カテゴリー別アーカイブ: 薬膳料理

イライラに

最近、ちょっと忙しくて、イライラしやすいんです。
「母ちゃん、そんなに怒らないでよ!」と娘に言われてしまう始末。
いけないな~。
薬膳的に見ると、睡眠不足と疲労で肝血が消耗し、肝鬱(かんうつ)と呼ばれる気の巡りが悪くなった状態になっています。
きょうは外出がなかったのでお昼ご飯は自分で、作りました。
反省を込めて、養肝解鬱(ようかんかいうつ)のメニュー
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クレソンとコリアンダーをたっぷり刻み込んでオムレツ風にしました。
クレソン、コリアンダーは気の巡りを良くして、解鬱作用があり、卵は養血、滋陰で肝血を増やして、間接的に気の巡りをたすけます。
昨夜の残りのアサリごはん、アサリも養血、滋陰効果があります。
フライパンでグリルした野菜を付け合せて、ジャスミン茶を添えて・・・・。
食後、1時間ぐらいでちょっと体がラクになりました。
ちょっと仕事は休憩、マッサージに行ってきます。

食べてやせる幸せダイエット

以前、日経ヘルスで、「新☆食べてやせるダイエット!」という雑誌の企画を担当させていただきました。この企画、とても好評で、掲載号が全国でほぼ完売したとこのことでした。
  
 その企画がムック本になって再登場。今月発売になったムック本「食べてやせる!幸せダイエット」の巻頭に載せていただきました。
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 実際に500人のモニターさんの食事の内容を追跡し、食事とカラダの不調の関係を調べるというもの。そして、食事カウンセリグを行って、体調の変化を確かめていただくというものです。
 アドバイスさせていただいたモニターさんのカラダの変化に。。。。
 「カラダは食事で変わる!」
ということを実感。です。
 たくさんの方のカウンセリングをさせていただきましたが、みんな「よりよい自分になりたい」と思っていらっしゃる。でも、疲れているから、今の状態を変える最初の一歩を踏み出すことが、「しんどい」。
だって、最初の一歩は必ず、「上り坂」だから。
 でも、最初の一歩が踏み出せてしまうと、次の一歩は格段にラクだったりするのです・・・。
「しんどい」「めんどう」という一歩の前の踏み台を準備できたらと思います。縁側に置かれた、踏み石みたいな一歩の前の「半歩」
 そんな薬膳を提案していきたい。そして実際に今、そういうものを作り始めています。
もちろん、おいしく!たのしく!です。
 ブログを見ている皆様のお力を借りることもあると思います。
これからも、応援してくださるとうれしいですo(*^▽^*)o~♪
 
 

最近の掲載

 現在発売中の、日経ヘルスプルミエ 12月号
最近、すっかり定着した感のあるショウガ。今回は、つらい更年期の冷え効く「ショウガ効果」をフル活用したレシピを紹介しました。
 
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更年期の体は、冷えだけではなく、のぼせが出る方も多いですよね。のぼせタイプのレシピもケアしてあります。
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  撮影当日も、掲載予定のレシピを試食。撮影後の試食って、楽しいんです。この日も、ちょっと持ち寄りパーティ風の雰囲気です。
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 レシピの中でも、私が家で常備しているのは、「ショウガドレッシング」
おいしくて、保存もきく上、さまざまな料理に使えるので、重宝しています。
 常備菜が中心で、他にも、普段の食事で簡単に作れるものばかりです。ぜひ、ご一読くださいね!
 

