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No.15
根菜がたっぷりの福島の郷土料理。体を温め、腸の働きをアップさせましょう。
産後の1月は無理をすると後々、大病をすると昔から言われます。中医学的には、お産は「気」も「血」も消耗した「虚」といわれる状態。抵抗力も低下しているし、ホルモンバランスの関係で関節もゆるみきって、無理な姿勢が、続くとそれが定着して持病となってしまったりします。
私も産後の1ヶ月は体を休めるため、夫と私の両方の親に出張してもうらことにしました。赤ちゃんの衣類の洗濯や食事づくり、そうじなどすべて、おまかせ。でも、この間は料理好きの私も台所に立つ気にはなりませんでした。寝て、赤ちゃんにおっぱいをあげ、おむつを替えて、ご飯を食べて、また寝る。という繰り返し。こんなに長い間、パジャマを着て生活するのって、後にも先にも無いかもしれません。食事の内容は和食中心です。おっぱいが詰まったりしないように、バターや生クリームは無しです。そのときに、夫の母が作ってくれたスープと煮物のあいのこような「いも煮」は、産後の体にうってつけの和風薬膳と言える一品でした。
「いも煮」は新米の餅とともに食べて収穫を感謝する行事が起源らしく、東北地方の郷土料理です。秋の収穫時に、家族や友人が河原に集まり、大鍋に豪快に作って、歓談する「いも煮会」なるものがあちこちで催されるそうです。材料は秋に取れる野菜が中心です。材料のさといも、ごぼう、大根、人参などは繊維も豊富で老廃物を吸着して排出します。根菜の滋味で体を芯から温めるやさしい味です。
夫の母が帰るとき、ひと鍋作ってもらい、3日間毎日おかずにしました。産後でなくとも、体が疲れている時など、作り方がシンプルで、栄養たっぷり、冷蔵庫にある材料で目分量で作れる上、作り置きもできる「いも煮」。この秋、ぜひお試しを!
【材 料】 分量は適量です。
豚コマ
里芋
大根
人参
ごぼう
こんにゃく
しいたけ・しめじ
木綿豆腐
白菜
白ねぎサラダ油いりこと昆布の出汁
みそ
しょうゆ
【作り方】
@里芋は皮をむき、一口大にする。大根、人参、こんにゃく、きのこ類、豆腐は、大き目の一口大に切る。ごぼうは大きめのささがきに、白菜は1センチぐらいの長さに横に切る。ねぎはみじん切りにする。
A豚コマはサラダ油で炒める。里芋、大根、人参、こんにゃく、きのこ、ごぼうを加え、だしを材料がかぶるくらいに入れて煮る。
B具がやわらかくなったら豆腐、白菜を加える。
C味噌としょうゆで味を整える
Dきざみねぎをたっぷりのせる
ポイント:食べるときに七味を入れるとあっさりと。また意外においしいのがごま油をひとたらし。こっくりとした味になる。
ポイント2:里芋とごぼうは入れないと、味わいが違うので、必ず用意を。
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