2025.1.21
こんにちは。
商社勤務から薬膳と料理の世界へ沼落ち。
国際中医薬膳師を取得後、無類の食いしん坊精神と好奇心からフレンチ、イタリアン、点心、パン、和食、中華、ベトナム、韓国、インドなどあらゆる料理を習得。ユニバーサルな薬膳を目指して日夜邁進中。
「食べることは生きること」食でおいしく、楽しく、体を整えるがモットーの漢方キッチン講師「三栖由佳(みすゆか)です。
みなさんは薬膳のどんなところが好きで、どんなところに興味がありますか?
私は西洋医学では病気とされない『不定愁訴』をちゃんと理論で説明できるところです。
子供の頃からずっと生理痛があり、痛みで吐いたり下痢をしたり毎月の生理が恐怖でした。
病院でも病気という扱いはされず、「生理痛があるのはしょうがない」と言われ、鎮痛剤を飲みながら痛い時期をやり過ごす事しか手段を知りませんでした。
30代で、生理でなくてもお腹が痛くなるようになり、色々なドクターや大学病院をぐるぐる回り原因を探しました。わからないまま数年を過ごしやっと出た結論が「子宮内膜症」でした。
そして、そこで薦められたのは「ピル」でした。
ピルを飲むことで痛みから解放され、ある程度生理をコントロールできるので『楽になって良かった』と思っていましたが、ある時「これを閉経まで飲んでいて良いのか。」とはたと思ったのです。
自分の身体のもとの不調を治すこともせず、ただ薬に頼る生き方はおかしいし、生理痛は止まっていたととして、他の臓器の負担になっているかもしれない。
そう思い、飲むのを止めたのでした。
のちに薬膳を勉強し始めて、自分は『オケツ体質』という血行不良が強い体質であることを悟りました。
中医の先生から聞くオケツ体質の特徴が自分に当てはまり過ぎて、ぎょっとした程です。
「もっと早く知っていれば、対応の仕方が違ってたのに。。。。」と思います。
だから、このレターの読者さんには、ぜひ「今」から自分の体質を知って整えることをやってほしいなと思います。
特に女性は、筋肉も少なく血行不良になりやすいです。閉経後はオケツがさらに進みます!
私も薬膳や漢方で、とても体調が良くなりましたが、もともと持っている体質はなかなか変わらない。。。
なんと言っても子供の時からず〜っとですから(;^_^A
でも、今は自分の体質を知って、その対処方法を知っていることは以前との大きな違い。
少しでも解消するしようと無理のない範囲で薬膳を取り入れてます。
今日ご紹介するのは「オケツ対策の薬膳茶」です。
私と同じく血行不良のある方、月経の悩みのある方、閉経を迎えた方におすすめのお茶です。
材料:黒豆、菊花、玫瑰花(マイカイカ)ローズでも代用可、棗、生姜
- 黒豆は血を補いながら血行を改善。さらに余分なお水を出してくれます。
- 菊花は気の巡りをよくしてくれ目のトラブルにも有効です。
- 玫瑰花は気の巡り、血の巡りともに改善します。
- 棗は血を補いながら精神を安定させてくれます
- 生姜は温めながら、末しょう循環を高めます。
どの素材もネットで手に入る食材ばかり。
手元に置いていつでも飲めるようにしてあります
特別な料理にしなくても、お茶でも薬膳はできる!
今日はナッツやドライフルーツを添えて💛
気軽に楽しんで下さい