2025.10.28
こんにちは
30年以上薬局現場で患者さんに接し、薬膳・漢方・手つぼ・発酵食などを組み合わせた指導を行う「ハイブリッド薬剤師」。
漢方キッチン講師の岡山真弓です。
先日娘と島根・鳥取の旅に出かけました。
松江は京都・金沢と共に三大お茶どころとしても有名なところ。
京都出身の父と金沢出身の母をもつ私としては訪ねたい場所でもありました。

挽きたての出雲産の抹茶を販売しているお茶屋さんにも寄ることができて、とてもまろやかなお抹茶を買うこともできました。
お茶は、今世界中で流行っていますね。
特に抹茶は、美味しさとその健康効果で、どこでもひっぱりだこ。
緑茶・抹茶は、薬膳でも薬として使われる食材です。
1)体にこもった熱を取り、のぼせや口の渇きを鎮、 ストレスによるほてり、口内炎などに使います。
2) 心火を鎮めて、気分を落ち着けます。 精神を安定させ、集中力を高める効果も。
3)余分な湿や痰を取り、胃腸をすっきり整えます。
【抹茶ならではのポイント】
抹茶は茶葉を丸ごと摂取するため、
テアニン、ポリフェノール(カテキン)、クロロフィル(葉緑素)、ビタミンC・E、ミネラル類を効率よく取り入れられます。
「解毒」「抗酸化」「抗老化」にすぐれています。
涼性の食材なので、冷える方は、温かくして、陳皮や生姜を少量加えると良いでしょう。
乳製品もカラダを冷やすので、抹茶+アーモンドミルク+蜂蜜をホットで飲むの◎
さて、鳥取では今はやりの『新甘泉』という新種の梨を、島根では日本古来の蓬莱種『多岐イチヂク』を購入。


梨や無花果など乾燥しやすい秋は、乾燥を予防する滋陰の食材が実ります。
本当に自然はすばらしいですね。
イチヂクは赤ワインでコンポートにして、保湿と女子力アップに使います。
山陰への女子旅。
日本のいろいろなところに、薬膳のタネがあり、発見がたくさんあります。
そして、それを見つけて楽しむ「心の余裕」を持つこと。
これも大切ですね。