2024.8.19
マルタマフーズ薬膳セラピストの矢野 貴義です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。
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薬膳では夏の終わりの8月頃を長夏と呼びます。暑さが1年の中で最も厳しい時期です。
「脾」という臓器（胃腸の働きをする）がバランスを崩しやすい季節になります。
食欲が無くなり、疲れやすい、体がむくむ等の症状が出やすくなります。
身体の熱を取る食材や水分代謝を良くする食材を中心に、消化の良い食材、胃腸の働きを高める芳香性のある食材を組み合わせて食べることで、体調を良くする事ができます。
～胃腸にやさしいスタミナ回復レシピ～ 長夏の薬膳メニュー
＜梅とオクラともずく酢ぶっかけそうめん＞
～材料（2人前）～
そうめん…120g
オクラ…4本
大葉…4枚
梅干し…2個
もずく酢…1カップ
めんつゆ（ストレート）…100ml
～作り方～
・オクラのガクとヘタを取り、1分間塩茹でする
・茹でたオクラを冷水で冷やし、輪切りにする
・大葉を千切りにする
・梅干しの種を取り除き細かく刻む
・めんつゆに、もずく酢と具材をよく混ぜ合わせる
・そうめんを茹で、冷水で冷やし、よく水を切る
・そうめんに合わせたつゆと具材を混ぜ合わせる
◆おすすめ食材
オクラ：ネバネバ成分が胃腸の働きを助ける。
梅：腸の働きを整える。疲労回復効果が高い。
大葉：爽やかな香りが食欲を増進する。
梅の酸味と大葉の香りが、食欲をそそります。
オクラのネバネバによって、麺とタレがよく絡んでくれます。
＜茄子の肉巻き＞
◆おすすめ食材
茄子：体の熱を取る。むくみを改善し、胃腸の調子を整える。
豚肉の旨みが茄子に染み込み、トロリとした食感がとても美味しかったです。
＜緑豆春雨サラダ＞
◆おすすめ食材
緑豆：体の熱を冷まし、余分な水分を排出する。
きゅうり：体の熱を冷まし、余分な水分を排出する。
レタス：体の熱を冷まし、胃腸の働きを正常にする。
もちっとした春雨と、シャキッとしたきゅうりで箸がすすむ一品でした。
長夏は食が細くなり、スタミナ切れになってしまうのと、頂いたそうめんが余ったので今回のレシピを思い付きました。
どの料理も美味しく仕上がったのであっという間に食べきりました。
そうめんのレシピは使う夏野菜をきゅうりやトマトに変えながら楽しもうと考えています。
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