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聖護院大根で3品

No.22
 
  冬は、根っの野菜を食べると体を温める効果があって、薬膳ではよく使われます。何より、この時期の根菜は、しっとり甘くて美味しくて、食べると心も体もほっこりします。
 野菜を育てるときの有機肥料に、秋、冬は根菜の発酵エキスを混ぜると植物の耐寒性が高まるという、農家の方の話を聞いたことがあります。人間も植物も同じなんですね。
先日、関西の方から、聖護院大根をいただきました。丸大根の一種で、冬の京野菜として知られています。普通の大根よりも、肉質が緻密で、柔らかく、煮るととろけるようになるのに、煮くずれしないのが特徴です。2つもいただいたので、美味しいうちに食べなくちゃと、ちょっと焦り気味。今日は2種類の料理を作りました。
1つは、「焼き大根の中華風煮込み」聖護院大根半個の皮をあつめにむき、少し大きめに切ります。白ねぎ1本は、3センチぐらいのぶつ切りにします。フライパンにごま油を熱して、聖護院大根と、ネギを入れて、表面に焼き色がつくように焼きます。
いったん取り出したら、フライパンに生姜のみじん切りを入れて炒め、豚コマ100gを入れて炒めます。大根とネギを戻し、戻した干し椎茸3個分をそぎぎりにしたもの、きくらげ5gを水でもどしたもの、紹興酒50cc、干し椎茸の戻し汁、水を加えます。しばらく煮て大根が柔らかくなったら、醤油大さじ2、オイスターソース小さじ2を加えて煮ます。聖護院大根は火の通りが早いので、煮込み時間も短めでOK。一度火を止めて冷まし、味をしみこませます。食べる直前に火を入れて、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
 大根を焼くことで、甘味や風味が増すので、砂糖やみりんなどの甘味を使わないほうが、野菜本来の甘さと滋味をしっかりと感じることができます。あっさり食べたい時は豚コマを使わなくても、十分美味しく仕上がります。この1品は、煮たカブなどのフニャフニャした食感をいやがる2歳の娘に大人気。大量の大根を食べました。丸大根の柔らかくも歯ごたえのある味が気に入ったようです。

 もう一品は「聖護院大根の甘酢漬け」かぶら漬けが有名ですが、ちょっと時間がかかるので、甘酢につけ込みました。大根の残り半分を皮をむき、薄切りにした大根に塩を振ってしばらくおきます。酢、はちみつ、たかのつめ、昆布を鍋に入れて火にかけ、はちみつがとけたらそのまま冷まします。水気をしぼった大根を入れてつけ込めば完成です。こちらは煮込んだものと違って大根のさわやかな甘味と柔らかな歯ざわりが楽しめます。冷蔵庫でかなり日持ちしますので、箸休めにぴったりです。
 そして厚めにむいた皮は、適当な大きさに切って、ごま油で炒め、戻した干し椎茸、戻し汁、塩、たっぷりのすりごまで味付けをして、きんぴらに。めんどうなので千切りにしません。これも、娘がバクバク食べました。
 なんにしても美味しい聖護院大根の実力に感服です。
そんなこんなで、大根1本を1日で消費。達成感!!
あ〜でも、まだもう1本あるんだわ。明日は何にしようかぁ〜。

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