2024.1.22

マルタマフーズ薬膳セラピストの矢野 貴義です。
株式会社マルタマフーズは、病院や高齢者施設でフードサービスの提供をしており、阪口珠未先生の監修のもと、薬膳メニューの作成・提供を行っています。
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冷え性の方にはつらい冬がやって来ました。
私も寒いのは苦手ですが、薬膳の力を借りて乗り越えていきましょう!

薬膳の考え方では、食材を五つの性質に分類します。
寒性:カラダを強く冷やす食材
涼性:カラダを軽く冷やす食材
温性:カラダを軽く温める食材
熱性:カラダを強く温める食材
平性:カラダを温めすぎず、冷やしすぎない中立な食材
冷え体質の方は温性、熱性の食材を摂ることで、カラダを冷やさず過ごすことができます。(例:生姜、にんにく、ねぎ、にら、羊肉、鶏肉、サバ、鮭、えび、くるみなど)

その中でも生姜は乾姜(生姜を蒸して乾燥させたもの)にすることによってカラダを温める効果を強くします。

薬膳のセミナーで乾姜の作り方を学びましたので、冬には乾姜を使った料理を実践しています。冬には手先が冷えて仕事に集中できないことがありましたが改善されました。


スライスした生姜を蒸します


天日干しにしたもの

普段飲むお茶に一かけら入れれば、薬膳茶のできあがりです。
私は普段コーヒーを飲むのですが、コーヒーはカラダを冷やすので冬は控えめにします。
どうしてもコーヒーが飲みたい時は、体を温めるために乾姜を入れています。

また、今回は乾姜を使ったスープを紹介します。

ぽかぽか実感!乾姜入り中華スープ


~材料(2人前)~
・乾姜…スライス2枚
・中華スープの素…小さじ2
・絹ごし豆腐…130g(1/2丁程度)
・えのき…50g
・青ねぎ…1本
・片栗粉…小さじ2
・卵…1個
・塩…ひとつまみ

~作り方~
・鍋に水(300ml)を入れて、乾姜を入れて戻しておきます
・えのきは石附を取り、2等分にします
・青ねぎは小口切りにします
・絹ごし豆腐は一口サイズに切ります
・鍋を火にかけ、中華スープの素を入れます
・えのき、絹ごし豆腐を加え、1分程火を通します
・水溶き片栗粉を加え、とろみをつけます
・卵を溶いてかき混ぜながら加え、塩を入れて味を調整します
・青ねぎをちらして、できあがりです

私の実感としては生姜を乾姜にすることで、温める効果が持続してくれるので、とても助かっています。また比較的保存が効くので、大き目の生姜を購入して作り置きしています。
冷え性の方は是非一度試してみてください。

株式会社マルタマフーズ HP
https://www.marutama-net.co.jp/