美食同源ランチセミナー

2010.10.30

 先日、港区の白金亭にて、「美食同源ランチセミナー」を開催しました。
食べて美しくなる、薬膳のメニューを季節ごとに、テーマを変えて、監修させていただいています。
さて、今回は「ナッツの力で美しく」をテーマに、1時間のセミナーを受けていただき、秋冬のナッツをたっぷり使った薬膳ランチをお召し上がりいただきました。
 セミナーの1時間はいつもあっという間。「ナッツは吹き出物ができませんか」「1日の量は?」「実際の食べ方はどうしたらいい?」などなど、たくさんの質問も飛び出しました。
 そしてお楽しみの美食同源ランチ
まず、最初はチャイニーズサングリア 
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秋冬に、弱くなる肺を守るドライフルーツや生薬を入れたサングリア。香り、味ともに素敵です。
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特製くるみ豆腐とピータンの台湾甘醤油仕立て
ナッツの中でも特におすすめのくるみを使った前菜。深いコクのあるタレの秘密は、タレのベースになる30分以上弱火で炒める葱です。
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点心2種。1種は豆苗を使っています。もう1種は、高麗人参。上から飛び出ているのは、高麗人参のスティック。カラダが温まります。
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贅沢にフカヒレが1枚入った、烏骨鶏と冬虫夏草のスープ。口に運んだ瞬間「しあわせ~」との声が漏れます。
口には滋養をかんじるセンサーがあるのではないかしら?といつも思います。
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海鮮は2種。
大海老のエストラゴンマリネ揚げ~ハーブマヨネーズ
百合根・きのこ・ひらめの古代塩炒めナッツ添え
海老をエストラゴンでマリネし、さらにハーブのマヨネーズをまとっています。おいしく食べて、体への負担を減らす工夫を施しています。
ナッツや百合根、きのこなど、肌を潤わせて、気持ちを和やかにさせる食材の組み合わせ。食べるとリラックスします。
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洋梨に添えた、黒酢の酢豚。
こちらは、洋梨のカップで登場。美しいだけでなく、酢豚をさっぱりもたれさせません。ベース調味料は当社のやくぜんスパイスです。
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牡蠣と春菊、黒豆の黒チャーハン
大きな土鍋で出てきます。あつあつをその場で、サーブしてもらいます。ちょっと石焼ビビンバみたい。
牡蠣はすべて、刻んでチャーハンに混ぜ込んであります。
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マネージャー嵒瀬さんの素敵な笑顔。ホテルで給仕長をなさっていた彼は、振る舞いのひとつひとつが洗練されていて優雅で、ホスピタリティにあふれています。彼にサービスをしてもらうと、とても大事にされている気持ちになって、また来たくなる。白金亭の人気は、彼の人柄によるところは、大きいです。
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 デザートとお茶は、私のブレンドしている「黒のチャイニーズハーブティ」と「黒蜜と黒豆きなこの杏仁豆腐」
杏仁豆腐は、あまりのおいしさに写真を撮るのを忘れてしまった・・・・。
杏仁の香りと黒豆きなこの絶妙なバランス。
見かけが普通なので、だまされますが、これはたまりません・・・。ひとことでいうと、中華ワラビ餅。
下のカフェでも出しているので、単品でも召し上がれます、試してみる価値はありますよ~。
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 料理長の木下さんによるオープンレシピの解説。今回は牡蠣と春菊のチャーハンの作り方を教えていただきました。彼のすばらしいところは、美味しさを追求するために手間を惜しまないこと。
 丁寧で、なおかつ、中華にこだわらない大胆さ。グランドシェフの周中さんがヌーベル・キュイジーヌの開祖。だけに、木下さんの手法も、イタリア料理やフレンチから取り入れられています。
 すばらしい方たちと新しいメニューを作って、お客様に楽しさ、おいしさ、健康を体験していただくのは、作る私自身も幸せを感じます。
 3月31日まで、ランチ、ディナーともに召し上がれます。予約は前日までに。ぜひ、お試しください。