|
No.14
温度変化が激しい2月3月、色の白い食材で免疫力をたかめましょう。
【薬 効】
カリフラワー アブラナ科の植物で、キャベツの仲間。ブロッコリーから突然変異で生まれたといわれています。日本名はハナヤサイ。日本へは明治初年に伝わりました。ビタミンCが豊富で、100g中に86mg含まれ、1日の必要量が摂れる上、食物繊維のペクチンが多く含まれ、整腸作用があるため、風邪の予防には効果的。またカリフラワーのビタミンCは加熱しても壊れにくい特徴があります。
また、体の老廃物を排出するため、抗癌作用が期待されています。アジアでは手に入りやすい食材で、インド料理・中華料理・東南アジア料理に頻繁に使われています。
クミン・ターメリック インド料理のスパイス。胃腸や肝臓の機能を高め、消化を促進して、消化の負担を減らします。
北京での留学時代、冬になるカリフラワーは、白菜とともに安い学食メニューの毎食おなじみの食材でした。冬の北京は緑の野菜がとても少なかったからです。「カリフラワーと豚肉の炒め」「カリフラワーとホールトマトの炒め物」うんざりしながら、食券と交換して食べたのを思い出します。
北京では、カリフラワーは庶民の食材。市場の通りは、手前ほど安い食材が並び、奥に行くとハウス栽培などの高級野菜が売られます。カリフラワーはいつも、通りの1件目か2件目で荷台に山積みにされて売られていました。それに引き換え、ブロッコリーの扱いはお嬢さまのよう。市場の一番奥の屋根付きのお店で、籠に入れられ、ラップに包まれてカリフラワーの5〜6倍の価格で商われています。名前は「西蘭花(しーらんふぁ)」舶来の野菜という意味ですが、カリフラワーだって、元は舶来品。それもキャベツを同じ母に持つ言わばブロッコリーの弟なのに、待遇の違いは哀れなぐらいです。 私たちも人のおごりのお食事の時は、カリフラワーではなく、「本日のおすすめ」の中に載っている「ブロッコリーと蟹の炒め」などを注文してちょっと贅沢をして気分になったりしていましたが・・・。
東京のスーパーで驚いたのは、あのカリフラワーがラップに包まれて、高級食材のように売られていたことでした。ところ変わればというけれど、おかげで私はカリフラワーをうんざりするほど食べることはなくなりました。
このカリフラワー。北京だけでなく、アジア全体でよく使われる食材。歯ごたえとボリュームがある割に、カロリーが低く、ビタミンCの含有も高く、お通じをつける効果もあるため、ウィルスが体内に侵入しやすいこの時期、同じくビタミンCの豊富な新ジャガと合わせると、風邪の予防に効果的です。今回は、インド料理のスパイスと一緒に煮て、動物性の食品を使わず、あっさりした煮込みを作ります。ご飯のおかずにも、ナンやパンとも好相性です。高級食材「カリフラワー」くんの庶民的な味を楽しんでください。
【材 料】
カリフラワー 半個(200g程度)
新じゃがいも 2個(180g〜200g)
玉ねぎ 半個(80g程度)
トマトホール 100g
サラダ油 大さじ2
塩 小さじ1/2〜2/3
クミン粒 小さじ1半
カレーパウダー小さじ2
チリペッパー 少々
しょうがのみじん切り 5g分
にんにくのみじん切り 1かけ分
【作り方】
@カリフラワーは大き目の房にわける。新ジャガイモは、たわしでよく洗って、皮をむかずに縦4つに切る。 玉ねぎ はみじん切りにする。
Aフライパンに大さじ1の油を入れ、ジャガイモとカリフラワーを炒める。とくにジャガイモは煮崩れしないように表面に 軽く焦げ目がつく程度に焼きしめる。
B別の鍋にサラダ油大さじ1を入れ、クミンを加えて弱火で炒める。ふつふつしてきたら、玉ねぎのみじん切りを加え、火を弱めて蓋をし、しんなりさせる。
Cカレーパウダー・チリペッパー、しょうがのみじん切り、にんにくのみじん切りを加え、さらに炒める。
Dトマトホールを、手でつぶしながら加え、@を入れて水をひたひたに加える。(水を加えすぎないように注意)
塩を加える。沸騰したら弱火にして蓋をし、10分ほど煮る。
E塩でもう一度味を調え、ジャガイモがやわらかくなっていたら火を止めて、味を含ませる
F食べるときにもう一度温めるか、または、冷やして前菜としても美味しい。
|