2023.11.13

マルタマフーズ薬膳セラピストの赤土 知佳です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。
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朝晩と日中との寒暖差が大きく、体調を崩される方もいるのではないでしょうか。

体調管理が難しいこの季節にピッタリな薬膳スイーツ『胃腸の働きを整える 食物繊維たっぷり 林檎入りスイートポテト』を紹介します。

薬膳では季節ごとに起きる体調の変化に合わせて食材を選びます。
寒暖差で風邪をひきやすいこの時期には、胃腸を整え免疫力を高めましょう。

消化吸収を司る胃腸などを含む脾は、風邪などの外敵が体に侵入するのを防ぐ、衛気のバリアのもとになる気を作るとされています。そのため胃腸を整え、風邪予防をしましょう。
また、秋から冬はエネルギーを溜める時期でもあります。「根菜」や「木の実」をとりましょう。

今回は次の食材を使用します!

★胃腸の働きを促して、便秘やむくみを解消し、疲労回復にも効果的な「さつまいも」
★血行を促進して体を温める作用があり、冷え症の改善にもおすすめの「南瓜」
★胃腸の働きを高めて消化を促し疲労を回復させ、食物繊維が多く便秘の改善にも有効な「林檎」
これらの食材は胃腸を整えて気を補うため、一緒に摂ることでより疲労回復効果が期待されます。

<胃腸の働きを整える 食物繊維たっぷり 林檎入りスイートポテト>


~材料(約10個分)~
・さつまいも …350g
・南瓜 …300g
・林檎 …1個
・バター …20g
・砂糖 …10~20g(食材の甘みで調節)

~作り方~
①さつまいも、南瓜を火が通りやすい大きさに切り、耐熱容器に入れて、電子レンジで600w 5分加熱する。潰せる硬さになるまで加熱する。(加熱時間は硬さをみて調節する。)
電子レンジ以外にも鍋で茹でるか、蒸し器で蒸すなどでも可。
②林檎は少し厚めの銀杏切りにし塩水に浸ける。トースターを予熱する。
③①のさつまいも、南瓜を熱いうちに潰し、バター、砂糖を入れ混ぜる。
④②の林檎の水気をふきとって、③と合わせる。
⑤カップに入れトースターで5分焼く。焼き色を見ながら焼く時間を調節する。
⑥焼き上がったら皿にのせ、生クリームを添える。

~コツ・ポイント~
さつまいもは焼き芋を代用すると、甘みもあるので砂糖の量を減らしても美味しくできます。林檎も甘かったので砂糖を減らして作りました。

食材の甘みや季節感を感じる一品になりました。
これから寒さが厳しくなっていきますが、身体の中から温めつつ、胃腸の働きを整え、冬を迎えましょう。

株式会社マルタマフーズ HP
https://www.marutama-net.co.jp/