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薬膳レシピ

お知らせ

これまでの薬膳レシピが、パブーの電子書籍になりました。
ダウンロードして、パソコンはもちろん電子書籍リーダーやスマートフォンでご覧いただけます。キッチンでもダイニングでも、お好きな場所でご利用ください。
薬膳レシピは随時ふやしていきますので、お楽しみに!
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電子書籍「薬膳料理家 阪口珠未の漢方キッチン」

No.035

ハトムギ麦とろ

ハトムギ麦とろ

薬効

梅雨から夏にかけては、湿気が多くなります。特に日本は、湿気が強いため、この時期、胃腸に水が貯まりがち。
たっぷり水分で、うるおいそうだけど、滞った水は、中国医学では「水湿(すいしつ)と呼ばれ、立派な邪気となって、むくみ、消化不良、夏太り、夏バテ、湿疹の原因に。
ハトムギは、胃腸にたまった水分をうまく排出して、胃腸の働きを高め、むくみを取り去ります。
また、いぼを取って、肌のきめを整えるはたらきも。
毎日のお米に入れて炊くと、無理なく夏の薬膳が始められます。

ただ、ハトムギは、お米よりも火が通りにくいので、以下の方法で、下ごしらえするのが、手間もかからず、おすすめです。
むくみやすい女性はぜひ、どうぞ。

材料(2人分)

米     1.5合
ハトムギ   30g

山芋   300g
かつおダシ   200~250cc
味噌   20g~25g(大さじ1強~1杯半)
もみ海苔 適宜

作り方

  1. ハトムギを柔らかくする。
    魔法瓶をお湯で温め、洗ったハトムギを入れ、熱湯を500cc注ぐ。そのまま、一晩置く。ざるにあげる。
  2. 米を洗って、(1)のハトムギを混ぜ、炊飯器に入れる。(1)の汁と、足りなければ水を足して350ccを注ぎ、30分ほど置く。普通に炊飯する。
  3. かつおダシに味噌を加えて溶かしておく。
  4. 山芋は洗って皮をむき、すりおろす。
  5. (4)をすり鉢に入れ、すりこぎですりながら③のダシを加える。(山芋の種類によって固さが違うので、ダシの量を調節してください)。
  6. ご飯が炊き上がったら、軽く混ぜ、器に盛る。⑤のとろろをかけ、もみ海苔をのせる。