2008.10.3
娘を保育ママさんのおうちまで迎えにいく5時半。いつものとおりベビーカーを転がしながら、地下鉄にのって、駅をおり、エレベーターにのりました。最近できたばかりの15人ぐらい乗れる大箱のエレベータは満員です。改札階について、エレベーターの扉があくと、家路を急ぐ人たちが、早足で降りてきます。
一番奥にいた私は、扉が閉じないように「開」ボタンをおさなくちゃと思い、入り口付近のボタンに手を伸ばしました。すると小さな頭に触れました。
小学校1年生か2年生ぐらいのちっちゃな女の子でした。
一番先頭にいるその女の子は、他の人たちが降りていく間、「開」ボタンを押し続けていました。
私と目が合うと、「どうぞ」というような素振りをします。「ありがとう。」と言うと、ペコリとお辞儀をしました。
あわただしい夕方のラッシュの駅で、「家に早く帰って、ご飯作って、娘をお風呂入れて・・・、やりのこした仕事をかたづけて・・・。」と、せわしなく頭を巡らせていた私は、ちょっと恥ずかしくなりました。
なんだか、いつも急いでたり、時間に追われてたり。人に譲ったり、待ったりすることをしてないかもなぁ。
少女が改札を抜けるのを目で追いながら、しばし、足を止めて深呼吸。ニコッと笑ってみました。
保育ママさんのおうちまでもう少しです。
今日は、ゆったり母ちゃんモードで迎えに行こう。