2025.4.22

漢方キッチン講師の今西清美です。

四月の初め、用事があって都内をウロウロして、ふと、周囲に目をやると、多くの外国人観光客にまぎれて、黒のスーツを着た、というか、着慣れていない集団が多くいるのに気が付きました。

そう、新入社員の人たちでした。

「ああ。そうか!今日から社会人なんだ。がんばれ!!」と心の中でエールを送りました。

また、近所の大学の前を通りかかると、ちょうど入学式で新入生が親と記念写真を撮っているのを見かけ、微笑ましい気持ちになりました。

四月はフレッシュマンの月なんですね!なにか、こちらも新鮮さを分けてもらえるような初々しい気分になりました。

新入社員も大学生も親元を離れる人も多いんだろうなあ。新生活に希望と期待を抱いて進んでいくんだろうなあ。
うらやましい。
もちろん、困難も多くあるだろうけど、若さという力業で乗り越えて行ってほしい・・・

でも、目の前の事を消化するのに精いっぱいで、食事のことなど後回しになってしまうことも多いのではないかしら?三食コンビニになってしまうのではないかしら?大丈夫かしら?と、
つい、母親目線になって心配してしまう自分がいました。

自分自身を振り返っても、当時は食事の事まで気が回らなかったのが実情でした。でも大きな病気もせずに過ごせていたのは実家から大学に通い、職場に通っていたから。
と今更ながらに気が付きました。遅すぎますよね。

ひとり暮らしに備えて、自分で食事を作れる訓練をしてから親元を離れる学生や社会人は少ないかと思います。
どんな食事が体にいいのかを分からないまま、ひとり暮らしをスタートさせて、

外食や中食に頼って体を壊してしまう人も多いのではないでしょうか?

よく新生活に慣れた五月頃に気分がふさぎ込む「五月病」というのがあると聞きますが、それはうまく新生活に適応できない結果、体が悲鳴をあげた状態だと思います。

いわゆるストレスです。

薬膳ではストレスは「肝」という臓器が大きく関連していると考えます。
「肝」の働きがスムーズにいかないと「脾」という臓器を攻撃するようになります。
「脾」は消化に関する臓器全般を表すので、「脾」の働きがうまくいかなくなると、きちんと食べ物を消化できなくなり、体に栄養を摂り込むことができなくなります。

そうすると精神にも悪い影響が出てきて、攻撃的になったり、逆に気分がふさぎこんだりするようになります。

今回はそんな状態に陥らないために、肝の機能を正常化させ、脾に優しく消化の良いお粥を提案します。

お粥は炊飯器のお粥モードで炊くことができますが、それすらもしんどい時にはレトルトの白粥などを使ってもいいでしょう。

 

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