2023.6.8
こんにちは。マルタマフーズ薬膳セラピストの倉口真実です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。
4月にグループ会社の特別養護老人ホームで「春」の薬膳メニューの提供を行いましたので、ご紹介します。
<春の薬膳メニュー>
・あさりと椎茸の炊き込みごはん
・菜の花と鶏ももの炒め物
・ブロッコリーとカリフラワーの和え物
・若竹汁
・いちごヨーグルト
<提供メニューのイメージ>
春は冬にカラダに貯めたエネルギーを全身に巡らせ、活動する季節。
カラダに貯まった老廃物を出し、春に働きが低下しやすい胃腸を整えることが大切です。
春先はまだ肌寒い時もあるため、体を温める食材も使用しました。
春を爽やかに過ごしやすくしてくれるメニューです。
彩りが良く、あさりと椎茸の炊き込みご飯は献立に取り入れたことがないこと、ご利用者様は魚より肉を好まれることから、今回提供しました。
◆レシピ紹介【あさりと椎茸の炊き込みごはん】
~分量(2人前)~
・米…1合
・あさり…60g
・干し椎茸…小さいもの1個
・みりん…大さじ1/2
・薄口醤油…小さじ2
・塩…ひとつまみ
・和風だし…小さじ1/4
・みつば…適宜
・土生姜…うす切り1枚分
~作り方~
・米と茹でたあさり、スライスした干し椎茸、みりん、薄口醤油、塩、和風だしを入れて
炊飯し、蒸らす。
・茶碗に盛り付け、みつばと千切りにした生姜を飾る。
あさりは血を補い精神を安定させる効果があり、春先に感じやすいイライラを和らげてくれます。椎茸は冬の間に体に溜まった老廃物を出してくれる効果があるとされています。
春を感じる食材を取り入れた薬膳メニューは、110名のご利用者様が召し上がり、「春らしく彩りもきれいでした」「どれも食べやすく、おいしかったです」と好評でした。
お食事を通して春を感じていただくことができ、嬉しかったです。