2017.7.20
甘味と酸味が決めて!「銀耳蓮子湯(リャンズーインユータン)風 夏の甘酸っぱいデザート」
みなさま、こんにちは!薬膳セラピスト1期生の柳本(入江)綾子です。
メールマガジン「楽膳クラブ通信」の担当をさせていただいております。
暦の上では小暑・・・まだまだこれからが夏本番の序盤戦ですが、
梅雨はどこへいったのやら?猛暑と言ってもいい暑さです。
漢方キッチンにご縁のあるみなさまのご体調はいかがでしょうか?
7月12日から16日ごろまでは、七十二候では「蓮始開(はすはじめてひらく」と呼ばれる時期です。
江戸時代では早朝に蓮の花が開くさまを「蓮見舟」をだして鑑賞していたそうです。
仏の台座とも呼ばれる蓮の花がゆっくり開く光景は極楽浄土のような美しさだったことでしょう。
さて、「蓮」は葉も実も茎も根も漢方薬として重宝されてきました。
特に「蓮の実」やその芯は、身体と心を緩ませて精神を安定させる作用があるといわれます。
性質は『甘味』・・・筋肉や精神の緊張をゆるめて痛みを和らげます。脾胃の働きをたすけて疲労を回復します。
そして『渋味』・・・体内から余分な水分が出てしまうのを抑えます。
今回は蓮の実の「甘味」にレモンなどの「酸味」を加えて、消耗しない強い体をつくるデザートを作りました。
夏バテも吹っ飛ぶような、甘くてパワフルな薬膳デザートのレシピをご紹介いたします!
ご覧くださいね。
「銀耳蓮子湯(リャンズーインユータン)風 夏の甘酸っぱいデザート」
(材料)
蓮の実 30グラム
白きくらげ 20g
クコの実 10g
ナツメ 15g
レーズン 10g
★水 300ml
★白ワイン 大さじ1.5
★砂糖(氷砂糖か甜菜糖) 大さじ1
★はちみつ 大さじ2
レモン 4分の1個
《下ごしらえ》
1:蓮の実を洗い、保温水筒に入れて300~400mlほどお湯を入れて一晩おく。
2:調理の前に一度茹でこぼしをする。
《作り方》
1:白きくらげはよく洗い、30分ほど水でもどす。根もとの固い黄色い部分を切り落とす。
2:なつめはきざむんで少量の水で戻す。(実に切り込みを入れるだけでもOK!
3:クコの実はお湯で軽く洗い、少量の水で戻す。
4:★の調味料をすべてお鍋に入れて、砂糖がとけたら蓮の実、白きくらげ、なつめ、クコの実を入れる
。
5:弱火で30分煮る(水が減ってきたら足す)
6:火を落とす直前にレモン汁を入れる
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冷蔵庫で冷やして召し上がってください。
甘みと酸味で夏バテも吹き飛びます!_
血を作るレーズン、なつめやクコの実も入っていますので貧血予防にも!
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