大宮にて薪能

2019.5.31

大宮氷川神社で、薪能がありました。

早々とチケットを予約して、楽しみにしてた今日。

お天気も快晴で薪能日和?

暑い日だったのにも関わらず、着物で来られている方が多くてびっくり。
ティシャツとジーパンで行っちゃった~😱

夜9時半ごろの終演だから、お弁当も売っていて

ピクニック気分で観能しました。

 

能が始まる前には、大宮氷川神社の神主さんたちが社から歩いて舞台まで来られます。

能に先立って、お祓い、雅楽の演奏、そして、舞台のお清めがあり、

能は神に奉納する劇であったことを実感します。

能では、あの世や夢の中など異世界のものたちが必ず登場します。

風で木立がざわざわと音を立て、それが役者の言葉に折り重ると

まるで目に見えない存在が本当にいるかのように感じます。

 

大好きな能楽師の安田登さんが著書の中で

「能はストーリーを一生懸命に追って理解する必要はなくて、感じるだけでいいんですよ。」と書いていらっしゃいました。

話がおもしろいとか、ワクワクする、とかじゃなくて

ぼ~っと感じるだけなのに、気持ちがスーッと透明になっていくようです。

敦盛(あつもり)、鉄輪(かなわ)など、ポピュラーな舞台。

そしてのその間には、狂言がはさまっています。

今回は人間国宝、野村万作さんの舞台を見ることができました。

御年88歳、ずっと中腰、片足で舞踊していらっしゃる。すごい体幹です!

こんな間近で見ることができて、幸せ❤️

科学的にも、人間の体は、何歳になっても使えばその機能が(筋肉でも、知覚でも)充実することが実証されています。

比べるのもおこがましいけど、こんな風に緊張感を持って仕事を続けていきたいですね。

みなさま、薬膳はそのサポートができます。

もちろん、能に来ていた方みたいにおしゃれをしたり

楽しく食べたりも大事ですよね。

幸せを思える時間を今日も持つことができて、ありがたいです😃