2023.9.13
「人も犬も薬膳でハッピーエイジング!」がモットーの薬剤師、国際中医師・国際中医薬膳師。おいしいもの大好きな3匹の鼻ペチャ犬と暮らしながら「ペット薬膳管理師」としても活動中。動物たちの「元気で長生き」をサポートします。
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漢方キッチン講師の佐野芳子です。
前回は「薬膳は動物にも」をお話しました
http://kanpokitchen.com/school/2023/07/07/2409/
今回は、中国医学的に見た、ペットの体質についてお話します。
ペット薬膳で大切なのは。。。。
気血水を補って体のバランスを整えること。
邪気があれば、それを取り除くこと
陰陽のバランスをとること
あら?これって、漢方キッチンのセラピスト講座でやってること?
そう、セラピスト講座初級クラスの「季節の薬膳」は
「ペットの陰陽五行体質チェック」とリンクすることができるんです。
犬の五行体質チェックはこんな感じ
木タイプ:舌全体が赤く少し苔がある 目が充血しやすい 短気でよく吠える
(春の薬膳とリンク)
火タイプ:舌先が赤い すぐにドキドキする 不安を感じやすい 単独行動好む
(夏の薬膳とリンク)
土タイプ:湿疹ができやすい 甘い物好き 便秘と下痢を繰り返す プライドが高い
(長夏の薬膳とリンク)
金タイプ:鼻が詰まりやすい 乾燥肌 辛抱強い 冷静 キレイ好き
(秋の薬膳とリンク)
水タイプ:年齢の割に白髪が多い 浮腫みやすい 怖がり 慎重
(冬の薬膳とリンク)
などの特徴があります。
一部紹介しましたが、いかがでしょう?
あなたのわんちゃんはどのタイプでしたか?
対象となる薬膳セラピストクラスの講義名を( )で記しています。
例えば、「春の薬膳」で使う食材は、主に「木タイプわんちゃん」が食べるのに向いていたりします。
人間用のメニューの味付け前に犬用を取り分け、犬に必要な栄養素を加えることで飼い主とわんちゃんが同じメニューを一緒に食べられるんですね~。
家族一緒に食べる楽しみをあなたの「わんちゃん」と分かち合えるのは幸せだと思いませんか?
ちなみに我が家の三兄弟は見事にバラバラの五行体質でした。
土タイプ:皮膚トラブルあり プライド高め(な顔つき)の長男
火タイプ:舌先が赤い 身体は大きいけど大きな音が苦手のビビり次男
木タイプ:目が充血しやすい 大きな声で鳴く(身体は一番チビ)の末っ子
動物も含めた家族みんなに使える「中医学の知恵」
知っておくことで、楽しさも広がります。
次回は「体質別の薬膳を犬に当てはめたら?」をお話ししましょう。