2025.5.21

商社勤務から薬膳と料理の世界へ沼落ち。
国際中医薬膳師を取得後、無類の食いしん坊精神と好奇心からフレンチ、イタリアン、点心、パン、和食、中華、ベトナム、韓国、インドなどあらゆる料理を習得。ユニバーサルな薬膳を目指して日夜邁進中。
「食べることは生きること」食でおいしく、楽しく、体を整えるがモットーの漢方キッチン講師「三栖由佳(みすゆか)です。

 

5月の立夏が過ぎると最近はすぐに暑くなってきますね。
まだまだ暑さに体が慣れていないので疲労感があったり、胃腸の調子の悪い方が多いのではと思います。

熱中症になりやすいのも汗腺がまだ開いていないので熱が身体の中から放出できず身体の中に熱がこもっているせいでしょう。
お風呂でもサウナでももちろん運動でも毛穴を開いてあげると少しは過ごしやすくなります。ただし入り過ぎは気と血を消耗してかえって疲れてしまうので良い頃加減でやってほしいです。

5月半ばくらいになるとそろそろ梅の時期。
梅の時期は梅干をたま〜に、梅酒や梅シロップ、梅の青煮などを毎年作ることが初夏の私の手仕事はじめです。

 

私はホワイトリカーというのがどうも苦手で、あれで作ると頭が痛くなることが多く最近では度数の高い焼酎や泡盛につけてみたり・・・。
でも一番のヒット作(私の中でですけど)はみりんです。本当のみりん。
少しお高いですが、みりんでつけるとお砂糖を使わずに済むのとベタベタした甘味がなくてスッキリとした飲み口でとても飲みやすいです。ちょっとだけ薬膳っぽく棗やクコを少しずつ入れたりして楽しんでいます。

また、梅シロップは氷砂糖でつけます。白いお砂糖より氷砂糖の方が優しい甘さ。
梅シロップは韓国料理ではよく使います。お砂糖の代わりの時もありますが、梅シロップの酸味と甘味が必要な時にも使います。

薬膳的には、梅シロップは汗をかき過ぎてしまう時に有効です。
酸っぱい味は引き締める作用があるので体液の消耗を抑えてくれるのです。
甘味は気と血を生むので梅シロップは夏に取りたいドリンクの一つです。

去年は梅が不作でしたが今年はどうでしょう??

みなさんもスーパーで梅を見かけたらぜひ作ってみてください。
氷を入れてオンザロック、炭酸を入れて、炭酸割り、それからつけた後の梅は梅ジャムにして。
やってみると簡単で楽しいですよ。

梅酒(みりん)の作り方は消毒した瓶に梅を入れ被るくらいみりんを入れるだけ。とても簡単にできますよ~。

ぜひお試しあれ!

 

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