2025.10.17
商社勤務から薬膳と料理の世界へ沼落ち。
国際中医薬膳師を取得後、無類の食いしん坊精神と好奇心からフレンチ、イタリアン、点心、パン、和食、中華、ベトナム、韓国、インドなどあらゆる料理を習得。ユニバーサルな薬膳を目指して日夜邁進中。
「食べることは生きること」食でおいしく、楽しく、体を整えるがモットーの漢方キッチン講師「三栖由佳(みすゆか)です。
朝、夕がだいぶ寒くなって来ましたが、いかがお過ごしですか?
今年の夏は特に厳しかったせいか「秋バテ」を感じています。
そしてなぜか春菊が食べたくて!
春菊はなかなか高価な食材で、ちゅうちょしていたのですが、京都産の比較的手ごろな春菊を発見。
早速購入しました。
春菊が効果をもたらす臓器は「肝」。
そして春菊の苦みは肝熱をさげて、取り去る働きがあります。
あまりのも暑い夏で、ストレスを受け止める臓器である「肝」が失調し「肝の熱」がたまっていたのでしょう。
そんなわけで、体を整える春菊が自然に食べたくなったのです。
体は正直ですよね。
『女性が長生きなのは女性が体のこえを聞きながら食べたいものを作るせい』と言われています。
男性は食べたいものではなくて出された物を食べるから。その違いが寿命の違いになるとか。
ある程度の年齢になると体調もその日その日で違います。
あんまり油っぽい物はやめようとか、少し酸っぱいものが食べたいとか、
もちろん家族の言葉もですが、自分の心の言葉によく耳を傾けながら、特別な食材でなくても、体調に合ったものを日々の食事に取り入れていく事、それが薬膳だと思っています。
今日はそんな私を癒してくれた春菊の一皿をご紹介します。
<春菊と柿の胡桃胡桃和え>

【材料】
春菊 半束
柿 1/6個
すりごま 大さじ2
胡桃 4個
醤油 小1 1/4
砂糖 小1 1/4
【作り方】
春菊は茹でて軽く絞りそこに醤油を小1/2(分量外)くらいかけてさらに絞り3cmくらいに切る。
柿は7mm前後の際の目切りにする。
胡桃をすり鉢ですりごまを入れその他の調味料を入れる。
春菊を胡麻胡桃だれと良く和えたら柿を入れよく混ぜる。