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春菊とはまぐりのパスタ

No.17
 幼い頃、家のまえに畑があった我が家では、春菊は、買ったことがありませんでした。収穫の時は、毎日のように春菊のおひたしが食卓に並びます。独特の香りと苦味は、子供の私には、薬のようで、いつも息を止めながら「うじゃうじゃ」と噛んでいたのを覚えています。今は、かつてほど強い香りや苦味のものは少なくなり、スーパーに並ぶのは、生でも食べられるくらい、マイルドな味と柔らかい歯ざわりになりました。
春に収穫されるこの春菊は、春の体を整える働きがあります。春は中国医学的に見ると、「肝」がトラブルを起こしやすくなります。実際に肝臓が疲れやすくなったり、自律神経が乱れやすくなったり。また、冬の間貯めていたエネルギーを外に向かって発散させる時期でもあります。春菊の強い香りは、体の「気エネルギー」の巡りをよくし、自律神経の乱れを整えてくれます。また今回、パスタに使うハマグリは、肝臓を元気にするミネラルやタウリンを多く含み、クコの実は肝臓を強化する薬として常用されています。身近な材料ですが、春菊の香りとハマグリの旨み、クコの甘みが、体を癒してくれるのを感じられる一品です。きっと、あの春菊で作ったら、味も効果もパワーアップするはず・・・と子供のころ嫌いだった春菊が、今は懐かしくなります。

作り方1人分
@ ハマグリ小ぶりで10個中ぶりで7個ぐらい、たっぷりめに用意し、塩水につけて、砂だしをする。
A 春菊5〜6本は3センチぐらいの長さに切る。にんにく半かけはスライスする。クコ5gは、洗って少量の水で戻す。
B なべにたっぷりお湯を沸かし、塩を加えて、スパゲッティを90gを茹でる。
C スパゲッティが茹で上がる4分前になったら、フライパンにオリーブオイル大さじ1、にんにく、輪切りにした唐辛子ひとつまみを加え、弱火で炒める。中火にし、ハマグリを加えて、白ワイン50ccを注ぎ、蓋をする。ハマグリの口が開いたら、春菊を加える
D 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、味を見ながら、塩、こしょうをして、味を整える。仕上げにクコの実を散らす。


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