軽井沢キャンプ

2010.12.1

 週末、中軽井沢のキャンプ場スイートグラスでオートキャンプしました。
ここは、キャンプ場のアンケートで常に上位にランキングされるキャンプ場です。どんなキャンプ場か楽しみです。
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スイートグラスの看板の前にはインディアンの住居用テント、ティピがあります。オブジェかと思いきや、キャンプ場の設備として、ちゃんと泊まれるみたいです。
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 管理棟前のベンチにはポップコーンが干され、かぼちゃの種も天日干しになっています。こまめなスタッフさんがいらっしゃる模様。
 私たちが泊まったのは電源付きのオートキャンプ用のサイト、1泊目2,000円、2泊目は半額で1,000円
思わず「計算間違いじゃないですか?」と聞き返してしまったリーズナブルさ。
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 天気はあいにくの曇りでしたが、山の尾根に積もる雪を遠くから眺めるのも、また素敵です。
1泊目の朝、家族より少し早めに起きて、娘に気づかれないようにソーッと抜け出して、一人で散歩を楽しみました。
 私は多分、他の人より1人きりの時間をたくさん必要とするようです。
普段の生活でも、ひとりで早起きして、独りで物を書いたり、ボーっとしたりします。
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 キャンプ場を奥の方へ歩いていくと、トゥリーハウスを発見。
どきどきしながら、中へ。
 
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 トゥリーハウスの2階は屋根裏部屋風になっています。のぼって見ると、小さな窓があって、外が覗けます。
このほのぐらい感じが、空想を誘います。子供たちならきっと、この小さなスペースで、いろいろなものになりきって遊ぶはず。
 狭くて薄暗いスペースって、人の空想力を呼び覚ますような力がある感じがしません?
(トイレもそうかもしれないですけど・・・σ(^_^;))
10歳のころのこと。基地を作ろうって、友達と選んだのが、家の畑にある鯉のぼりを立てるための、木で出来た枠。高さ1,5メートル、広さが半畳ぐらいだったように思います。
 その木枠にベニヤ板をはりつけて、物置においてあった古い布団をもちこんで、すっかり囲いました。
薄暗い空間で、友達と遊ぶときの、異次元へ旅立つような高揚感は忘れられません。
 秘密の基地なのに、母が「おやつよ~」って、ミカンを持ってきたりして。
「だめ~、秘密の基地なの!!」って
畑の真ん中なのに・・・・
 
あとで娘をこのトゥリーハウスに連れてきたら、やっぱり、「眠れる森の美女」のお姫様になって、屋根裏部屋で
バタリと倒れていました。
 すごいぞ、屋根裏部屋!!
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 軽井沢の11月は東京よりも早くて、もう冬枯れの風景。
葉を落とした木々に吹く、冷たい朝の風が、清々しく感じます。
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 更に奥へ歩いていくと小さな川が流れていました。
川べりに降りて歩を進めながら、風の音を聴きます。
私はこの風景の一部になり、この風景は私の一部になっている
そのように感じられる瞬間があります。
 中国医学では、世界を陰と陽に分け、それによって物事の性質を際立たせて行くけれど、陰陽を包む大きな円は陰も陽もないゼロの世界。
 がんばりすぎるときも、何にもやる気にならないときも、私は「ゼロ」の世界に触れることで、自分らしさを取り戻すことができます。