甘麦大棗湯

 娘の運動会の後の中医薬大学での講義のテーマは「更年期障害」でした。
 更年期におこるイライラに使う漢方として、後漢の張仲景の書いた「金匱要略」に出てくる処方、「甘麦大棗湯」を試飲してもらいました。
 主に効くのは臓躁(ぞうそう)といわれる症状です。“悲傷して哭いてばかり、ものに取りつかれた様子で欠伸(あくび)が多い”というもの。現代のヒステリー、神経衰弱、躁鬱症などで、心脾両虚や心血虚のタイプに使われます。
 このお薬、実は優しい甘さで美味しいのです。お母さんの精神不安定が子供に影響しているようなときに、親子で一緒に飲んで、効果がでる漢方でもあります。
 使われている生薬は、写真左から、甘草・ナツメ・小麦です。
どれも、日本では、薬品としてではなく、食品分類になるので、安心して使えるのも、長所です。
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 生徒のみなさんに飲んでいただいたら、「おいしい~」「甘い・・・」という声が聞かれました。
私も・・・・と口に運んで、しばらくすると、猛烈な眠気に襲われました。
「みなさん、眠くならない?私、睡魔が来たわ。」というと、
「先生、子供さんの運動会で、一緒に走って、お疲れなんじゃない?」
と、みんな平気そう。
 睡魔を振り払って、レッスンを続けました。
甘麦大棗湯、平易な処方内容なので、あまり注目されない方剤ですが、恐るべき、リラックス効果です。
最近、食材が人間の体を変えていくさまに、驚かされることが多いです。
 自然の中で、人は生まれて、自然によって癒されていく。
その様子をまのあたりにすると、謙虚な気持ちにさせられます。
薬膳を仕事にして、幸せだなと思います。
 

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運動会のお弁当2

 運動会のお弁当の作り方、お知らせして欲しいとのメールがありましたので、いいかげんですが、レシピを乗せますね。
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 栗おこわは、栗を剥いている時間がありません。前々日に栗の底に包丁目を入れて水につけたまま冷蔵庫で。翌日、冷たい状態から焼き網で焼いて、焼き栗を作ると、栗の皮がスルッと剥けて、時間短縮になります。炊飯器で普通に炊飯し、炊き上がったら白ごまと黒ごま、塩をふりかけます。
(詳しい剥き方はこちらを見てくださいね⇒栗の剥き方
黒米はもち米なので、白米と一緒に炊くと、少しもっちりして、子供が喜ぶ食感になります。
蒸し野菜は、野菜をフライパンに少量の水を加えて蓋をして蒸し、ストックします。前日の夕食では、ゴマ味噌のドレッシングで蒸し野菜サラダとして登場しました。
当日、やはり前日の夕食のトマトスパゲッティのソースを少し残しておいたもので炒めあわせます。
山芋のハンバーグは、山芋(300g)の皮を剥いて、ビニール袋にほりこんで、すりこぎで叩いて、荒く潰し、鶏ひき肉(100g)と刻んだニラ半束ぐらい、片栗粉(大さじ4~5)、塩ひとつまみを加えて、ビニール袋ごと揉み合わせます。
フライパンで焼いて、みりんと醤油の味で味をつけて完成。片栗粉少なめだとふんわり、多めにするともっちりしあがります。
フムスも超手抜き。袋入りの蒸し大豆を買ってきて、袋ごと叩いて、ペースト状にします。袋の口を切って、ボウルに絞りいれ、ねりゴマ、クミン、塩、レモン汁で合わせて、できあがり。
 

