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スパイスの効いた苦瓜のオーブン焼きオレンジソース

No.19

赤ちゃんの口に苦い味の食材や酸味の強いものを入れるといやな顔をして吐き出してし
まいます。人間は長い歴史の中で、体に記憶された味によって体に害になるものと益になるものを選んできました。苦い味は体にとっては「毒物」を連想させ、酸味は腐敗した食べ物を思い起こさせます。赤ちゃんも成長するごとに複雑な味を感じ分けられるようになり、苦味や酸味もおいしく感じるようになっていきます。
薬膳では、食べ物の持つ「味」の薬効で体を整える方法があります。「酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味(げんみ)」の五つの味があり、「五味(ごみ)」といいます。五味には、それぞれ体がその味を必要とする季節があります。例えば、夏や夏の終わりは、甘いもののとり過ぎに気をつけます。夏は胃腸の働きが弱り、体に水分が貯まりやすい季節です。甘いものを食べ過ぎると、胃腸に負担がかかり、水分代謝が悪くなるため、むくみやすくなったり、夏ばてしやすくなったりします。甘く冷えたジュースなどは、夏ばての大敵です。また、苦味のものを食卓に取り入れるようにします。苦味には胃腸の働きを高める働きと体内にたまった熱を取り去る効果があります。
 夏が旬の「苦瓜(ゴーヤー)」は苦味の代表的な食材です。体のほてりや熱をとり、夏ばてを防ぎます。苦味成分「モモルデシン」は胃腸を刺激し食欲を増進させる働きがあります。苦瓜の産地、沖縄では、体を冷やす効果が強いので、妊婦には食べさせない家庭もあるそうです。今回は、苦瓜に胃腸の働きを高めるスパイスを組み合わせたオーブン料理を作ります。オレンジの香りが食欲をそそり、苦瓜が苦手な人にもおすすめです。
 作り方2人分
下準備 オーブンを200度に熱しておく。
@ 苦瓜1本(200g程度)を縦半分に切り、ワタと種をとり、くぼみに小麦を小さじ1を振るっておく。
A 詰め物をつくる。豚ひき肉150gに塩小さじ1/2を加えて粘りが出るまで混ぜる。たまねぎ半個は、みじん切りにし、塩をひとつまみ入れて、しばらく置き、水気を絞って豚ひき肉に混ぜ合わせる。じゃがいも小ぶり1個(50〜60g)をすりおろして加え、胡椒、ナツメグ、クローブの粉少々を振り入れて混ぜる。
B 苦瓜のくぼみに詰めものを詰める。
C オレンジ1個の皮をむき、小袋2つ分を剥いて1/3の厚さに切り、Bの上に乗せる
D オレンジソースを作る。小さな耐熱容器に、残りのオレンジの果汁を絞り、八角1個、はちみつ小さじ1、白ワイン30cc(なければ酒でも可)オリーブオイル小さじ1を加えて混ぜる。
E 天板に苦瓜とDを乗せて、オーブンの中段で20分〜25分焼く。
F 皿にオレンジソースを敷き、苦瓜を適当な大きさにカットして載せる。

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