2025.11.19
記者生活の不摂生から「30代で生活習慣病を患った夫」の
検査数値が「食」でV字回復。
同僚が病気で倒れるなか、薬いらずのカラダをキープ中。
漢方キッチン講師の今西清美です。
韓国旅行で、「汗蒸幕(ハンジュンマク)」というよもぎ蒸しを試したという方は多いのではないでしょうか?
今西は韓国の旅で、よもぎのヘソ灸という珍しい体験をしました。
まず、全員、下着も含めて着ているものを全部脱いでお仕着せの服に着替えさせられます。
マグロのように横たわったお腹の上によもぎのお灸を炊くのです。
装置は2段になっていて、上にゴルフボールくらいのお灸を置き、下の段で火を炊いています。
みるみる人数分の煙がモクモク。
部屋の中はモヤがかかったようになり、息苦しくなるほど。なるほど、服も全て燻されてしまうということですね。
しばらくして、他の部屋に移動。今度はまだ、燻っているよもぎ灸を丸く穴の開いた椅子の下に置き、その上に腰掛けます。
蒸したよもぎの蒸気で下半身を温めるものを経験しました。

こうして、ずーっとよもぎにまみれて、下半身どころか、体全体が
ポカポカして、よもぎの力を体感した一日でした。
よもぎは漢方では艾葉(ガイヨウ)と言われ、
主に女性の下半身の病に効果があるといわれています。
性味は苦辛温
帰経は肝脾腎
効能は散寒除湿、止痛、温経止血
古くから婦人科の要薬とされています。
漢方薬として、服用もするし、また、外用として湿疹を抑える効能もあります。
お灸のもぐさは葉の裏の毛を集めたものです。
気が遠くなるような、細かい作業ですね。

日本では「もちぐさ」とも呼ばれ、草餅の原材料として食べるのが主な使われ方ですがそれだけだとちょっと、もったいないですね。
若葉を天ぷらや湯がいて胡麻和えにもできます。とても効能があるので、いろいろな使い方が広がると良いと思います。
今回はよもぎのお茶を紹介します。
今年は長かった夏から秋を飛び越えて一挙に冬へ。
体が急な寒さに耐えられなくなってしまい、体調を崩した方も多いようです。
そんな時に市販のよもぎ茶を使って、体を温めてみてください。
【よもぎとなつめのお茶】

(材料)
作りやすい量
よもぎ茶(市販のもの) 1袋(3g)
大なつめ 1個
みかんフレーク 1g
(作り方)
① なつめは種を除いて輪切りにする
② 急須にすべての材料を入れて沸騰した湯を400ml注ぐ
③ 5分置いてから飲む
④ 湯がなくなったら、新たに湯を注ぎ、4~5杯飲むことができる
※よもぎと陳皮のダブルで体を温め、なつめの甘さで心も落ち着きます。
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