2023.7.17
マルタマフーズ薬膳セラピストの矢野 貴義です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、
阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。
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花粉の季節も終わったと思ったら、雨が降ることも多く、一気に蒸し暑い日が続くようになりました。
梅雨から夏にかけて、湿度や気温の上昇で体調を崩される方も多いのではないでしょうか。
自宅で手軽に実践できる薬膳料理「夏の湿気に負けるな! 冬瓜と鶏ミンチのあっさりスープ」を紹介します。
薬膳では季節ごとに起きる体調の変化に合わせて食材を選びます。
夏には体の熱を冷まし、水分代謝を良くしてくれる「瓜科」の食材が効果的です。
「冬瓜」は夏が旬ですが、冬まで保存が可能なため名前に冬とあります。
淡泊でほとんどが水分なため、炒め物やデザートにも使うことができます。
水分を代謝する効果が特に高い食材です。
最近ではスーパーでも1/8カットで売られています。
<冬瓜と鶏ミンチのあっさりスープ>
~材料(2人前)~
・冬瓜…300g
・鶏ひき肉…100g
・鶏ガラスープ…大さじ1
・水…2カップ
・料理酒…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・薬味ネギ…1本
・ごま油…少々
~作り方~
・冬瓜の種をとり、ピーラーで皮をむき(うっすら緑が残る程度)、一口サイズに切る
・薬味ネギを小口切りにする
・鍋にごま油をひき、鶏ひき肉を炒める
・鶏ひき肉の色が変わったら、冬瓜を入れ炒める
・料理酒、水を加え沸騰したら鶏ガラスープを加える
・弱火にして10分煮込み、塩と薬味ネギを加える
~コツ・ポイント~
冬瓜は皮にも薬効があるので、うっすらと緑が残るように剥く
冬瓜はトロッとした食感で、青臭さもなく優しい味わいでした。
薬味ネギの香りが食欲をそそります。
余った冬瓜は冷凍保存して、夏の間は色んな冬瓜レシピを楽しみたいです。
夏に食べると良い食材を組み合わせることで、効果をさらに高めましょう。
今回は「トマトとミックスビーンズのマリネ」、「梅と大葉の肉巻き」を一緒に作りました。
トマトは夏が旬で体の熱を取り、豆類は体の水分代謝を助けます。
梅は疲労回復と消化を助ける働きがあり、夏バテ予防に効果があります。
食材の力をもらって、毎日健康に過ごしていきましょう!