2025.4.1

記者生活の不摂生から「30代で生活習慣病スレスレになった夫」の検査数値が
「食」でV字回復。同僚が病気で倒れる中、薬入らずのカラダをキープ中。
国際中医師。国際中医薬膳師でもある。

漢方キッチン講師の今西清美です

もうすぐ新しい年度が始まりますね。

昔、よく姑が「1月行く、2月逃げる、3月去る」と言っていました。まったくその通りと思う今日この頃・・・

三寒四温の気候が続くなかで、確実に季節は、そして体の中も春に向かって変わりつつあります。

しかし、先日、珠未先生監修の「厳冬の日本海・地域の食文化の旅」に参加して、自分の認識の甘さを思い知らされました。

「冬は大好き!青い空、まぶしい太陽が照る日も多くて、湿気も少ないから」と豪語していた私・・・それは太平洋側に住んでいるからだったんですね・・・

荒れ狂う海、降りしきる雪、雪かきから始まる一日の生活。
こんな状況が4月以降も続く現実。
新潟は「日本で最も離婚率が低い県」として有名です。厳しい気候にさらされていると、日常生活でも辛抱強くなるのかもしれません。

新潟出身の友人の話では、天候のせいで、明日は家を出られないかもしれないということもしばしばあるので、そういう時のために備蓄をしがちだったり、用心深くなるかもということでした。

日本もいろいろ。
山を越えると気候もガラッと変わり、文化も異なり、当然、人の考え方にも影響をあたえることでしょう。

そこで生活している人々に思いが至らず、のんきに今まで生きていたことを恥ずかしく思いました。

その厳しい自然の中から生まれた、かの有名な「村上の塩引き鮭」
北限の茶の栽培
(それまで私は新潟でお茶を栽培していることも知りませんでした!)
いただいたお茶は実に美味しかったです。

独特の食文化は薬膳の考え方とも重なるところがあります。
そんな伝統の食文化を脈々と受け継ぎ、伝えている日本海側の人たちに敬意を感じました。

このように冬が厳しい分、春の到来の喜びは、ひときわでしょう。

時期は違っても、みなさんの「体の中の春を迎える準備」がじわじわと進んでいることと思います。
今回は春の野菜を盛り込んださっぱりとした澄まし汁をご紹介します。
入学式など、お祝い事も多いこの季節、お汁で春の到来を感じてください。

 

春野菜の澄まし汁

(材料)2人分

春にんじん・・・・・・・・・20g

筍(茹でたもの)・・・・・・・30g

芹・・・・・・・・・・・・・20g

グリーンピース・・・・・・・10g

葛粉・・・・・・・・・・・・5g

薄口醤油・・・・・・・・・・小さじ1

塩・・・・・・・・・・・・・小さじ1/3

昆布・・・・・・・・・・・・5cm角1枚

 

(作り方)

  • 昆布で400mlの出汁をとっておく
  • にんじん、筍は細切り、芹は3cmの長さに切り、グリーンピースは鞘から出しておく
  • 鍋に出汁を注ぎ、にんじんを茹で、1~2分したら、筍、グリーンピースを加え、薄口醤油、塩を加えたら、最後に芹を加える
  • 葛粉を小さじ1の水で溶き、③に加え、軽くとろみをつける

※葛粉がなければ片栗粉でも代用可