も期待できそう。
アラカルトで何品か頼んで、野菜は何にしようか?ということになりました。
メニューには「季節の野菜料理」とあります。
「今日は何ですか?」とたずねると
「旬のきのこ、いろいろですよ。」とのこと。
お~、いいね~。
「じゃ、それお願いします。」
娘が横から
「りんちゃん、きのこ食べられない。。。。」
がっくし。
「そっか、じゃあ、お野菜何にしてもらう?」
「にんじん!!」
ここに来て、人参炒め??なんで! と思いながら
「じゃ、人参をおねがいします。」
そして、しばらくすると輪切りの人参が、こんもりお皿に盛られてやってきました。
食べてびっくり。こんな美味しい人参炒めは初めてです。
 火の通りが絶妙で、わずかにかりっとした食感が残りつつ、人参の甘みとクリームのようなまろやかさが感じられます。
味付けは塩だけ、オリーブオイルの質も良いようで、フルーツのような香りがします。
 「おいしいね~。どして~。」という娘の問いに、
 「かんたんな料理ほど、むずかしいの。」 と答えておきました。
他の料理もすべておいしかったのだけど、人参がインパクトがあって、家で作ってみれるかな~と、むずむず。
 今日、にんじんの美味しいのが手に入ったので、作ってみました。
キャラウェイシードとオリーブオイルを熱して、人参の輪切り、8ミリぐらいの厚さのものを置きます。
(キャラウェイシードはなくても、全然OKです。)
中火で焼いて、甘い香りがしてきたらひっくりかえし、塩をし、蓋をして、弱火で3分ほど焼きました。
柔らくなりすぎていないかを確認して、お皿へ。
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 なかなかうまくできたみたい。
テーブルに出すと、娘も憶えていたみたいで
「あっ  あのお店のりょうりだぁ。」
二人でとりあいっこで食べました。
「おいしいね~。あそこのとどっちがおいしい?」
しばらく考えて、
「どっちも。」
気い遣ってるなぁ。
でも、ホントおいしかったですよ。
気をつけたのは柔らかくなりすぎないように火を加減とすることと、甘みがちょうど引き出てくるようにちょっとだけ強めに塩をすることだけ。
薬膳では、人参は「補血(ほけつ」といって、体に血の栄養と滋養を与える食材。
今日の一品、食べるとホント滋養された感じがしますよ。
 
 

栗ごはん

 今日の料理講習は弦巻のクラス。
アンチエイジングをテーマに4品作りました。
「焼栗と黒米おこわ」を作成。
栗って、おいしいけど、作るのが手間ですよね。
私は、もっぱら焼き栗を作ってからむいて、ご飯や料理に使います。
焼き栗にすると、甘みが増して、料理が香ばしくおいしくなります。
その上、生の栗をむくより、ずっと楽なのです。
今回は、栗の皮むきをさまざまに試してみて、いちばんむきやすかった方法です。
手順は以下のとおり。
①ボウルに栗と水を入れて、冷蔵庫へ入れる。できれば1晩ぐらいおく
②栗の底の固い部分に横に1本傷をつける。
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こんな感じで。
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③焼き網か、魚焼きグリルで表面が黒くなるまで、両面をこんがり7分程度焼く。
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ナイフを入れた底が割れます。
④ナイフの刃元のとがった方でひっかけるようにして剥きます
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⑤渋皮ごと、きれいにむけます。
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⑥そのまま続けて全体を剥きます。
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⑦剥きにくいものもありますが、ほぼ全部きれいにむけました。
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⑧これをご飯に入れて炊き込むと、とびっきり甘みの強い栗ご飯ができます。
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こちらが完成写真
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勢いよく混ぜたら、ちょっと栗がくずれちゃいました。
でも、ご飯に混ざった栗のかけらもまたうまし。
クラスのあちこちから
「え~。すごく甘い~」
「香ばしいよね。」
といいう声が聞こえました。
ものぐささんだけど、食いしん坊という方にもおすすめ。
お試しを!

秋サバを使った薬膳

昨日、魚屋でおいしそうなサバを見つけました。
最近、仕事と子供のイベントが重なって、気のめぐりがかなり悪い感じ。サバを食べて、流れを良くしておこう!
まず、半分はしめ鯖に。
 さて、残りはどうしようかなっと。
サバの唐揚げを食べたかったので、半身の骨を抜いて、1センチぐらいの厚さに斜めにスライスし、下味をつけて、冷蔵庫へ。
 夕食。さて、唐揚げをしようと思ったものの、後の片付けを考えると平日メニューに、「揚物」はハードルが高いです。
小麦粉をうすくまぶして、少し大目の油でソテーしました。
たっぷりの香菜を刻んで、ソテーしたサバをもりつけます。
サバは体を温め、血の巡りを良くします。香菜は、気の巡りを高め、リラックス効果の高い食材。
食後、体が緩んで、眠くなりました。
簡単すぎるレシピ。
お疲れのときに、ぜひ試してみてね。
 
