2025.7.3

こんにちは

30年以上薬局現場で患者さんに接し、薬膳・漢方・手つぼ・発酵食などを組み合わせた指導を行う「ハイブリッド薬剤師」。
漢方キッチン講師の岡山真弓です。

先日、いつも行っている岩盤浴のオーナーさんから手のツボのセミナーを開いてほしいといわれ、鍼灸師の先輩と一緒に開催してきました。
日頃岩盤浴に通って健康に気を使っている方々の集まりなのですが、もともと不調を改善したくて通い始めた方がほとんどなので、手を見ると様々なトラブルが見受けられました。

私がお伝えしている手のツボの手技は特別な道具も使わず、セルフケアで肩こりや腰の痛み、膝の痛みを取るという優れもの!

(個人差はありますが)体の痛みだけではなく、目の不調や耳の不調、冷えやおなかの不調など内臓系のトラブルにも大活躍です。

目の不調には目のツボと肝臓のツボを使うところは中医学と同じなので、薬膳をやっている方々には理解しやすい手法だと思います。そこに何を食べたらよいか、どのような生活が良いかの知識が加われば、ちょっとした不調は自分でケアすることができます。

ツボを押してケアするだけではなく、手相から健康状態を診断することもできるのですが、今回肝機能が衰えている方が多いのにちょっと驚きました。聞くと病院から薬をいっぱいもらっている方や、健康のためにとサプリを飲んでいるかたが多いのと、ストレスを抱えている方も多く、肝臓が疲弊しているのだなと納得でした。
薬膳の考え方を知ることは、日々のトラブルから自分を守ることができる大切な武具だなと思います。

5月からは新しいセラピストの講座が始まりました。昨年一年間学び、セラピスト試験を受けられた方々の小論文には、「薬膳を学んでよかった。これからももっと学んで自分だけではなく周りの方の健康をサポートしたい」いう言葉が多く書かれていました。今からスタートされた方も、今まさに色々勉強している方も、学んだことあるがちょっと薬膳から遠のいている方も、薬膳の知識は皆さんの健康な生活には欠かせないものだと思うのでぜひ学びを続けていってください。