2025.7.2
「人も犬も薬膳でハッピーエイジング!」がモットーの薬剤師、国際中医師、国際中医薬膳師、国際薬膳茶師。美味しいものが大好きな3頭の鼻ぺちゃ犬と暮らしながら「ペット薬膳管理士」としても活躍中。ワンコたちの「元気で長生き」をサポートします。
漢方キッチン講師の佐野芳子です。
薬膳がこのところ話題ですね。
先日参加した学会でも薬膳は「治療ではなく養生において経験を基に系統だてられた学問」として医療関係者にもきちんと認知されていました。
そんな薬膳を簡単に取り入れられる「薬膳茶」も人気ですね。
では、「犬」と「薬膳茶」にはどんな関係があるのでしょう。
人と犬では食べて良いものに違いがあります。犬にとってカフェインは必要ないものです。
カフェインを含む茶葉を使わないお茶(ノンカフェイン)の場合、犬にも大丈夫なものがあるんです。
例えば、うちの長男ゴン太は極度の米アレルギーがあります。
グルテンフリーのおやつは米粉が多く、うっかり口にすると大変なことになります。
そんな彼はイネ科の花粉症が多い今の時期は目ヤニがひどく目が充血して痒いようです。
もう8歳なので補腎の黒豆茶に充血を抑える菊花とクコを入れたお茶をフードと一緒に食べています。
「菊花は苦いから犬は嫌がらない?」とよく聞かれるのですが、クコで甘味もあるせいか嫌がる様子はありません。
「カラダ(今の自分)が欲しているものは美味しく食べられる」という薬膳の基本は犬にも当てはまるのかなと思います。
実際他の子たちは全く興味がないのか「嫌がらないけど欲しがらない」といった様子です。
それ以外ににも、どんなワンちゃんにも取り入れやすい万人向けならぬ、「万犬向け」の食材はといえば。
「麦茶」「ハトムギ茶」「黒豆茶」など

お茶を抽出し、ドライフードを浸して食べさせると適度な水分で食べやすくなり、食材の効果を取り入れながら適度な水分補給の助けにもなっています。
素材としてそのまま犬が直接食べるには胃腸に負担がかかる食材でも、効能・効果は取り入れたいときにはおすすめです。
菊花やクコ、陳皮、生姜(そのまま食べないのでスライス1枚程度は大丈夫)などを目的に応じて加えても良いですね。
漢方キッチンで取り扱う「炒り黒豆」は手軽に黒豆茶にできてとても便利。
原料の産地や生産過程が記されているのも嬉しい情報です。
薬膳といえば料理と思いがちですが、様々な食材の効果を考えて組み合わせ、美味しく飲める薬膳茶は手軽で便利です。
漢方キッチンの「養生ティセラピスト・ベーシック」では、はそんな薬膳茶の基本ルールを知ることもできますよ。
自分の体調を整えるお茶のルールを知ればウチの子に合うお茶も自信を持って作ることができますね。
犬も家族の一員、いつまでも元気でいてもらいたいです。
こちらはおまけ
家族のポートレートです

ワンちゃんにも使える薬膳素材
※国産焙煎黒豆
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※医薬品品質の杭菊花
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