 サバの和風ソテー香菜添え
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サバ   半身
下味材料
しょうゆ 大さじ1~1半
酒    大さじ1~1半
しょうがすりおろし  1かけ
小麦粉   適宜
キャノーラ油   大さじ2
香菜     2束
レモン   1かけ
サバに下味をつけて、冷蔵庫でしばらくおく
小麦粉をまぶし、油を敷いたフライパンで、両面をこんがり焼く
香菜をざっくり切って、お皿に盛り、サバを乗せる。
レモン、またはポン酢を添えて。
香菜がなければ、刻んだ三つ葉やクレソンをたっぷり添えてもOK。
さらし玉ねぎももちろんおいしいです。
 
 

今日の晩御飯

 今日の晩御飯は、これ。
ここのところ、忙しくて、メインとサラダのみっていうメニューが多いです。
美味しい舞茸と徳島のカボスをもらったので、パスタにしました。
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舞茸と豚バラ肉のパスタ
豚バラ肉  
舞茸 
にんにく 
唐辛子
オリーブオイル   
出汁醤油(無ければめんつゆでOK)
すだち
①にんにくの薄切りと唐辛子をオリーブオイルで炒め、豚バラ肉を加えます。豚肉がチリチリっとなったら、舞茸を加えます。
②パスタのゆで汁少々とめんつゆを加え、ゆであがったパスタを加えて混ぜ合わせ、味を馴染ませます。
③器に盛って、輪切りの酢橘をきゅっと搾って!
あ~、秋の味覚!
しかし、そんな大人の秋の味覚についてこれないわが子。
「りんちゃん、舞茸きらい。」
薬膳料理家の子にあるまじき、舞茸ぎらい。
舞茸ペーストにすれば、平気で食べるのに、原型では、ほぼ残します。どうも、ふにゃっとした食感がダメみたいです。
めんどうくさ~い。
でも、食べないともっとめんどうくさい。
にんにくを炒めて、残りの豚バラ、舞茸の細く切ったもの。トマトソースを加えて、パスタと混ぜて。。。。
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食卓に出すと
「母ちゃんたちは、まいたけ。りんちゃんはトマト。こっちのほうがおいしいよ。」
“トマト風味は百難隠す     珠未作”

読売新聞に掲載「薬膳デザート」

朝夕は涼しくなりましたが、残暑が厳しいですね。
お元気でおすごしでしょうか?
今年の夏は、薬膳を取り入れて、夏バテしなかったという方も多くいらっしゃいました&#9829
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さて、本日の読売新聞に生活欄P24に薬膳のデザートが掲載になりました。
「疲れた体に中国風甘味」
今回紹介したデザートも、「煮る」「冷やす」だけという簡単なものばかり3品です。
ぜひ、ご家庭で試して、残暑を乗り切ってくださいませね。

おめでた薬膳

 主婦の友社から、出版された「体をあたためて、妊娠力アップ~おめでた薬膳~」を、4月24日の神戸新聞でご紹介いただきました。
 カメラマンさんがとても細やかな方で、「毛がはねてますよので、直してください。」「ストールの巻き方を・・・・」と丁寧になおしてくださって、素敵な写真を撮ってくださいました。
 兵庫県は、私の地元。たくさんの方の目に触れるとうれしいです。
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身近な植物で体を守る4

 実家の近くに、つくし山という小高い丘があって、そこは、名前のとおり、春になるとつくしでいっぱいになります。摘んで帰ってくると、その日のうちに祖母と母がつくしの袴を取ってくれて、甘辛く味付けしてくれました。
「つくしはごま油がよく合うんだよ。」
と教えてもらったのを憶えています。
つくしのてっぺんに詰まった、胞子のほろ苦さと香りがおいしくて、でも子供の舌ではたくさんは食べられず。ご飯の甘みといっしょにほおばったのを憶えています。
 東京に行ってからはあまり、食べることがなかったつくし。
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先日、実家に戻ったときに、家のちかくのあぜ道で見つけました。
つくしは、スギナの胞子茎。スギナが生えいてるところに自生し、胞子を散らすと枯れてしまいます。
スギナはヨーロッパの一部で、古くから難病に効果があるとして飲用されてきました。他の生薬と違って、中国ではなく、オランダから伝わったと言われています。
今でも民間薬として使われることが多い薬草です
解毒効果が高く、解熱や利尿剤として使われます。
 クナイプ植物療法の創始者ドイツのセバスチャン・クナイプ神父によると、カルシウム・カリウム・珪酸が豊富で、利尿作用が強く、腎臓病や結石などに効果があると知られています。
つくしもスギナと同じく、解毒効果の高い食材です。
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今回は、つくしをあっさり味で仕上げました。もちろん、いいつけどおり、ごま油で炒めます。
① つくしは洗って、袴をとります。
② フライパンにごま油を熱し、つくしを炒めます。
③ しんなりしたら、酒、醤油で味をつけ、削りカツオ、つぶした炒り大豆を加えて、ざっくり混ぜ合わせます。
食卓へ
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久しぶりに食べたつくしは、子どものころほど苦味が気になりませんでした。
それだけ、私もべ大人になったんだんですね。