運動会のお弁当

 娘の保育園の運動会がありました。
この日は、お弁当持参で、応援にいくことになっています。
「いっぱい走ったり、おどったりするから、おいしくて、お野菜たっぷりにしようね。」
って娘に言ったら、
「あのね、ポケモンの可愛いお弁当がいいの。
実は、同じクラスのH君のママは、アーティストで、キャラ弁がとってもうまいんです。そんなお弁当がうらやましいのは百も承知。でも、母ちゃんは、ぶきっちょなのです!
 「でもね~母ちゃんのお弁当は、食べるとお肌がピカピカのプリンセスになるのよ~。」と大風呂敷を広げて、さて、どんな内容にしようかな~っと。
しかし・・・
今回は、午後から中医薬大学の薬膳研究科のレッスンがあります。 準備もあって、あまり手の込んだものが作れなさそう。
あまり、自分を追い込みたくないから、 運動会の前々日くらいから、ちょっとづつ仕込をしました。
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 品数を抑えて4品のみ。
焼き栗の黒米おこわ
大豆のフムス
蒸し野菜のトマトソース和え
山芋と鶏ひき肉とニラの和風ハンバーグ
 いつもよりちょっとだけ早めに起きて、お弁当を詰め込んで、運動会へ。
0歳から、年齢ごとに繰り広げられる可愛い、一生懸命な演技を見て、満足です。
 閉会式も終わって、娘と夫とお弁当を食べてから出発しよう思って時計を見たら、授業開始の1時間前です。
夫に「二人で食べてね!」と預けました。
 「授業、他の人にお願いすれば良かったのに・・・」という夫の呟き。
 
「こんな日に、大変だね~」というママ友が同情してくれるのを聞いたら、母親として、不足があるような気がして、ちょっとへこんできてしまいました。
 駅へ急ぐ途中、「りんちゃんのママは、中の上。えらくないのよ中の上
って歌いながら歩きます。
 
 それでも2時間半のレッスンで、講義に集中すると迷いは消えています。自分の軸がぶれるときでも、仕事をするとニュートラルな状態に戻ることができます。
生徒さんの一人が、「先生の授業は、すごく楽しいんですよ。だからやめないでくださいね。」 単純な私は家路に向かう頃には、また元気になっていました。
自宅に戻ると、娘が飛び出してきました。
「母ちゃ~ん。おべんとう、すっごくすっごくおいしかったよ~。りんちゃんは、母ちゃんのおべんとうがいちばんすき!」
後ろで夫が、
「お疲れさん、今日は大変だったね。」
母としては中の下かもしれませんが、仕方ないんです。。。
これが私です。
でも、家族に応援してもらって、生徒さんに勇気づけてもらいながら、少しづつ歩めています。ありがとうございます。
 
 

目の疲れに~かぼちゃのおやき

 少し涼しくなって、秋の香りが漂いはじめました。
今日は、目の疲れを感じたので、眼精疲労をやかすみ目、ドライアイなどに効果の高い、クコの実とかぼちゃでおやきを作りました。
 これはカンタンですよ~。15分あれば完成します。
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作り方は以下
かぼちゃ200g
クコの実  大さじ2(たっぷり)
塩     ひとつまみ
片栗粉   大さじ2
①クコは、水を大さじ2加えて戻す。
②かぼちゃは、種をとって、丸ごとすりおろす。
③①②を混ぜ合わせて、塩ひとつまみと片栗粉を加えて、よく混ぜる。平らな丸型にする。
④フッ素加工のフライパンに油をしき、中火で両面をこんがり焼く。
デザートっぽくしたいときは、③ではつみつとシナモンを加えます。
お惣菜なら、焼きあがってから、ちょぴり醤油をかけて食べてください。
カンタンだけど、おいしい~!その上目にいい。
「これ食べると目がきらきらになるよ。」というと娘が、「じゃあ全部食べる!!!」と言い出し。。。。
でも、これは、私が自分のために作った料理。私も譲りません。
ふたりで取り合いして食べました。

