2024.11.29
こんにちは
30年以上薬局現場で患者さんに接し、薬膳・漢方・手つぼ・発酵食などを組み合わせた指導を行う「ハイブリッド薬剤師」。
漢方キッチン講師の岡山真弓です。
皆さん、発酵していますか？
先日第８回の発酵講座【栄養学編】を開催しました。
今までなんとなく発酵食品は健康に良いという認識から一歩進んで、栄養学の観点からも身体にどのように必要なのかを学んでもらえたのではないでしょうか。
生玄米から作るもちもちパンも好評で、手軽で、栄養もしっかり取れる主食として（おやつでもいけそう！）
これからも活躍すると思います。
精進料理の先生である今西先生の考えてくださった料理もカラフルでおいしく、ちょっとしたコース料理みたいねと、みなさま、満足いただけたようです。
講座の後は日本化学会の講演会へ。
『化学と発酵』とちょっとおもしろそうだったので覗いてきました。
乳酸菌豊富なすっぱいお茶で有名な四国の阿波晩茶の話では、作り方は同じなのに場所が違うだけでその地区独特の乳酸菌が活躍するという話は興味深かったですし、人の身体に存在するLアミノ酸ではなく、Dアミノ酸が作られるため、独特なうまみやアルツハイマーにも良いのではないかという研究が進められているというおもしろい話も聞けました。
あの臭い『くさや』の秘密に迫るというお話も、島の人たちはけがをした時はくさや汁で治すというほど天然の抗生剤が含まれているという研究もなされていて、まだまだ発酵の世界は奥が深いなと気持ちも新たに帰ってきました。
次回1月開催の発酵のお話は添加物のお話です。
発酵食品をうまく使うことによって添加物の使う頻度を減らすことができます。
ただ、やみくもに市販のものを恐れるのではなく、ポイントを押さえて負担なくおいしく健康な食生活を送るお手伝いができればと思います。
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