身近な植物で体を守る3

今日は、蕗の料理を紹介します。
「フキノトウ」は、春の山菜として有名ですが、蕗も薬効の高い野草のひとつ。
手に入りやすく、空き地などにも自生しています。
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中国では、「蜂頭菜(ほうとうさい)」呼ばれます。
解毒作用が強く、気や血の滞りを取り。浄血作用、むくみをとる働きがあると言われます。
独特の苦みは、胃腸の働きを高め、食欲を増す働きも。
生葉は解毒作用を活かして、切り傷, 虫刺されに。
生の根は、血の滞りを取り去る働きを活かして、打ち身, 捻挫,のど痛みに使われます。
蕗を収穫したら、葉は、細かく刻んで、油で炒め、酒、みりん、醤油で炒め煮にして、佃煮にします。
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茎は、皮を剥いて、斜め切りに。
とうがらし、にんにく、ベーコンと一緒に炒め、お酒をたっぷり目に注いで、塩を加え、蓋をします。
弱火で5分ほど煮て、味を含ませて、完成。
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蕗の苦みは、体の疲労がとれますよ。
お試しください。

身近な植物でカラダを守る2

 春になると黄色いかわいい花を咲かせるたんぽぽは、体の解毒効果に優れた漢方薬です、生薬の名前は「蒲公英(ホコウエイ)」と言います。
「清熱解毒」という薬に分類され、体の炎症を鎮め、抗菌効果をもつといわれます。
また、消化器系統にも、効き目があります。胃を強くし、肝臓の浄化、胆汁の分泌を良くします。
根っこは催乳作用があり、ローストしてお茶にします。
 ヨーロッパでは、野菜の1種としてよく食べられるようです。体に溜まった毒素を排出するために、春先にタンポポを食べる習慣もあるとか。フランス語でピサンリ。ルッコラのようにサラダに入れたり、つけあわせにします。
 私はよくかぼちゃとあわせてサンドイッチに挟んで楽しみます。
苦味があるので、ポーチドエッグやゆで卵と合わせると苦味が和らいで、おいしく食べられますよ。
さて、今日は、身近で薬効の高いたんぽぽをシンプルな料理方法で満喫します。
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できれば、犬のお散歩ルートから外れたところで、きれいなタンポポを探します。
スコップなどで、周りの土を掘って、根っこごと採取。持ち帰りましょう。
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作り方
① タンポポを根っこと葉に分けて、きれいに洗う
② 根は斜めに薄切りに、葉は2,3センチの長さに切る。にんにくをみじん切りにする
③ フライパンにごま油とにんにくを加えて弱火にかけ、香りが立ったら、たんぽぽの根を入れて炒める。
④ 続いて、葉を入れ、酒、塩を加えて炒める。
⑤ しんなりしたら、すりゴマを加えて火をとめる。
タンポポの香りとほろ苦さが、食欲をそそり、春を全身で感じる事ができますよ。

身近な植物で、カラダを守る

 東北関東大震災で、被災されている多くの皆様のご無事を、お祈り申し上げます。
今、避難所にて、避難生活をされている方はもとより、それ以外の東北地方の皆様も、普段服用されているお薬が入手しにくい状況が発生していると思います。
里山や空き地で、自生している身近な植物を使って、体の疲労を癒し、元気がでるような簡単なお茶や食事などをご紹介したいきます。
今回、ご紹介するのは「笹」「竹」の葉。
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 近くに山がある方や竹やぶがある方なら、とても簡単に入手できる身近な植物です。
漢方としての歴史は古く、心火”の症状に効くといわれています。心火は、心が熱を持った状態を指し、炎症性疾患、発熱・自律神経系の興奮などをさします。胸の辺りの熱感、のぼせ、心臓がどきどきする、尿が濃い、いらいら、目の充血、口渇、口内炎などの症状がでます。
このような症状をとるのに、イネ科の竹、笹などの葉が使われます。
また、栄養学的にみても、体の免疫力を強化する作用や体外に有害物質を排出する働き、血液の状態を良くする浄血作用などがあります。また、毛細血管の血流を改善するといわれます。
 震災後のストレスなどで、自律神経が亢進してているときや、血圧が高くなりがち、同じ姿勢が続いて、うっ血しやすい状態などの時には、お茶代わりに飲んでもらうとよいかと思います。
 
 熊は冬眠中一度も、排泄することなく、眠りつづけます。腸や血液が毒素によって汚れるのを防ぐために、冬眠前に解毒、浄血効果の高い葉緑素、クマ笹多糖体、リグニンが含まれるクマ笹を大量に食べるといわれています。
 
 今回は、自生している笹や竹を使って、お茶を作ります。
作り方は、とても簡単です。
① きれいな葉を摘んでくる
② 洗う
③ 水から煮て、沸騰してから弱火で10分ほど煮出す。
④ お茶代わりに、随時飲む。
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 味は、笹団子の香りと稲のような軽い甘さがあり、おいしくいただけます。
もし、火を使うことができず、笹を煮出す事ができないときは、笹を洗って、口の中で味がなくなるまで、噛むという方法でも。
 みなさまの健康とご無事をお祈りしています。