2023.6.30

こんにちは

30年以上薬局現場で患者さんに接し、薬膳・漢方・手つぼ・発酵食などを組み合わせた指導を行う「ハイブリッド薬剤師」。

漢方キッチン講師の岡山真弓です。

暑い時期になりましたね。中医学の暦の上では今は夏。

五臓の「心」が弱る時期です。

薬膳では、「心」は精神のコントロールに関与している臓器です。

暑い時期に心の働きが乱れると、

動悸などの心臓の症状だけではなく

不安や不眠、健忘などのメンタル面での不調も

多く出てくる時期でもあります。

 

実際、私が勤めている薬局でも

この時期は睡眠薬の処方が増えてくるんです。

猿之助さんの事件で有名になった

『レンドルミン』と『サイレース』という睡眠薬もよく処方されるお薬です。

西洋医学では眠れない=睡眠薬という構図が一般的なので、

長時間作用型や即効性のある睡眠薬などを

患者様のニーズに合わせて処方されていきます。

でもそれって本当にあってるの?って不安になることないですか?

先ほど紹介したような睡眠薬は『ベンゾジアゼピン系睡眠薬』と呼ばれるま

 

これらは、高齢者が飲み続けると転倒や骨折、認知機能の低下を招きやすいので、使用は最小限にするのがよいとされています。

 

でも、実態は65歳~80代に最も多く処方されています。

 

これらの薬は、筋弛緩作用があり、転びやすくなり、転倒事故、骨折につながるという研究報告があります。

薬膳では、夏の不眠は「苦味」の漢方や食材を使って、「心」の熱を取るという方法でケアをしていきます。

薬膳は、睡眠薬のように、「飲んですぐに効く」ものではないですが、

自分のカラダのバランスが崩れているところを知り、整えていくことで、

睡眠薬を減らしたり、やめたりする生活にしてくことは可能です。

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体調から読み解く不調の原因

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季節を見て

その人の体質を見て

またその人の食生活や置かれている状況などを見て

その人の身体が今どのような状態でその不調が出ているのかを見極めていく。

それができるようになれば、世界が広がるし、さらに家族や身近な人のお役に立つことができます。

私自身、実際の現場で不調の方を見て、リアルにアドバイスしてる立場だからこそ、お伝えできるお話がたくさんあります。

ぜひこの機会に一緒に薬膳のもっと奥の世界に踏み込みましょう!

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