2025.6.12

今日は、薬膳セラピストの酒井康子です。

外界が湿気を帯びてくると、体の内側にも湿気が溜まってきます。
地道に湿気対策をすることが、温暖湿潤気候(亜熱帯気候に近づいてる?)の日本においてはこの時期の養生につながるな、と感じる日々です。

今日は小豆ご飯のご紹介です。

小豆は余分な水分をとり、老廃物を排出。体内の熱を冷まし利尿作用が高くむくみの改善にも。
デトックス食材とあり、皮膚の消炎効果で痒みを伴う発疹や吹き出物の改善にも、一役買います。
体内の血液や水の流れを良くしてくれます。
ポイントは砂糖を使わない状態の小豆を食べること。

【小豆ご飯】 3合分

米        2合
もち米      1合
水と小豆の煮汁  お米の110%~120%
ひきわりハトムギ 大さじ3(水大さじ3)
塩        小さじ1/2
酒        大さじ1

①米ともち米は洗ってザルにあげておく
②小豆はたっぷりの水に浸けて数時間のき、鍋で15分炊く(小豆1袋一度に下準備します。使わなかった煮小豆は小袋に入れて冷凍庫へ)
③水と小豆の煮汁の色の塩梅を皆あら混ぜ、米類の110%~120%の水加減にする
④ひきわりハトムギと水大さじ3、塩と酒を加え、炊飯する

もち米がない場合はうるち米で3合で炊いて下さい。

私は小豆を一定量以上いただくと利尿作用を実感します。
夏の食材には利尿を促すものが多いですが、同時に体も冷やす作用が強いです。

小豆には体を冷やす作用はないので、冷えのある方にも使いやすい食材です。

体はケアをすると必ず反応を返してくれます。
ご自身にあった食材、ぜひ見つけてみて下さいね。