2024.7.16

マルタマフーズ薬膳セラピストの圓次 奈津子です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。

畑をしている親戚から大きな胡瓜がたくさん我が家に届いたので、毎日のように家族で食べています。いただいたのはどれもヘチマのような太い大きなサイズの胡瓜ばかり。

胡瓜はほとんどが水分。栄養素ではカリウムが多く含まれています。
薬膳では体の水の巡りを良くして利尿作用があり、体の熱を冷ます食材として、暑い夏には他の夏野菜とともによく用いられます。

今回はこの胡瓜を使った暑い夏場でも時短で簡単にできる料理を紹介します。
胡瓜だけではなかなか料理の主役にはなりませんが、ランチョンミート(スパム)や豆腐などのたんぱく質食材を使うことで夏バテ予防にぴったりの主菜になります。

<胡瓜のチャンプルー>

~材料(4人分)~
・胡瓜…400~500g
・ランチョンミート(スパム)…100g
・木綿豆腐…100g
・青ネギ(小口切り)…少々
・味噌…大さじ2
・めんつゆ(ストレートタイプ)…大さじ2
・みりん…大さじ1
・ごま油…適量

~作り方~
1.胡瓜は皮をむき、5㎜幅の輪切りにする。ランチョンミートは1㎝幅に切る。
2.豆腐はキッチンペーパーに包んで600Wのレンジで1分程度加熱し、粗熱がとれたら一口大に切る。
3.調味料を合わせておく。
4.フライパンにごま油を少量熱し、ランチョンミートを炒める。さらに、胡瓜を加えて炒める。最後に豆腐を加える。
5.4に3の調味料を加えて混ぜ合わせる。小口切りにしたネギを飾れば出来上がり。

~コツ・ポイント~。
きゅうりは皮をむくことで青臭さを取り除くことができます。
水溶き片栗粉でとろみ付けをすると、ナーベラ(へちま)チャンプルーのような、とろっとした食感に仕上がります。

ナーベラはなかなか手に入らない食材ですが、身近に手に入る胡瓜でも簡単にできるのでぜひ試してみてくださいね。味噌味とランチョンミートの塩味が食欲をそそりますよ。

今回は、生姜のきいた胡瓜のくず煮と胡瓜のキムチも一緒に作りました。
体質的に冷え性なので、体を冷やす効果のある胡瓜は加熱したり、体を温める効果のある生姜や唐辛子などの食材と合わせて食べています。

皆さんも食材の力で、元気に暑い夏を乗り切ってくださいね!

 

株式会社マルタマフーズ HP
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