2016.10.12
クコの抗酸化力、免疫力をあげるパワーは相当なものです!!
中国は核保有国。漢方薬で、放射線を防ぐ効果がどの程度あるか、という研究などもされているのです!
中国の軍関連の出版社から出版された研究書の、「クコ」について書かれた部分を翻訳しました。 (転載・転用される場合は、お知らせください)
◆クコの実の放射線を防ぐ効果についての実験
「枸杞の放射線による損傷を防ぐ作用についての実験」
1.吉林大学公共衛生学院衛生部放射生物学重点実験室
2.吉林大学中日聯誼医院放療科
于雷,王剑锋,刘丽波,鞠桂芝
【方法】 寧夏産のクコを10倍の水に浸して、すりつぶし、ろ過し、10.0 g/Lの溶液を作る。
体重1具gあたり、0.01 mlの換算でネズミに経口投与する。 1日に1回投与後、全身に2.0 Gy放射線の照射を1回行う。
7日間継続して実験を行う。
【結果】 クコの経口投与により、放射線による白血球の減少と、骨髄の小核率(染色体異常を表す)が顕著に低くなる。 骨髓细胞の増殖を活性化させる働きがある。
【考察】 放射線の照射によって、体内に大量のフリーラジカルを産み、脂質の過酸化が進む。 クコは、組織の抗酸化力を高め、放射線によって生まれる組織内のフリーラジカルを除くと考えられる
「フリーラジカル」をのぞく、つまり、体の酸化を防ぐ力が相当あるということです。
クコには、クコ多糖類(LBP)が存在し、非常に免疫細胞の賦活作用があるということで、研究が進んでいます。
私の薬膳料理教室でも、継続して食べることで、効果を実感している方が、かなりいます。
「肌にうるおいが出た」
「爪がわれにくくなった」
「白内障の進行がとまった」
「生理の周期が整った」
などなど。。。。
クコは、薬膳では「補腎(ほじん)」といわれる薬効があります。体の老化を防ぎ、アンチエイジング効果の高い食材です、 目の酸化を防ぎ、白内障などにも効果があります。 特に網膜の中心である黄斑の老化によっておこる「黄斑変成症」などには、効果があることが報告されています。
漢方といっても、食べ過ぎると副作用があるものがあります。 クコの実は、長期に食べても副作用がほとんどなく、子供から年配の方まで、食べることができるのが、いいところです。
ぜひ、お試しください。
漢方キッチンでは、クコ多糖類(LBP)の含有が高いといわれる「寧夏産のクコ」を販売しています。⇒『薬店 漢方キッチン』
クコを使ったレシピ
①⇒クコと甘酒のスイーツ クコを使ったレシピ
②⇒ホットケーキミックスでつくるクコのケーキ