先日のちちたけで

 先日、吉岡町の道の駅で見つけたチチタケ。買った翌日にチチタケうどんを作りました。
遅ればせですが、作り方紹介しますね。
チチタケは、私の記憶は12歳ごろのときのもの。
詳しい情報がわからないので、Wikipediaで調べてみました。
「夏から秋にブナ科の林に群生する。傷をつけると多量の乳液が出て褐色に変化する。
香りが強く、調理法によっては独特の良い出汁が出るため、うどんや蕎麦のつゆなどに具として用いられる場合もある。
栃木県では毎年のシーズンになるとこのキノコを目当てに山林に分け入り、遭難し死傷する者が後を絶たないほどの人気がある。
1990年代から2000年代頃になると、乱獲や雑木林の荒廃などによって栃木県内産のチチタケは減少傾向にあり、生の日本産がマツタケ以上の高額で取引される場合もある。」
 たしかに祖母が、「昔はたくさん採れたんだけど、今じゃ野生のチチタケはマツタケより、はるかに高いんだよ。」と言っていました。
 でも、私が買ったチチタケは600円・・・・。どうなんだろ・・・。
今は栽培できるようになっているのかもしれない。
でも、いいや。まずはトライ!
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切り口から乳のような液体が出るのでチチタケというそうです。
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おばあちゃんから教えてもらったダシの作り方は、煮干でしっかりダシをとります。
水、1リットルに、煮干20g、昆布10センチ各1枚を入れて、沸騰させ、弱火で5分ほど煮てから、煮干と昆布を取り出します。
たっぷりめの油でチチタケとなめたけを炒めてダシを注ぎ、しょうゆ大さじ3、酒大さじ2、みりん大さじ1、塩ひとつまみで味を整えます。
チチタケの代わりにこれからおいしくなるいろいろなきのこを使うといいですね。
温かいダシに適度に冷めたうどんをつけていただきます。
青物は、同じく吉岡町で買ったつるむらさきです。
お味はどうかな~。
ん~。あ~。この味、この香り・・・。
鼻をくすぐるチチタケの少し油気を含んだ風味。
おばあちゃんが作ってくれたうどんに比べると、風味が落ちるな・・・。
それは、600円というチチタケの価格差なのか。それとも私と祖母の料理の腕の差なのか。
詳しい作り方を訊ねてみたくても、もうかないません。
あの味を、食べてみたい。
もう一度、チチタケを手に入れてチャレンジしてみたいと思います。

日経ヘルス10月号

遅くなってしまいましたが・・・。
日経ヘルス10月号(9月2日発売)の「黒豆ダイエット」のページを担当しました。
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以前から料理講習で使って、その美容効果、ダイエット効果、健康効果に驚きの連続でした。
 今回は、誌面でモニターさんが実際に1日30gの黒豆を食べて、体がいかに変わるかの実験をしてくれたました。
 すごいですよ~。下腹5cm減、むくみ解消、冷え性改善など、すばらしい結果でした。
そして薬膳の一番のポイント副作用がないこと。
 どんなに良い食材も、漢方も副作用があるものは日常的に続けられませんものね。
黒豆は、「本草綱目(ほんぞうこうもく」という漢方の古典的百科事典にもさまざまな薬効が記されています。
活血、利水、補血、養陰、解毒、利咽など、今回のモニターさんの結果とピッタリ一致します。
 身近な食材で体を整える薬膳のよさを、これからもお伝えできたらうれしいです。

 杏って不思議な果物ですね。生でいただいても、あまり強い香りや味がしないのに、加熱したり、干したりするとあの杏独特の芳しい香りが濃厚になるんですよね。
 普段は、ジャムをあまり作らないのですが、杏が出回ると、あの香りをかぎたくて、必ず手に取ります。
薬膳的に見ての薬効は、体や肺を潤して、のどの渇きを癒し、咳をとめるというもの。杏の種である杏仁を使った杏仁豆腐も、もともとは咳止めの薬膳です。
さて、杏、肉料理ともよく合います。豚肉とローズマリーとマリネして焼きます。夏らしい香りが美味。
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 残りは定番、杏ジャムに。
オレンジの果汁を絞って一緒に煮るとさらに爽やかな香りと酸味が楽しめます。
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 昔、病人から治療費を取る代わりに、杏の木を植えさせ、それが10万株ものも杏の林になったという故事があります。医者のことを美称で「杏林」といいます。
 このお医者様、杏の花を愛で、杏の実をこころゆくまで堪能されたでしょうね。杏は、なくてはならない果物ではないけれど、あると豊かな気持ちに導いて、人の心に優雅さと余裕を喚起させるような植物かもしれませんね。