2025.2.17
マルタマフーズ薬膳セラピストの圓次 奈津子です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。
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2月に入り、スーパーの店頭で春野菜が少しずつ並び始めると春の訪れを感じて嬉しくなります。
春の養生のポイントは「気の流れを良くすること」と「解毒(げどく)」です。
「解毒」は体の中に溜まった老廃物を排出する(デトックス)という意味です。
春は環境の変化などでストレスが溜まりやすく、イライラしたり精神が不安定になったりという不調が出やすい時期です。
気を巡らせる食材や冬の間に体に溜まった老廃物を排出してくれる食材を意識してとるようにしましょう。
また、体を動かしたり、外出して気分転換をして心身ともにリフレッシュすることも大切です。
この時期に私がおすすめする食材が「セロリ」です。
元気に春をスタートさせるためのセロリを1本丸ごと利用したメニューを紹介します。

<気分すっきり春のげんきごはん>
・セロリの葉の混ぜご飯
・和風ひじき入り豆腐ハンバーグ
・人参とセロリのサラダ 柚子風味
・菜花(なばな)のソテー
・若竹煮
・玉ねぎとじゃがいもとセロリの味噌汁
※残ったセロリはピクルスやきんぴらにして作り置きしておくと便利です。
セロリ以外にも気を巡らせる効果があるとされる柚子の皮や玉ねぎ、デトックス効果のある筍やわかめ、ひじきなども使用しています。
口の中にセロリの香りが爽やかに広がり、心も体もすっきり。心も落ち着きます。

【セロリの葉の混ぜご飯】
~材料(2人分)~
・ご飯…お茶碗2杯
・セロリの葉のみじん切り…大さじ2杯(お好みの量で調整してください。)
・白ゴマ…小さじ1
・ごま油…小さじ2
・醤油…少々
・塩…ひとつまみ
~作り方~
①セロリの葉の部分をみじん切りにします。
②フライパンにごま油を入れ、セロリを軽く炒めます。
③②に白ゴマを加え、醤油、塩で味付けします。
④③を温かいご飯に混ぜ合わせたら、茶碗に盛り付けます。
ポイントはセロリの香りを生かすため、加熱しすぎずにさっと炒める程度にすることです。
ただし、香りが苦手な方は刻んだ葉をしばらく水でさらしてから油で炒めてください。
セロリの独特の強い香りはアピインという成分で、精神を落ち着かせる作用があります。
気の巡りをよくしてくれる以外にも、体の余分な熱をとって目の充血を解消したり、余分な水分を取り除いてむくみを解消する効果も期待できます。
茎の部分はシャキシャキした食感が楽しめますが、葉の部分は茎よりも栄養価も高いので捨てずに料理にどんどん活用してみましょう。
株式会社マルタマフーズ HP
関西・関東圏の特養や病院への給食導入のご相談承ります
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