2025.8.14

マルタマフーズ薬膳セラピストの赤土 知佳です。

株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。

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昼夜問わず暑さが続くこの季節、食欲が落ちてしまう方も多いと思います。

そこで、今回は誰でも簡単に作れる薬膳料理暑さに負けるな!冬瓜と豚肉の生姜炒め]をご紹介します。

これからの季節 8月頃は、薬膳では長夏と呼び、夏の終わりの季節を指します。
この季節は冷たい物の食べ過ぎや暑さが続く中で、食欲低下や身体のだるさが起きやすくなります。

そんな季節にピッタリの食材が瓜類やトマト、とうもろこし、スパイス類などです。

冬瓜は余分な熱を冷まして、夏のむくみやほてりを解消し、豚肉には気血を補い滋養強壮効果があるとされています。
冬瓜との食べ合わせは夏バテの防止が期待されます。

オクラは夏に失われがちなビタミンやミネラルを多く含むので、疲労回復に。
トマトは、生で食べると身体にたまった熱を冷まし、とうもろこしは胃腸の働きをよくしてくれ、むくみの予防にもおすすめです。

 

『冬瓜と豚肉の生姜炒め』

~材料(2人分)~
・冬瓜・・・100g
・玉ねぎ・・・1/2
・ズッキーニ・・・1/2
・とうもろこし・・・80g
・トマト・・・1/2個
・豚肉・・・150g
・オクラ・・・3本
・生姜すりおろし ・・・10g
・醤油・・・大さじ2
・みりん ・・・大さじ2と1/2
・酒・・・大さじ2
・油  ・・・適量
(飾りにトマトを加えましたが、パプリカ(赤、黄)を加えて炒めても彩りが良くなると思います。)

~作り方~
①下ごしらえ
・冬瓜の皮は薄くむき種をとり、外側に切れ目を入れ、サイコロ状に切る。
(冬瓜は外側と内側の硬さが違うため、ボイルしない場合は、外側に切れ目を入れると硬さが均一になる。)
・トマトをサイコロ状に切る。
・ズッキーニは輪切りで5mm幅に切る。
・玉ねぎは5mm幅に切る。
・豚肉は食べやすい大きさに切る。
・オクラと とうもろこしはボイルし冷ます。
・冷ましたオクラは5等分に切る。

②フライパンを熱し油をひき、豚肉と酒を入れて炒め、火が通ったら一旦お皿に取り出し、生姜、冬瓜、ズッキーニ、玉ねぎを炒める。
③②に豚肉をもどし、醤油、みりんで味付けし、オクラ、とうもろこしを入れ軽く炒める。
④器に盛り付け、最後にトマトを飾る。

~コツ・ポイント~
➣生の冬瓜を使用する場合は、皮にも薬効があるので皮は緑がうっすら残るようにむく。

➣生姜は、胃腸の働きを高め食欲増進効果があり、皮の近くにも有効成分が含まれているので、皮はスプーンで薄くそぎ落とすか、皮ごと使用するのがお勧めです。

生姜も効いていて、トマトの酸味もありご飯がすすむ仕上がりになりました。
また、生姜の代わりにカレー風味にしても良いと思います。

まだまだ暑さは厳しいですが、食材の持つ力を活かし、夏を乗り切りましょう!

 

株式会社マルタマフーズ HP
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