2023.7.17
お元気でお過ごしでしょうか?
先日は、薬膳セラピストの人たちで
「夏のオンラインお茶会」を開催しました。
「夏を乗り切るために、どんなことをしていますか?」
というテーマで、みんなでおしゃべりしたのですが
さすが、薬膳の基礎からしっかり学んでいるセラピストさんたち!
◆梅の仕込みはもちろんのこと
◆茄子や瓜の重ね煮
◆ピラティス
◆早朝ウォーキングなど
健康に対する意識がめちゃ高い(^▽^)
しっかり薬膳を活かした
生活を送っていらっしゃることに
感動しました。
何より、こんな不安定な時代にも関わらず、
みなさん、楽しそう、幸せそうで
そんな方たちに囲まれていることに
ありがたいな~と
しみじみ思いました。
さて、漢方キッチンの講師、今西清美先生が
めっちゃ簡単な、精進のお惣菜を
紹介してくれました。
最後までご覧くださいね。
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記者生活の不摂生から「30代で生活習慣病スレスレになった夫」の検査数値が
「食」でV字回復。同僚が病気で倒れる中、薬入らずのカラダをキープ中。
国際中医師。国際中医薬膳師でもある。
漢方キッチン講師の今西清美です
精進料理を始めて30年。
今回は長い付き合いの昆布のお話をしましょう。
精進料理をやっていると、
出汁に動物性のものが使えないので
どうしても昆布、干し椎茸、その他の植物性の出汁で
味を決めなければなりません。
そして、その中心になるのがやっぱり昆布なんですね。
しかも、良い昆布でないと、良い出汁が出ないので
どうしても昆布選びには気を遣います。
良い昆布の見極めは、
やはり、わかりやすいのは値段ですね。
煮ているうちに溶けてしまうようなのは
やっぱりそれなりです…
しっかりした昆布出汁を取るために
いろんな種類の昆布を混ぜたり、
追い鰹ならぬ追い昆布をしたり
試行錯誤の日々です。
時々、鰹節や、煮干しを使える料理が
羨ましくなります。
グルタミン酸とイノシン酸を合わせれば
相乗効果で味がグーンとアップする事は
わかっているのに使えないのですから…
薬膳では昆布の効能は
・鹹味
・寒性
・帰経は肝 脾 胃
・効能は清熱利水 軟堅消腫 止血
★体のしこりをほぐし腫瘍を小さくし
リンパ腫、甲状腺腫、子宮筋腫にも効果的。
また、体の熱を冷まして余分な水分を代謝させ
むくみや高血圧にも有効。
食物繊維も豊富に含んでいるので
便秘、コレステロール値の低下
動脈硬化の予防にもなります。
体の解毒も担う頼もしい食材です。
★栄養学的にも余分な塩分を排出する
アルギン酸を多く含み、
高血圧や動脈硬化に効果的なことが分かっています。
カリウムやマグネシウム、カロテン、ビタミンB1,B2,なども
多く含んでいます。
薬膳の効能を裏付けしていますね。
日本人は長い間、海藻を食べてきたので、
昆布を消化吸収する微生物を体に持っている
世界でも数少ない民族です。
食べない手はないですね。
昆布は出汁をとった後も
しっかり食べます。
いろんな調理方がありますが、
最近私がハマっているのはコチュジャン炒めです。
良かったら、参考にしてみてください。
【出汁がら昆布のコチュジャン炒め】
(材料)
出汁がら昆布 5×5cm2枚分
醤油 小さじ2
酒 小さじ2
コチュジャン 小さじ1/3
白胡麻 適量
ごま油 小さじ1/2
(作り方)
①出汁がらの昆布を細かい千切りにする
②フライパンにごま油をしき、昆布を炒め
そこに醤油、酒、コチュジャンを合わせたものを
加えてなじませる
③器に盛りつけ、すり白胡麻をあしらう
7月のダイエット講座では、
私が長年、いろいろな昆布を使ってきて
値段と美味しさのバランスの取れた
おすすめの昆布を紹介します。
オンライン講座の方には
こちらの昆布をお送りする予定です。
お楽しみに!
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