秋の美肌番長!さつまいもの効能

2019.10.9

10月に入って風が秋らしく、少し涼しくなってきました。でもまだまだ日差しは夏のようです。

こんにちは!薬膳セラピストの柳本綾子です。

先日、子供の運動会にはじめて参加をしてきました。秋とは思えない日差しの中で真っ黒に焼けてしまいました。同じようにイベント焼けや、夏のお肌ダメージを受けたままの方は多いのではないでしょうか?

今月は秋を代表する食材。美肌やアンチエイジングにも大活躍な「さつまいも」をご紹介します。庶民的なイメージとちがって、美容面で万能な効能をもつさつまいも。意外な一面が見れて驚かれる方もいらっしゃるかも!

さつまいもは身体を冷やさず温めすぎない「平性」の食べ物です。子供さんからお年寄りまでおいしく召し上がっていただけます。
最後にレシピもついています。自然で優しい甘さのさつまいもの薬膳スープです。最後までご覧くださいませ。

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【1】秋の美容番長。美肌対策にはこれ!「さつまいも」

【2】さつまいもと雑穀の美肌ポタージュ

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【1】秋の美容番長。美肌対策にはこれ!「さつまいも」

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さつまいもと言えば何をイメージされるでしょう?まずは便秘の解消ではないでしょうか?食物繊維が豊富なことから大腸がんの予防や高血圧の予防でメニューに取り入れられています。
あるいは糖尿病の養生食になったりと・・・・。成人病の改善や予防に食べられています。

でも最近のファッションサイトなどではさつまいもは美容食。美肌食として注目されているのです。また筋トレ美女ブームだと言われていますが、私の知人の女性は筋トレやトレーニングの前に必ず蒸したさつまいもを食べると言っていました。

美意識の高い女性に選ばれるさつまいも。その理由は豊富なビタミン類にありました。一つづつご説明したいと思います。

□ビタミンB2:  健康的な皮膚や粘膜を作る作用があります。また脂肪燃焼の効果もあるのでダイエットにも!B2は「発育ホルモン」という別名もあり、成長に作用する成分なので子供さんにも積極的に食べていただきたいです。

□ビタミンC:  さつまいもにはリンゴやレモンなどよりもビタミンCの成分が豊富に含まれていて、中ぐらいの大きさ1本(200グラム)で一日の必要量を満たします。紫外線のダメージから皮膚を守り、またビタミンCはコラーゲンを形成する働きがあるので、しみやしわを予防して弾力のあるハリつやのあるお肌に導いてくれます。そして風邪の予防にも。

□ビタミンE:  「若返りビタミン」と呼ばれているビタミンE。抗酸化作用が強いことからお肌や体の老化を防いでくれます。更年期世代や妊活中の方にもとっていただきたい栄養分です。

□カリウム:  酵素を活性化させ腸内の活動が活発になります。便秘や下痢の解消や予防にも。また、カリウムは腎臓における老廃物の排泄を助ける成分なので、体の中の老廃物のデトックスをします。そしてダイエットや美肌にも大事なむくみとりになります。

★夕方や夜になると見えにくくなる夜盲症(鳥目)にもさつまいもはおすすめです。

ただし食べ過ぎにはご注意を!食べ過ぎると鉄分やカルシウムなどのミネラル分の吸収低下になります。
またカロリーオーバーで体重増加につながります。

カロリーは100グラムあたり132キロカロリー(お茶碗半分のご飯と同じぐらい。)中サイズ1本だとお茶碗に1杯強になります。ご参考になさってくださいね!

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【2】さつまいもと雑穀の美肌ポタージュ

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(食材:2人分)

さつまいも 中サイズ1本(200グラム)

玉ねぎ  4分の1個

あわ、ひえ、押し麦、はと麦、アマランスなど雑穀類(おうちにある五穀米など市販品でもOKです)大さじ1杯

昆布 3センチ角1枚

コンソメ(お好みで)

豆乳  100ミリリットル~200ミリリットル

塩ひとつまみ

お好みでクルトンやパフ、グリーンピース、クコなどをいれて彩りを楽しんでください。
画像では有機玄米とハトムギのパフを飾っています。

《作り方》

1:さつまいもは皮をむき、一口大に切る。玉ねぎもくし切りにする。雑穀はかるく洗う

2:お鍋に(1)と水、昆布、雑穀を入れて火をかける。お好みでお野菜のコンソメを入れる。中火~弱火でさつまいもが柔らかくなるまで煮る。

3:2の荒熱がとれたらフードプロセッサーで攪拌する。

4:ふたたびお鍋に入れて豆乳を入れて弱火にかける。塩で味を整える。