2011.10.14
私は関西出身なので、料理にこぶを使うことが多いです。 料理講習で「とろろこぶ」を使うと、
「はじめて使います。」という方もいらっしゃったりするので、関東と関西の食文化の違いを感じたりします。
とろろこぶは家では、必需品。無くなると夫の母が、送ってくれるので、常にストックが3、4袋ある状態。
特にいそがしい時には、活躍します。
とろろこぶに鰹節を加えて、熱湯を注ぎ、薄口しょうゆを入れて、「即席のお吸い物」
塩をしたお魚の切り身をとろろこぶで巻いて、酒を振ってアルミ箔に包んで、グリルで蒸し焼きにしたり。
でも一番多いのはおにぎり。
ご飯をおむすびにして、とろろこぶで巻きます。すぐでもおいしいけれど、時間がたってしっとりしたのもいい。
海苔のお結びみたいにパリッとしてないけど、そのおぼろげ~な、たよりな~いところが好きです。
昨日の夕食、
「なにが食べたい?」と娘に聞くと
「とろろこぶのおにぎり!」
「そんなんでいいの?」
「うん、いっぱいつけて。」
今日の夕食のメインデュッシュはこれになりました。
手抜きしすぎかしら???
結局、おにぎりを食べた後、残ったとろろこぶをそのまま食べて、一袋完食です。
でも、とろろこぶって、薬膳的ファーストフードって思うのです。
最近の方の食事記録をとらせてもらうと、海藻がほとんど出てこないのにびっくりすることがあります。
海藻は、ミネラルも豊富、デトックス効果、利尿効果も高い食材です。
外食が多い、ストレスフル、肩こり、便秘の多い現代人にはぴったりの食材なのです。
昆布は戻したり、煮たりと手間がかかるけど、とろろこぶなら、「あっ」という間に料理ができちゃう。
ぜひぜひ、日々の食事に活かしていただきたいなぁと思います。