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No.18
「蓮の芯って飲むと眠くなる?」友人に尋ねられたことがあります。話を聞いてみると、旅行で台湾に行ったとき、お茶屋さんで「蓮芯茶(れんしんちゃ)」を見つけたそうです。飲むと熟睡できるとお店の人に言われ、不眠に悩んでいた友人は、おもしろそうと思い、持ち帰りました。家で飲んだところ、10分もたたないうちに眠くなってそのまま熟睡してしまったといいます。
蓮芯とは、蓮の実の中に入っている胚芽の部分のことです。普通は料理に使うときは苦いので、取りのぞきますが、お茶屋さんではこの芽の部分を集めて「蓮芯茶」として販売しています。
これから夏にかけて起きやすいのが「心の火」という状態です。症状としては、イライラ、睡眠障害、動機、ほてり、口の渇き、尿の色が濃いなど、緊張の多い現代人には、よく見られる症状です。中国医学では、「心」は「心臓」と「精神活動」の両方を意味します。不眠は精神活動がスムーズでないということなので、「心」のバランスを取り戻すように治療していきます。 こんなときに効果があるのが夏に実る蓮の実です。熱を取って、鎮静させる働きがあり、特に蓮芯はその効果が強い部位です。普段から不眠気味だった友人が、眠くなったのはうなずけます。
料理方法は、豆と同じように扱えかうことができます。柔らかくなるまで煮たあと、野菜や肉と合わせてスープにしても良いですし、甘く煮てデザートにしても、ほっくりした味を楽しめます。今回は蓮の実を使ったあんみつを作ります。忙しさに追われて、リラックスが難しい私たちの毎日。休日には、少しだけ手をかけて、蓮の実のデザートとお茶で体中の力を抜いてみませんか?
蓮の実のあんみつ&蓮芯茶
作り方(2〜3人分)
@ 糸寒天5gを500ccの水に5〜6時間つけてふやかす。そのまま火にかけ、沸騰したら弱火で3分ほど寒天が完全に溶けるまで煮る。流し缶などに入れて冷まし、その後冷蔵庫で冷やし固める。
A 蓮の実50gは5〜6時間たっぷりの水につける。実の中に蓮の芯が入っているので、取り除く。かぶるくらいの水に入れて、火にかけ沸騰したら弱火にし、40分程度少し固めに茹でる。茹で上がったら冷ます。
B 干し杏50gは100ccの水に1時間程度ひたして戻し、蜂蜜大さじ1を加えて火にかける。沸騰したら弱火にして、汁がほぼ無くなるまで煮含める。冷ます。
C 寒天を2センチ角に切り、器に盛る。蓮の実、杏、市販のこしあんを載せて、上から黒蜜を適量かける。
蓮芯茶
蓮芯を急須に入れ、熱湯を注ぐ。2〜3分まって、器に注ぐ。
※蓮の実、蓮芯は中華食材店などで販売しています。
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